いよいよ押し詰まってきました。

 12月19日(月)と22日(水)の夕方は池袋の立教大学へ。さすが都会のミッションスクールには素敵な大ツリー。観光名所にもなっているようです。

 月曜は佐野淳也先生主宰のディープエコロジー研究会、講師は早稲田大学の友成真一先生。テーマはご著書にもある『問題は「タコつぼ」ではなく「タコ」だった!? 』、参加者の方からも発言が相次ぎ刺激的な「白熱教室」でした。でも、それ以来モヤモヤが高まっています。幸せはミクロ(地域)にしかあり得ないのでしょうか。
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表面的な数字に惑わされないように

先週の土曜日は、山梨県上野原市の西原を訪ねてきました。8月21日の記事にも書いた「さいはら秋そばプロジェクト」の今年最後のイベントです。収穫し軒先に干してあった蕎麦を木槌で叩き、「とうみ」を使って選別作業。いつもながら、地元の「NPOさいはら」の皆さんにお世話になりました (拙ブログでも紹介しています)。

典型的な中山間地域で農地も少なく、過疎と高齢化が進むこの地域に、東京や横浜の若い男女が約10人ほど、何かを求めて集まりました。私のような中高年は少数派です。彼がさいはらを訪ねる目的は何なのでしょうか。逆にいえば、彼らを引き付けるさいはらの魅力とは何なのでしょうか。… 続きを読む

「農」とのつながり

 11日(土)の穏やかな休日、紅葉シーズンも過ぎて車も人も少ない奥多摩を抜けて、山梨県上野原市西原(さいはら)に向かいました。奥多摩湖は冬の陽を反射して輝いていました。
 この日は、「さいはら秋そばプロジェクト」の今年最後のイベントです。
 これは、池袋にあるNPO法人「ECOM」の企画から始まった有志によるプロジェクトです(
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表参道の「みずあかり」

 今年も、恒例の表参道のイルミネーションが始まりました。すごい人出です。

 そして今年は、その一画(というか中心部に)熊本の「みずあかり」が出展されています。
 「みずあかり」とは、熊本城近くの坪井川周辺を舞台に、孟宗竹と和ろうそくを使った様々なオブジェによるイベントで、2004年から開催されています。
 私も熊本在住中に観に行きましたが、竹のオブジェの明かりは幻想的で、様々な心の内面が映し出されるようです。
 坪井川にかかる橋の上で、若い女性が他人の子どもをよく見えるように抱き上げ、赤ちゃんをおぶったお母さんに感謝されていたシーンを思い出しました。水面に揺れる明かりは、私たちの心の中にある優しい気持ちを思い起こさせてくれるようです。
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新潟と歌舞伎町から

 12月3日(金)の朝、関東地方はものすごい豪雨、上がったと思うと午後には気温が急上昇と変な天気です。翌土曜日は雨も上がっており、上越新幹線は定刻通り新潟へ。ところが強風の影響で、新潟地方の在来線のほとんどが運休とのこと。新幹線の有難さは、その地方に住んでみないと分からないのかもしれません。あたかもこの日、東北新幹線は青森まで開業。

 県立新潟女子短期大学での特別講義に招かれました。この大学は、行政や他の大学と連携して、新潟市内の全保育園・幼稚園を対象にアンケートを実施するなど、地産地消に熱心に取り組んでおられます。その成果の一つとして、「みんなで育てよう!新潟の食」というパンフレットも作成されています。表紙のイラストは、地元食材を中心にした小学校の給食の献立です。

 さて、強風による交通機関の混乱にも関わらず、学生さん達は予定の10時にほぼ揃いました。前半はパワーポイントを使っての説明、後半はワークショップの予定が、説明がもたもたと長くなりWSの時間が足らなくなりました。先週から風邪気味、しかも前夜は職場の忘年会・・・というのは、もちろん言い訳にはなりません。

 短時間になってしまいましたが、2人一組で「私の晩ご飯」の献立作りと、フード・マイレージと輸送に伴うCO2を計測してもらい、発表と意見交換を行いました。
 そして、最後の一人の学生さんから、考えさせられる意見を頂きました。その発言とは、「私は山形出身で、いつも実家から野菜や果物を送ってもらっています。でもフード・マイレージを考えて、これからはなるべく地元のものを食べようと思います」というものです。少々慌てて、以下のような内容のことを答えました。… 続きを読む