身近にある農

 10月23日(日)は、前日の強い雨も上がり、午後からは日射しも。気温も上がりました。
 自宅近くのCHG(Cat’s Head Garden、猫の額ほどの一区画だけの市民農園)では、落花生が収穫を待っています。
 peanuts_convert_20111024221427.png
 落花生はその名の通り、花が終わった後から茎のようなもの(子房柄)が伸びてきて地面に潜り、その先に実をつけます。その子房柄を引っ張ると、黒い土の中から白い鞘が。昨日の大雨で泥落としが大変そうなので、収穫作業は延期。
 ちなみに傍らでは、「福島ひまわり里親プロジェクト」で植えたひまわりが、気温が低い中でも大きく育っています。あまりにも遅い種まきでしたが、何とか花まで付けてくれないかと楽しみにしています(さすがに無理かな)。
IMG_1785_convert_20111024222231.jpg
 近くには、やや盛りは過ぎつつありますがコスモスの花が満開。
 コスモスは「秋桜」と書きますが、職場近くの日比谷公園には、何と本物の桜の花が咲いています。これを単純に温暖化の現象と片付けることはできないのでしょうが、国内だけではなくタイでも大規模水害がおこる等、世界的に気候変動が激しくなっているのは事実のようです。
sakura_convert_20111024222727.png
 ところで日比谷公園では、10月22日から30日までの間、毎年恒例のガーデニングショーが開催されています。
 
 今年は、被災地への応援メッセージが添えられたコキア(ホウキ草)約400株も展示されています。このコキア自体、被災した茨城県の国営ひたち海浜公園から運ばれたものとのこと。
kokia_convert_20111024223330.png
 また、2~4メートル四方以内でのガーデニングを競うコンテストでは、今年は菜園を取り入れたものが目立ちました。にんじんやレタス、ルッコラ等の畑やコンテナが、お洒落に配置されています。
garden_convert_20111024225641.png
 身近なところで自分の食べものを作る。都会でも小さな庭でも、ささやかでも、自分が食べるものを自分の手を使って作ることは、農の営みの楽しさと厳しさ、食べものの有り難みを感じる「よすが」となります。
 いざという時の備えという安心感にも繋がります。
 それだけではなく、ロシアの菜園つき住居「ダーチャ」キューバの都市農業は、食料供給面でも大きな役割を果たしているとのこと。
 電気やエネルギーは、実際、自給することは困難ですが、食べものは自分でできることがたくさんあります。
 日本でも、大都市を含む身近なところでの食べものづくりの取組が、少しずつ拡がっていくことが期待されます。