八十八卵、収穫祭、そして冬の日のひまわり

 今週の農林水産省「消費者の部屋」特別展示は「熊本県のこだわり(飼料用米給与)畜産物!~『えこめ牛』・『八十八卵』の取り組み~」。11月18日(金)までの10~17時(ただし最終日は13時まで)の間、開催中です。
 
 八十八卵(やそはちたまご)とは、熊本県宇城市の那須ファームさんが、米農家、生協、大学等と連携して栽培した飼料米を給与して育てた卵です。今日は、かねて面識を頂いている那須修一社長さんも見えられていました。
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 飼料用米の活用は、自給率の向上と水田の有効利用のみならず、フード・マイレージ削減を通じた地球環境への負荷(輸送に伴う二酸化炭素排出量)の低減にもつながります。このような取組が地域でさらに拡がっていくことが期待されます。
 ちなみにこの日は、熊本県の公式キャラクターにして全国ゆるキャラNo.1、くまモンも登場。すごい人気、意外と軽快な動きに驚きです。
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 さかのぼって12、13日の土日は地元の産業まつり。山車と神輿、ステージなどで盛り上がり、すごい人出でした。
 地元の飲食店のほか、被災地・東北からも多くの出店がありました。
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 毎年恒例の野菜の宝船は今年も素晴らしいもので、その前には記念写真を撮る親子等が引きも切らず。また、市内の生産者による野菜や芋の展示とコンテストにも多くの人出、夕方には即売会が行われたとのこと。
 この時期、近隣の市でも同様の祭りが開催されていますが、いずれの地域でも宝船や地元農産物の展示・即売は人気の的です。東京でも、地元の農業はしっかりと根付いています。
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 ちなみに昼は、「きくや」さんの肉汁うどん。
 ここは典型的な多摩地方のうどんで、麺自体に濃厚な味と香りがあります。麺の量で普通から5Lまで。今日は4Lミックス(肉汁、海苔と天ぷら乗せ)。
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 ところで、猫の額ほどのCHG(CAT’s HEAD GARDEN、市民農園の1区画)は、すっかり秋冬野菜の風情。いつの間にか白菜やキャベツが膨らみ、人参は収穫が始まっています。
 その脇には「福島ひまわり里親プロジェクト」で植えたひまわり。立冬も過ぎましたが、比較的暖かい日が続いているせいか、つぼみが大きく膨らんできました。
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 種蒔きの時期が余りに遅く、育つかどうか、かわいそうにも思ったのですが、どっこい、大きなつぼみをつけてくれています。
 冬の寒風に負けず、何とか花を咲かせてくれないかと心待ちにしています。
 被災地は、さらに寒い季節を迎えつつあります。