ふるさと、小平 「ダ」!

 日比谷公園では、11月23日(水)まで恒例の菊花展が開催中。石蕗(つわぶき)の花が満開です。鶴の噴水周りでは紅葉も。
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 20日(日)は、前日の台風並みの風雨が嘘のような暖かい一日。
 東京都小平市にある嘉悦大学では、映画「ふるさとがえり」の上映会が開催されました。
 上映会の主催者は「ジャーナリスト楽校 in こだいら」。
 昨年、小平の知名度を上げることと、ふるさと・小平の魅力を再認識することを狙いに設立され、情報発信力強化のために様々な活動をされているグループとのこと。上映前には副理事長(小平市職員)の方の挨拶があり、市民、学生、NPO、行政職員等が協働して取り組んでいるところが素晴らしいと思いました。
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 作品の方は、映画の助監督を辞めて帰郷(岐阜県恵那市)した主人公が、再会した幼馴染や地域の人たちと関わる中で、「自分にとってふるさととは何か」を考えていくという内容。「どこで生きるかではなく、誰と生きるか、何を愛するか」が大事という、鶴光師匠演じるお坊様の言葉が印象に残りました。
 ちなみにストーリーは終了間際に「どんでん返し」も。多くの人に観てもらいたい映画です。
 帰途、自転車道脇にある「小平ふるさと村」に立ち寄りました。
 昔の農家や郵便局の建物を保存し無料で公開している公園で、ちょうど「麦まき日待ち秋のまつり」が開かれていました。水車で挽いて手打した名物の糧(かて)うどんの試食も。
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 小平のふるさとづくりに敬意を表し、名産のブルーベリー等を使ったお菓子を求めて後にしました。
 自宅近くの畑に寄ってみると、冬の向日葵はさらに草丈が伸びているものの蕾は堅いまま。
 その隣のキャベツや白菜は収穫期を迎えつつあります。綺麗な紫色の葉を繁らせているのは、近所のホームセンターで買った時の表記に従うと「ハンダマ(金時草、水前寺菜)」。
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沖縄原産のハンダマが熊本に移入されて水前寺菜と名前を変え、さらに石川県では金時草(きんじそう)と呼ばれています。東京では沖縄野菜の印象が強いのでしょうか。何茎か手折って持ち帰りました。
 自宅の台所には、泥を落として笊に上げた亀戸大根。その白さが目に痛い程です。水前寺菜と並べると好対照。
 これは昨日、「江戸東京野菜探訪ツアー」(東京都農住都市支援センター主催)に参加した家人が頂いてきたもの。
 このツアーは江戸東京・伝統野菜研究会の大竹道茂さんに紹介頂き、私も早くから申し込んで楽しみにしていたのですが、急な所用ができてしまい、代わりに家人が参加させて頂きました。
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 この恒例のツアーは、江戸東京野菜ゆかりの地をめぐり、生産者の方との交流、収穫体験、さらには料理まで楽しめるという素晴らしいイベントです。大竹さんのブログには、早速その様子が掲載されていますが、楽しい(美味しい)だけではなく、大都会・東京の一般消費者が、足元の農業の現場に接する機会を提供するという、大きな意義のある取組です。
 夜には、これも頂いてきた江戸東京野菜料理研究家の酒井文子先生のレシピをもとに、亀戸ダイコンと油揚げの粕汁、亀戸ダイコンのヨーグルト味噌漬け、亀戸ダイコンの胡麻入りフライを頂きました。いずれも美味。
 その大竹さんは、今週金曜日の25日には、熊本市で開催される「九州伝統野菜フォーラム」に基調講演者として参加されます。
 これも大竹さんのブログによると、フォーラムの主催者の1人・北亜続子さんが先日オープンした「ひご野菜コロッケ」のお店が、地元紙に紹介されたそうです。
 伝統野菜を見直し普及させていこうという様々な取組が、各地で活発になっています。
 この週末は、ブータン国王ご夫妻の暖かいお言葉に力を頂きました。
 さて、最終戦までもつれた2011年の日本シリーズは8年振りのホークス優勝で幕。
 点が入らず重苦しいシリーズだったとの評価もあるようですが、好投手を擁し堅守の両チームががっぷり四つに組み合った、1球1球に痺れるような素晴らしいシリーズでした。
 優勝のお立ち台で秋山監督は、インタビュアーの質問を遮るように、最後に被災者の方たちへの思いを語られました。大震災と原発事故で一時は開催さえ危ぶまれた今年のプロ野球、最後までしっかりと、その底力を見せてくれました。