師走の向日葵、日比谷公園の銀杏

 12月3日(土)は朝から荒れ模様の天候でしたが、昼過ぎには雨も上がり気温もやや上昇。
 畑(市民農園)を訪ねてみると、ここ数日、寒い日が続いていたにもかかわらず、「福島ひまわり里親プロジェクト」で植えた向日葵が一輪、半分ほど花をほころばせていました。植えるのが遅く、ここのところ葉もしおれ始めてので、やはり開花は無理かとあきらめかけていましたが、嬉しい予想外れです。
 気がつくと師走、その冬空に向かってまっすぐと、向日葵の黄色い花弁が伸びています。
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 今年の紅葉あまりは美しくないという話を聞きますが、それでも日比谷公園の紅葉や銀杏は、見ごろを迎えています。
 鶴の噴水がある雲形池の水面には、紅葉と銀杏のコントラストが生えます。「首賭け銀杏」も見事です。
 これは、日比谷公園設計者の本多静六博士が、日比谷通り拡幅のために伐採されそうになったのを、「林学博士の首を賭けて」移植した銀杏。1971年の松本楼焼き討ち事件では大きく損傷したものの、現在も美しい姿を楽しませてくれます。
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 ところで日比谷焼き討ちと言えば1905年の事件が有名ですが、これは日露戦争後の講和条約に反発し日比谷公園に集まった大衆が暴徒と化し、内務大臣官邸や交番、新聞社に火をかけたもの。日露戦争の勝利が、表面上、あまりにも鮮やかだったことが、後の不幸な歴史を歩み始める原因になったことは明らかです。
 NHKの年末恒例のテレビドラマは楽しみですが、戦争礼賛的にならないか、ちょっと不安もあります。
 サッカーは最終節までもつれたJリーグが終了、2部から昇格1年目のチームが優勝。私の故郷のJ2チームは最終戦で昇格を逃し残念。