「呑みマス!ニッポン」事務局の皆さまへの手紙

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呑みマス!ニッポン」プロジェクト事務局の皆さま
4月11日(水)の「最後の集い」も終了、1年間、美味しいお酒と素敵なご縁を有難うございました。
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神田の日本全国うまいもの交流サロン・なみへいで、面白そうなイベントが毎月開催されていると知ったのは、いつ頃だったでしょうか。
震災以降、毎月11日前後に、東北等のお酒を飲んで被災地を応援しようと始められた日本酒の会とのこと。
興味はあったのですが、女子会からスタートしたと聞き、それでも勇気?を出して初めて参加させて頂いたのが7月の集いでした。
行ってみると、そこそこ男性もおられ、まずはひと安心。
この時、偶然に同じテーブルになったのが伊藤さんご夫妻でした。釜石の事務所が津波で流されたという深刻な話をお酒の席でお聞きして、やや戸惑いを覚えつつも、お2人の明るいお人柄に救われ、被災地の現状を多少は実感することができました。
そして、初対面にも関わらず、ご主人から貴重なプレゼント(益子焼の湯呑み)、これは宝物にしています。
選りすぐりの名酒と料理、参加者の方々との交流、事務局の皆さまの暖かいおもてなしで、心地よい時間はあっと言う間に過ぎていきました。
それに味を占めて、その後、3回ほど参加させて頂きました。
12月の集いは、NAMIHEIの元料理長が始められた三軒茶屋「愛と胃袋」で開催されましたね。こちらのお料理も美味しかったです。
この時には、気仙沼の関係者の方と知り合うことができ、数寄屋橋にできた「東日本復興応援プラザ」と音楽祭のことをお聞きしました。3月の音楽祭では大きな感動を貰いました。今月はたしか21日(土)でしたね。
「呑みマス!」の最大の魅力は、毎回、被災地の蔵の方をお呼びして、お酒を頂きながら直接話を伺えたことでした。
皆さん、大きな被害を受けられつつも、ふんばって経営を継続されている様子を知ることができました。それが並大抵ではないことは、今回、乾杯前に拝見した新澤醸造(宮城県大崎市)さん復活のDVDでも伺うことができました。廃業の危機に、全国から、九州の焼酎の蔵からも、支援の方々が来られたのですね。
そのようにして醸された純米大吟醸「伯楽星Unite311」は、再起のシンボルとして支援してもらった方々に無償で贈呈されたとのこと。その箱には、全国の蔵から支援に来られた方々の名前が記されていました。
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また、この日は、4月からの1年間でご縁ができた延べ17の蔵の、選りすぐりの銘酒を揃えて頂きましたね。
お名前だけ(敬称略)列記させて頂くと・・・
男山本店(宮城)、角星(宮城)、浜千鳥(岩手)、新澤醸造(宮城)、寒梅酒造(宮城)、大沼酒造店(宮城)、月の輪酒造(岩手)、岩手銘醸(岩手)、泉金酒造(岩手)、小原酒造(福島)、須藤本家(茨城)、大和川酒造(福島)、木戸泉(千葉)、荻野酒造(宮城)、平考酒造(宮城)、末廣(福島)、会津ほまれ(福島)
全ての蔵の、美味しいお酒に感謝です。
もちろんお酒だけではなく、毎回の料理も楽しみでした。
今月の「なみへい」の特産品コースは宇和島。じゃこ天、鯛とアコヤ貝と新玉ねぎのトマトサラダ、小海老とチーズの春巻き、地鶏とポテトのロースト、そして鰤(ぶり)しゃぶ。美味しく頂きました。
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昨年3月11日の突然の大震災と原発事故、あまりの衝撃に多くの日本人が心の拠り所を失い、不安を覚え、何をしていいか分からなくなっていました。そのような時に、いち早く自分たちにできるかたちで被災地を応援しようと実行されたのが、「呑みマス」の若い4名の有志の皆さんでした。
皆さん、それぞれに仕事を持ちながら、献身的に取り組んで下さいました。
そして震災から1年と1ヶ月、1回目の集いからちょうど1年目を節目として、今回、「最後の集い」を迎えられたのですね。
思えば、震災前の私たちの社会は、食べものもエネルギーも、作る人(あるいは地域)と使う人(同)が分断され、お互いの顔が見えなくなっていました。そのシステムは効率的で、便利で快適な生活を実現してくれていたのかも知れませんが、同時に色々な問題もあったことを思い知らされました。
これから、安心して暮らせる本当に豊かな社会をつくっていくためには、作る人と使う人、そしてみんなの絆(やや使われ過ぎの言葉ですが)を、つなぎ直していくことが不可欠だと思います。
その意味でも、皆さんは素晴らしいことを、なし遂げられたのだと思います。
1年間の「呑みマス!」は、被災地の蔵と東京との間に、日本酒を通して、深くて強いつながりを築き上げることとなりました。
一参加者に過ぎなかった私自身も、仲間に入れて頂くことによって、どれだけ励まされたか言葉にはできません。
中心になって活動頂いた大西さん、堀米さん、石堂さん、茅原さん、改めて、本当に有難うございました。
花束が贈呈され、お一人ずつ挨拶された時には、感極まった方もおられましたね。
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また、会場を提供頂いた「なみへい」の川野さん、他の多くの協力頂いた方、そしてご縁を頂いた参加者の皆さまにも、感謝申し上げます。
「呑みマス!ニッポン」プロジェクトは最後とのことですが、また、参加者を含めた皆さまと再会し、美味しいお酒を酌み交わせる日を楽しみにしています。
気持ちをうまく伝えきれず、長々とした手紙になってしまいました。
季節は春から初夏に向かいます。皆さま、どうぞご自愛ください。

4 Replies to “「呑みマス!ニッポン」事務局の皆さまへの手紙”

  1. SECRET: 0
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    中田さん、本当に素晴らしい記事をありがとうございます!
    愛情溢れる文章を読ませて頂き、こういう参加者の方達に支えられての一年だったのだな、と
    改めて感謝の気持ちで一杯になりました。
    今後とも末長いお付き合い、宜しくお願い致します。

  2. SECRET: 0
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    存じ上げていたら、伺いましたのに、残念です。本当に色々な方が、色々な思いで、支え合い励まし合って生きて居るのだと思います。そう思いながら。今割烹着やエプロン支援の為、108枚目標に縫っております。また、食を通しても、ささやかな支援が出来たらと思っております。レポート有り難う御座いました。

  3. SECRET: 0
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    大西様
     コメント有難うございました。皆さんには、本当に感謝の気持ちで一杯です。「呑みマス」がなければ、この一年、どうしようもない不安な日々を送っていたかもしれません。
     復興に向けて先は長いですね。これからもよろしくお願いします。

  4. SECRET: 0
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    turujyo 様
     コメントを有難うございます。turujyoさんも、色々と活動されていますね。それぞれの場での活動が、継続して、静かに拡がっていくことが大事だと思います。(残念ながら)先は長いですものね。
     これからもよろしくお願いします。

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