週末昼間の「共奏キッチン♪」と赤坂で食べた有機野菜

 世の中は3連休でした。
 もちろん仕事の方もおられます。小金井市の農家の方のFB投稿によると、毎朝、寒い中で収穫、調整、出荷作業だったそうです。
 2013年2月11日(月)、建国記念日の祝日は、青天ですが風が冷たい一日でした。
 この日10時から「共奏キッチン♪」が開催されました。
 場所はいつものJR新橋駅近くの「三田の家」です。
 平日夜以外の開催は久しぶりだそうですが、私は昼間に伺ったのは初めてです。
 これまでは暗くてよく分からなかったのですが、改めて明るい日中に「三田の家」をみると、繁華街の中に古民家が残され、コミュニティ・スペースとして活用されていることは、奇跡に近いことのように思えました。
 もっとも偶然に残ったわけではなく、慶應義塾大学の教員や学生有志の方達、三田商店街振興組合の方々の多くの努力があったことは、後の「対話」の場でも紹介がありました。
 
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 到着したのは13時過ぎ。
 みんなで食事をつくって一緒に食べ、語り合おうという趣旨のこのイベント、この日はポットラック方式(持ち寄り)が主だったようですが、着いた時には、デザートのチョコレート・フォンデュ作りが行われていました。
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 広間では、後半の「対話タイム」が始まっています。参加者は約40名と多く、入りきれない人もいます。
 この日は、まず、イベントの告知や活動している内容等の紹介から。
 年齢層や性別も多様な多くの方達が、様々な活動に積極的に取り組んでおられます。
 例えば(一部ですが)、3月3日(日)に映画「カンタティモール」の上映会を企画されている方、2月24日(土)のアースディマーケットで「アイガモ米で作った新酒を祝う会」を開催される方、自宅マンションの共有スペースや郷里・大分の自宅を「語り合う場」とて提供したいと申し出られる方、東北のホタテ貝を買って支援する活動を紹介される方(この日、実際にホタテを持ってきて下さりみんなで食べたそうです。残念)もおられました。
 さらには、復興支援の一環で福島を中心に廃校を活用したデータセンターを運営されている外国人の方、自らもシリアに行っていたという若い医師からは「国境なき医師団」への協力依頼。
 自らの結婚を報告された男性には、独身(?)女性の方たちからの鋭いツッコミも。
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 その後、いくつかのグループに分かれ、テーマを決めて車座になって意見交換。
 将来は農村地域で農業をしながらゲストハウスを運営したい、という若い男性から出されたテーマは、「日本が明るい未来に行くには」。東北支援の観点も含めて10名ほどのグループで話し合いました。
 島根・海士町(あまちょう)出身の男子学生からは、地域間の交流により先進事例の共有化を図ってはどうか、との提案。
 福島県出身の女性からは、何とか地元の力になりたいとの切実な話。
 週末の援農等の活動に携わっている女性からは、在来種をもっと大事にしたい、との話。「よみがえりのレシピ」上映会などのイベントも紹介して頂きました。
 他にも様々な意見が出されました。
 他のグループでは、「会話をしたい人と聞きたい人との場づくり」、「収穫体験の実施について」等をテーマに話し合われ、外のベランダでは「タッチドローイング」の体験も。
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 最後に全員でシェア。
 それぞれ思っている話を、ひとつにまとめて「渦」のような動きにしていくために、ウェブサイトか何か、ネット上で情報を共有し協働できる仕組みを検討してはどうか、といった結論になりました。
 「会話の場づくり」は、早速、実践に移されるようです。
 すでにFBのグループページやイベントのページはあるのですが、過去の情報も含めて検索・共有できるような仕組みができれば、「共奏キッチン♪」は新たな段階に進化するものと思われます。
 主催者のたかったーさん、参加者の皆さんの取組に期待です。
 なお、次回は2/27(水)17時~22時、「三田の家」で開催されます。誰でも参加できます。関心のある方は覗いてみて下さい。
 16時過ぎに終了後、赤坂に向かいました。
 メトロ千代田線赤坂駅から南西に10分ほど下った辺りに看板が出ています。これが無いと見落としてしまいそうな、繁華街から外れた隠れ家的な店の名前は「分店 なかむら食堂」。
 2回ほど講演をお聞きした茨城の有機農家・久松達夫さんの野菜が食べられる店ということで、久松さんご自身もFBで投稿されておられ、かねて一度、伺いたいと思っていた所です。
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 久松農園の野菜を使っているメニューを中心に注文。
 赤軸ほうれん草、三浦大根、にんじんのおでん。ほうれん草のおでんとは、初めてです。
 キャベツとジャコの酒盗炒めは、食感と自然の塩味が絶妙です。
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 店の雰囲気も良く料理も美味しかったのですが、同席した知人と、知人が連れてきて下さった方が何しろご多忙で慌ただしく、十分に堪能できなかったのは残念でした。
 改めて、ゆっくりと伺いたいお店です。
【ご参考】
 ◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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