拡がる「共奏♪」、都心で感じた檜原村の風

 台風が接近し梅雨前線が活発化するなか、西日本や北陸では豪雨のニュース。
 東京地方も雨模様の日が続きます。
 2013年6月19日(水)夜、久しぶりに「共奏キッチン♪」に顔を出しました。
 みんなでご飯をつくって語り合う、誰でも参加できるオープンなイベント。月1回程度開催されていますが、毎回3割位は初参加の方だそうです。
 場所はいつもの「三田の家」。JR田町駅近くの繁華街の中に、奇跡的に残されたような古民家です。
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 この日は、職場の勤続者等のお祝いの会があったため、三田に着いたのは20時を回っていました。生憎の空模様ですが、30名ほどの参加者で賑わっています。
 料理づくりは、ほぼ終盤のようです。
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 この日のメニューは、茨城・那珂市のポコ・ア・ポコ農園から届いた野菜などを使ったラタトゥイユ、ズッキーニのフライや炒め物、ナスタチウム入りのサラダ、葉つき人参のスティック等(だったそうです。壁の黒板によると)。
 黒米のご飯には、秩父のしゃくし菜の漬け物を刻み込んで入れておにぎりになりました。
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 職場の地下食堂で一通り飲んできたのですが、改めて飲むビールの美味しいこと(ここには、ちゃんと生ビールのサーバーがあります)。
 野菜やおにぎりもつまませて頂きました。
 食事が一段落したところでテーブルを片付け、「対話タイム」に。
 2~4人ずつ位で車座になり、取り組んでいることや関心のあることについて話し合い、学びや気づきをシェアするという時間です。
 常連の男性Kさん(リタイアされ、埼玉に畑を借りて農業を始められている方です。)と同じグループになり、自分より年上だと思っていたのにショックだと言われたことが、ややショックでした。オヤジ2人で何をシェアしているのだか。
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 取り組んでいること、関心のあるイベント等について、様々な話を伺うことができました。
 例えば、7月6日(土)に東京農業大学で開催されるトークイベント。「奇跡のリンゴ」木村秋則さん、「山地酪農」中洞正さん、「森は海の恋人」畠山重篤さんが登壇されるという豪華版です。
 6月22日(土)、上智大学で開催される「公共哲学を学ぶ会」の講演会の紹介。山脇直司先生(星槎大)が「る現憲法を再読する」との内容で講演されます。
 発達障害の子ども達を支援し、みんなが夢を追いかけることができる社会を創りたいと、熱く語る男子大学生。ご自身もかつて同じ障がいに悩んでおられたそうです。
 人口150人ほどの鹿児島・口永良部島で、仕事を創り住む人を増やすことに挑戦中の男性とも知り合いになりました。
130619_5_convert_20130620231233.png 皆さんのそれぞれの思いと志が、びんびんと伝わってきます。
 みんなで後片付け。気がつくと23時近くになっていて先に失礼しました。雨は上がっています。
 さて、会場としてお借りし使わせて頂いてきた「三田の家」は、実は10月位までで使えなくなるそうです。
 つまり、「三田の家」での共奏キッチンは、あと、数回で終わることになります。
 開催場所を含め、新たな展開の方向について、主催者の「たかったーさん」は模索されている最中です。
 大東京のど真ん中に生まれ、拡がりつつあるコミュニティとネットワーク作りの場。その仲立ちしているのは「食」です。大事にしていきたいと思っています。
 なお、「共奏キッチン♪」のFBページはこちら。次回の開催案内もここに掲載されます。
 FBグループページもあります。食事の献立やイベント情報等の共有の場でもあります。
 ご関心のある方は、一度、覗いてみて下さい。
130620_2_convert_20130620231332.png さて、翌20日(木)の夕方は、東京・京橋のギャラリーに足を運んでみました。
 ここで22日(土)まで、「15人の表現者たち展」が開催されています。
 ふだんは画廊等にはあまり縁の無い日々を送っているのですが、この展覧会には、檜原村ゴマプロジェクトを主催している Greensmile の仲間である吉窪茜さんが出展されています。
 檜原村でも、小雨が落ちる中で熱心にスケッチを続けられて姿が印象に残っています。
 ギャラリーには、中には和紙や自然の木の枝を使ったものなどもあり、若手作家さん達の意欲的な作品が並んでいます。
 吉窪さんは、4点の油絵を出展されていました。
 いずれも、ふしぎな温かい雰囲気を感じさせてくれるような抽象画です。
 このうち、青を基調とした「かゆたう」というタイトルが付された絵には、私は檜原村の風を感じました。
 もっとも、ご本人はそのような意図は無いそうです。
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 【ご参考】
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