第12回「おかんめし。」 @ 東京・国立

 先日、新しくオープンしたアンテナショップ「本日!福島」を訪ねました。
 新宿駅南口から徒歩6~7分ほど。運営しているのは「通販生活」のカタログハウス社です。
 入口近くは「福島の“いま”を伝える」ギャラリー。酪農家・長谷川健一さんの「飯館村から避難して…ここ1年の記録」という写真展が行われていました。
 その隣には放射能測定器。販売する商品はすべて安全性を確認しているとのこと。
 生憎と、お目当てだったふくしまオーガニック・コットンの商品は扱っておられませんでしたが、野菜、加工品、酒類、工芸品など、多くの商品が並んでいました。
 試食や実演販売も、毎日開催されているとのこと。ちなみに営業時間は10:00〜19:00(水曜休)です。
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 さて、2014年5月18日(日)も好天。初夏の気持ちのいい風が吹くなか、東京・国立へ。
140518_1_convert_20140518230800.png 赤い三角屋根のイメージがあった国立駅は、すっかり変わっていました。
 JR中央線が高架化されて便利になったのですが、外観も構造も似たような駅ばかりになってしまいました。
 もっとも旧駅舎(市の有形文化財)の部材は保管されており、復元する構想があるそうです。
 今日は第12回「おかんめし。」の日。
 学生と地域のみんなで、一緒にご飯を作って一緒に食べ、仲良くなろうというプロジェクトです。
 4月20日、阿佐谷で開催された「まち食サミット」の際に、主催者のお一人・三宅ようこさんから伺っていたので、足を運んでみたのです。
140518_2_convert_20140518230820.png 9時半過ぎ、まずは駅前のスーパーで買い出し。
 ふだんは公民館近くの直売施設で調達することが多いそうですが、今日は時間が早いとのこと。ちなみにこのスーパーは24時間営業です。
 この日の献立は、三宅さんが「気温も高くなり食中毒なども増える季節にもってこい」ということで選ばれた鶏肉のレモン塩ソテー、春雨の酸辣湯風スープ、ピクルスの3品。
 手分けして食材を選び(さすが主婦目線)、歩いて会場(くにたち公民館3階の実習室)に向かいます。
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 三宅さんがホワイトボードにレシピを貼って、簡単に作戦会議。分担を決めて、それぞれ料理に取りかかりました。
 この頃には大学院生と大学生の男子2人も到着。料理作りに加わります。
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 お昼前には料理が完成。
 参加者9人みんなでテーブルを囲み「いただきます」。鶏肉はレモンの風味が爽やかです。男子学生君の皿には、レタスとキャベツが山盛り。
 
 食事をしながら、自己紹介と懇談。
 中心メンバーのお一人、牛山さんからは、2012年秋、お母さん(おかん)が作るような健康的なご飯を習いたい&食べたい大学生一人と、主婦3人によって始められたこと経緯などについて伺いました。
 他の方たちも、電子えほん屋さんを主宰されている方、キャラクターなど小物作りをされている方など、様々な活動をされておられます。
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 大学院生の方は、障がいのある方を含めた料理講座等にも関わっておられるとのこと。
 野菜大好きの大学生君(4年生)は、留学生も多く住む学生寮の世話役をされているそうで、関連する行事の関係で昨夜は、ほぼ徹夜だったそうです。
 14時前に片付けも終了。
 ここ学園都市・国立では、学生と連携した「まち食」の取組が根付きつつあることを、垣間見ることができました。今後のさらなる発展が楽しみです。
140518_6_convert_20140518230944.png なお、次回は6月22日(日)に「ゼミ de おかんめし。」を開催予定とのことです。
 帰途、すぐ近くにある「しゅんかしゅんか」に立ち寄ってみました。
 JAが運営する直売施設とは趣が異なり、あまり規模は大きくありませんが、地元産の野菜のほか多摩地方を中心とする加工食品等もたくさん扱っておられます。
 ウェブサイトによると、「この街に農地を残していこう。」という想いで民間会社が運営されているそうです。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
◆ メルマガ :【F. M. Letter】フード・マイレージ資料室 通信
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