神田「fune」、ご近所ラボ新橋など

 2014年10月25日(土)は暖かい一日。
 昼は、ちよだプラットフォームスクウェア1Fにある郷土食と地酒の店・fune(フネ)へ。
 「東京から地域おこし」がコンセプトの神田・なみへいの2号店です。
 土曜日のランチは4種類の中からハンバーグ・トマトソースがけをチョイス。
 ふっくらとボリュームがある家庭の味。ジャーマンポテトとオニオンフライの付合せにたっぷりグリーンサラダ。ご飯、味噌汁、ドリンクはお代わり自由です。
 ちなみにこの場所は、地域特性を踏まえた新しいプロジェクトを生み出していく為のコワーキングスペース。この日も多くの会合やイベントが開催されていたようで、「fune」も予約が何組も入っていて、ほぼ満席でした。
 ご馳走様でした。
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 翌26日(日)も好天。自宅近くの市民農園へ。
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 タマネギは葉を伸ばしています。江戸東京野菜の伝統大蔵大根、亀戸大根もトンネルの中で順調に生育しています。
 温海かぶ、雲仙コブ高菜も芽が出揃っていますが、区画外でこぼれ落ちた種が発芽した菜っ葉が、すでに青々と育っています。お昼にお浸しで頂きました。
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 ふくしまオーガニック・コットンプロジェクトで頂いてきた綿は、たくさんのコットンボールをたわわにつけ、毎週、綿の収穫ができています。もっとも、紡ぐほどの量も道具も技術もありません。
 たくさん、何度かに分けて播種しても3株しか育たなかった綿ですが、地面をみると、台風で落ちた種から自然に芽が出ていて驚きました。
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 ところで、毎年育てている落花生は、残念ながら今年は不作に終わりました。
 両手で一杯ほどの落花生、茹でて有難く頂く予定です。
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 週初めの27日(月)夕方は、楽しみにしていたイベントがありました。
 会場は、職場にも近い「ご近所ラボ新橋」。
 身近なところから地域や社会をちょっとよくできそうな研究や実験を行うスペース場づくりの拠点(公共施設・きらきらプラザ1F)です。初めて来ました。
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 この日、開催されたのは「坂倉杏介さんにきく、学びあう場づくりのこと(ご近所ラボ新橋 対話の場 #2)」。
 坂倉杏介先生は、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所・特任講師、青山学院大学社会情報学部・非常勤講師、三田の家LLP代表等を務められています。コミュニティ論、プラットフォームデザイン論などがご専門。
 今まで2度ほど、講演等で話を伺ったことがあり(今年1月19日の「三田の家」イベントと4月1日の上智大学でのグリーフケア・セミナー)、注目している方です。
 
 ところが仕事の関係で出遅れて、20時過ぎに着いた時には坂倉先生の話は既に終了していました。
 40人ほどの参加者で会場はほぼ満席。後半のダイアログ(話合い)は、4人ずつ位のグループに分かれ、「坂倉先生の話で印象に残ったこと、いま感じていること」についてシェアしているのですが・・・。
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 肝心の話を伺っていないので、もっぱら他の方の話を聞くことに(幸運にも坂倉先生の隣の席が空いていました)。
 大学に入学する時は不安があったものの寮に入ったことにより生活が充実しているという女子大生。先生は幼稚園の頃の話をされたが、個人として認めてもらいたいと思うのは大人も同じではないか。障がい者と健常者というように2つに分けることは問題、など様々な意見。
 ちなみに頂いた資料に目を落とすと、タイトルは「何もしていない、ということ」。
 続いて「学ぶということ。」「場づくりということ。」。それに「共同行為における自己実現の段階モデル」と題したグラフ。最後にはなぜか「電通・鬼十則」。
 他の参加者の皆さんの話を聞いていると、先生の話が非常に面白かったことが伺えました。
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 ダイアログの最後には、主催者代表・たかったー氏の進行により、全員で各テーブルでの話合いの内容をシェア。
 様々な話題が出たようです。ある男性からは、「みんな話したいことがある。どれだけ黙って聞いていられるかは自分との勝負(笑)」といった感想も。
 これに対して坂倉先生からは、
 「コミュニケーションは難しい。相手が話すのをじっくり待っていることも難しい。相手が言いよどんだ時こそ、言いたいことを言おうとしているのに、結論を急いだりまとめたりして踏みにじってはいけない。もっとも、理屈では分かっていても、自分もなかなか実践できない」 等のコメント。
 活発な意見交換が行われました。
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 引き続き、同じ会場で立食の懇親会。
 主催者側の一人の方が、料理を作って持ってきて下さいました。ピーマン肉詰め、いわしオイル漬け、万願寺とうがらしの煮浸し、押し麦と雑穀入りのおむすびなど。
 二十日大根に何種類もの手製の味噌を添えたものを持ってきて下さった方も。
 みなさん、様々な活動をされている方ばかりで、金沢や京都から来られた熱心な方もおられました。
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 この日は肝心の坂倉先生の話が聴けず残念でしたが、先生も含めたダイアローグと懇親会は、触発されるところ多いものでした。
 ちなみに、この日のイベントを主宰した「共奏事ム局」は、共に奏でるつながりを育むコミュニティづくりのために、イベントやワークショップの開催などに取り組んでいる方たちです。
 様々なところで様々な方たちが、様々なかたちのコミュニティ作りに取り組んでいます。
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
◆ メルマガ :【F. M. Letter】フード・マイレージ資料室 通信
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