いざ!開墾!檜原村の東京ゴマ01畑へ行こう!

 2015年4月29日(水)の「昭和の日」は、久しぶりに檜原村(ひのはらむら)へ。
 ここは東京都では島しょ部を除くと唯一の村です。
 イベント名は、「いざ!開墾!檜原村の東京ゴマ01畑へ行こう!」。
 自給率ほとんどゼロのゴマを育てようと数年前から続けられているプロジェクトの一環で、4月11日(土)に予定していたのが、雨のためにこの日に延期になったもの。
 都会と田舎をコネクトする(つなぐ)活動に取り組む「グリーンスマイル」というグループが主催しています。
 
 10時半に武蔵五日市駅に到着すると、地元で酒屋を営むKさんが出迎えて下さっていました。
 「マシンガン」とも異名をとるKさんのお陰で、賑やかなドライブを楽しむうちに、ミニバンは「へんぼり堂」に到着。
 ここは古民家を改装したゲストハウス兼イベントスペース。
 私は初めて来たのですが、なかなか素敵な空間です。
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 まずは腹ごしらえ。
 地元に移住された「竹さん」がお茶をたてて下さいました。農作業の先生でもあります。
 持参した竹の子ご飯のおむすびと、竹さんの奥さま(新婚!)が炊いて下さったワラビご飯を頂きました。
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 正午を回った頃、すぐ裏の畑へ。
 ゴマ01プロジェクトは、昨年までは別の畑を使わせて頂いていたのですが、今年はここを拠点に進められるようです。
 一度、耕うん機をかけてあるらしい傾斜地の畑は、一面にスギナ等の雑草が生い茂っています。
 まずは、クワを入れつつ、雑草を手で除いていく作業。
 この日の参加者は、竹さんご夫妻、小さな男の子連れの一家を含めて9名ほど。酒屋のKさんも一緒に作業に参加して下さいました。
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 それほど暑くもなく、農作業には快適です。
 1時間ほどかけて除草し、小型の耕うん機をかけてゴマをまく畑の準備はほぼ完了。
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 足元には、たくさんの春の花たち。テントウムシも。
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 休憩時間は、歩いて数分の商店へ。
 初夏を迎えつつある檜原村の山々の緑色が、目に沁み込むようです。
 お店で(泡の出る)水分を調達、補給。
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 畑に戻り、一画にテスト的にゴマを播種。
 時期的にはちょっと早いかも知れませんが、次回のイベント時には、芽が出ているかもしれません。
 幹事の「こじまん」は、なぜか無心でスギナを集めています。
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 隣接する畑では、へんぼり堂のスタッフの方たちが野菜を作っています。
 多摩地方の伝統野菜・のらぼう菜の若い花芽が綺麗です(美味しそう)。
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 続いて、山間にある窯(ひのはらあなぐま)の工事現場を案内して下さいました。
 農家であり造園家であり、茶人でもある竹さんは、ここに古くからあった窯(大雪で壊れたそうです。)を改修しています。
 単に焼きものを作るだけではなく、茶会を始め、様々なイベントに使える場所にしたいとのこと。
 すぐ隣では、ここに住む中学生(!)が手作りで窯を作っています。
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 畑に戻り、都道を渡って反対側の山の斜面へ。
 ここにはナツハゼが植えられています。ナツハゼとは、全国の山地・丘陵地に生育するツツジ科の落葉低木で、夏にハゼノキのような紅葉になり、秋にはブルーベーリーのような食べられる実をつけるそうです。
 この日の後半は、ナツハゼの剪定作業。
 枯れ枝を落とし、花芽をつけずに上の方に伸び過ぎた枝も剪定していきます。
 よく見ると、小さな実がたくさんついています。
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 16時頃になり、この日の作業は終了。
 大量のスギナは、こじまんがスギナ茶を作るために持って帰るそうです。
 たくさんのノビル(これが美味しい!)も収穫できました。
 若い男性が焼いてくれたチョコチップ入りのパンを頂き(焼きたて、熱々で美味でした!)、へんぼり堂とお別れ。
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 少し離れたところにある昨年までゴマ作っていた畑へ。
 ここには今、ニンニクが植えられています。だいぶ大きくなってきました。
 すぐ近くのKさん宅(酒屋さん)にお邪魔。お母さまが竹の子の煮付けをご馳走して下さいました。
 柔らかくて美味しかったです。ご馳走さまでした。
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 帰りも、武蔵五日市駅までKさんが送って下さいました。地元の方が参加して下さるのは、本当に有難く、嬉しいことです。
 暖かい気持ちで、17時過ぎの電車で帰途に着きました。
150429_13_convert_20150501014745.jpg 心地よい疲労感。
 夜、ノビルを生のまま齧ってみると、何とも辛い春の山里の味です。
 Kさん宅で求めた地元のお酒とともに、その日の夜は檜原まつり。
 ゴマ01プロジェクトは、これからも月1回程度、このようなイベントを開催していくこととしています。
 誰でも自由に参加できます。スケジュール等はフェイスブックページに掲載される予定ですので、興味のある方は一緒に檜原村に行きましょう。
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
◆ メルマガ :【F. M. Letter】フード・マイレージ資料室 通信
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