「対話ラボ」キックオフ

 2016年2月26日(金)は、東京・新宿区市谷仲之町の「GarNI」(ガルニ)へ。
 1月11日(月・祝)の「たまつきツアー」でご一緒した方が経営されている「焼きとんとワインの店」です。
 住宅街の中のビルの1階にあるお店は、落ち着いた心地よい雰囲気でした。もちろん、やきとんもワインも美味。
 ご馳走様でした。
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 そしてカレンダーは3月へ。
 3月1日(火)は、海の向こうでは大統領選の帰趨を左右するスーパーチューズデー、隣の国は独立運動記念日。
 和暦・睦月廿三日の朝は、晴れ渡った青空に下弦の月が白く輝いていました。
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 3月2日(火)の終業後は、ご近所ラボ新橋へ。
 「ご近所イノベーション」のための研究や実験が行われている交流の場です。
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 室内には、スタッフの方が飾って下さったお雛さまも。
 早く来られた方達により、料理が始まっています。
 新潟・上越市大賀地区のお米やお味噌を使ったおむすび、豚汁なども。手作りの食事を準備して下さった皆さま、有難うございました。
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 各自、持ち寄ったものも合わせ、掲示板づくりの方(後述)も一緒に14名ほどで、まずは食事タイム。
 ご近所ラボ新橋では様々な「部活」が行われていますが、その一つに「対話の場づくり部」というのがありました。
160302_3_convert_20160303222728.jpg 毎週水曜、時には有識者をお呼びしての講演会等も含め、オープンな対話の場づくりを行ってきたのですが、さらなるレベルアップを目指していったん解散、改めて「対話ラボ」として発足することを決めたのが、ちょうど1か月前の節分の日の話し合いでした。
 
 そしてこの日、「対話ラボ・キックオフパーティー」の会合が開かれたのですが・・・。 
 食事が終了した20時過ぎ、たかったー氏から、研究テーマを設定して活動する研究員を中心に、対話や協働に関心を持つメンバーが活動する場としたい等の趣旨説明。
 続いて、研究テーマを準備してこられた8名の方から発表。
 「静寂」、「サードプレイス-共に育つ喜びを感じたい、どうすれば新しい入会(いりあい:コモンズ)を作れるか」、「共にあることだけで生きていけるか」等のテーマが出されました。
 さらに、70歳になる4年後までに「関係性の社会学」についての論文を出したいという方。「丸(フラット型組織)は三角(ピラミッド型組織)に勝てるか」と問い立てし、フラット型組織が中心となる社会の構造を模索したいという方。「愛、金」をテーマにしたいという方。とにかく聴いて考えて話をするカフェ(哲学カフェ的なもの)を継続的に開催したいという方も。  
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 災害支援のNPO活動にも携わっておられる女性の方は、「自分にとってのサステナビリティ」について研究してみたいと。
 日本の各地で自然農等に取り組んでおられる男性は、「アフォーダンス by ホラクラシー型の復活」について考察したいとのこと。言葉は聞きなれないのですが、「対話」を通じて理解を深めていけそうです。
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 その後は、出されたテーマや、今後の取り進め方(毎週水曜夜に、対話ラボは開催される予定)等について自由に意見交換。
160302_6_convert_20160303222846.jpg 様々な意見が出され、みずかさんによってホワイトボードに書き留められていきました。
 自分1人で研究するのではなく、対話を通じて進めていくことが眼目。 
 具体的なテーマを決めて告知をすることで、関心のある人が集まってくるのでは。
 毎回のテーマは決めず、あみだくじか何かでランダムに進めていけばいいのでは。
 さらには、あらかじめテーマを決めて発表するようなやり方自体がピラミッド的な発想ではないか、等々。
 私は次第に違和感がつのり、不遜にも、
「やりたいことは何となく分かるけれども、多くのテーマは抽象的過ぎねのでは。前回の話し合いでは、研究したい人は来年2月の中間発表に向けて具体的なテーマやスケジュールを持ち寄ることを決めたのではないか。このままでは、結局、今までと同じではないか」等と申し上げてしまいました。
 
 そんなこんなで来週の具体的な進め方もはっきりと決まらないまま、(これも恒例ながら)予定をオーバーして21時前にお開きに。
 ちなみにこの日は、対話ラボと並行して、ご近所ラボ新橋の掲示板作りが行われていました。
 なかなか素敵な(ネット上ではなく木製のリアルな)掲示板ができたようです。
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 私は体調イマイチと言うこともあって早々に失礼したのですが、その後、何人かが近くの中華料理屋さんに場所を移して話し合いを続け、来週水曜(3月9日)夜は、改めて具体的な研究プランを持ち寄ってお互いに聞きあい深めていくことになったそうです。
 たかったーやみずかさん始めメンバーの皆さんが一所懸命やられているのに(食事まで準備して下さっているのに)、この日の私は不遜にも批評しているばかりだったと反省しています(ホントですよ)。
 来週は、私も自分なりのテーマを持参し、可能であればメンバーの皆さんの意見を伺えればと思っています(←ホント、ちゃんと作れよ)。
 ちなみに「対話ラボ」はオープンな場で、研究テーマの準備等がなくても誰でも自由に対話には参加できるとのこと。
 出入り自由ですので、ご関心のある方がおられたら、ふらっと覗いてみて下さい。
追記:
 3月1日から10日(木)の平日9~19時、東京・霞が関の東京弁護士会館1Fエントランス(入場自由)で、東日本大震災写真展「あれから5年 3・11」が開催中です。
 3月3日(木)19時前に伺った時は、終了間際の時間ながら、多くの方が写真に見入っておられました。
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 あれから、もう5年、まだ5年です。
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
 (プロバイダ側の都合で1月12日以降更新できなくなったことから、現在、移行作業中です。)
◆ メルマガ :【F. M. Letter】フード・マイレージ資料室 通信
(↓ランキング参加中)

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