第2回「対話ラボ」 @東京・新橋

 2016年3月9日(水)の終業後は、冷たい雨が落ちる中、東京・港区のご近所ラボ新橋へ。
 「ご近所イノベーション」に向けて研究や実験が行われている交流の場です。
 前週、正式にスタートした「対話ラボ」の2回目は、天候のせいもあってか、参加者は6名ほどです。
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 たかったー氏から、「チェックイン・チェックアウト」のためのシート(A4版)が配られました。
 まずは対話のスタートに先立ち、シートの左半分に「この時間にどんなことを期待していますか」「この場で伝えておきたいことはありますか」について、各自、書き込みます。
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 各自、書いた内容を発表。シートはみんなに見えるようにホワイトボードに貼り出されました。
 「期待すること」としては、「待つこと、聞くことを大切にしたい」「みんなが何をやりたいかを聞きたい」「先人の知恵に学びつつ、相手の実体を捉えていきたい」「自我透明に参加しています(何も期待してはいけません)」など。
 参加の動機や目的も様々です。
 定年退職後、自然農や各地の地域おこし活動に関わってこられたM彦さんからは、「伝えたいこと」として、4月から専門学校に通い社会福祉を学ぶこととしたとの報告がありました(経緯と決意をコンパクトにまとめた名刺大のカードを頂きました)。
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 人数は少なめながら、今回も濃ゆいメンバーで「対話」がスタート。
 初参加の方もおられ、冒頭、たかったー氏から、ご近所ラボ新橋の概要や対話ラボの趣旨等について説明がありました。
 ご近所ラボ新橋は、港区が慶應大学の協力を得つつ、住民等が日常のつながりを持てるようにと運営している場。
 そこでの活動の一つである対話ラボでは、対話の要素を含んだ研究テーマを参加者が持ち寄り、取り組んでいきたいとのこと。
160309_5_convert_20160316001107.jpg これを受けて「対話」がスタート。
 縦型・ピラミッド型ではない組織のあり方を考える上で注目されている「ホラクラシー」という概念を取り入れてはどうか。
 勉強→実践→勉強のサイクルを通じて共有知を増やしていきたい、等の意見。 
 (書記役のHさん、お疲れさま)
 私からは1週遅れで、研究テーマ(案)を発表させて頂きました。
 ちなみにご近所ラボ新橋には、パワーポイントの映写設備等も完備しています。
 その内容は、現在、運営しているウェブサイト「フード・マイレージ資料室」を「研究室」に作り変え、対話・意見交換を通じて「より豊かな食の未来の実現」に貢献したい、といったもの。
 これに対して、バーチャルなことだけではなく、農作業体験など幅広い視点が必要では、等の有意義なアドバイスを頂きました  有難うございました。さらにブラッシュアップしていきたいと思います。 
 21時を回ってチェックアウトの時間に。
160309_6_convert_20160316001133.jpg 各自、最初のシートの右半分(いま感じていること、伝えたいこと)を埋めて発表しました。
 「真剣に対話ができて良かった」「継続して参加したい」「いよいよ対話ラボが本格スタートしたと実感」等の感想。
 「食や農について考えていきたい」と言って下さった方がおられたのは、嬉しかったです。
 大学で英文学を教えておられたK子さんは、次回は自らの研究テーマ(あえて抽象的な思考方法について)を伝えたい、と。
 第3回の対話ラボは、明日(3月16日(水))19時から開催予定。先立ってN子先生による読書会(『プラトンとの哲学』等)も予定されています。
 生憎と私は所用が合って参加できないのですが、ご関心を持たれた方がおられれば、ふらっと覗いてみて下さい。
 誰でも参加できます(出入り自由です。お茶などもあります)。 
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
 (プロバイダ側の都合で1月12日以降更新できなくなったことから、現在、移行作業中です。)
◆ メルマガ :【F. M. Letter】フード・マイレージ資料室 通信
(↓ランキング参加中)

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