図63 所得水準と肥満等


◆ F.M.豆知識
食や農に関連して、特に私たち消費者にちょっと役に立つ、あるいは考えるヒントになるような話題を毎回コツコツと紹介していきます。
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−所得水準と肥満等−
本コーナーでは、しばらく経済情勢と食生活との関連について述べてきています。
まず、最近の経済情勢の悪化(失業率の上昇)と栄養(特にたんばく質)摂取量との間には相関があることを紹介しました。
http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/60_situgyo.pdf

前回は、所得水準と食生活(食品群別の摂取量)の関連について、低所得層(世帯所得200万円未満の世帯員)では高所得層(同600万円以上の世帯員)よりも穀類の摂取量は多く、逆に野菜類や肉類の摂取量は少なくなっていること等を説明しました。
http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/62_shokuhingun.pdf

さて、同じ厚生労働省の調査では所得と生活習慣等の関連についても調査されています。リンク先の図63によると、肥満者の割合は男女とも低所得層の方が高所得層に比較して高くなっており、これには前回みた食品群別の摂取量の差を反映している可能性があります。

また、健診等の未受診者の割合は低所得者層では高所得者層よりも低くなっています。
さらに、現在習慣的に喫煙している者の割合は低所得層の方が高所得層よりも高くなっている一方、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合については、それほど明かな差はみられません。

経済情勢と食生活との関連について、引き続き次回も考察します。

資料:厚生労働省「平成26年
国民健康・栄養調査」(p.5、6)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000117311.pdf

出典:FM豆知識のページ(ウェブサイト「フード・マイレージ資料室」)
http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/fm-data_mame.html
(プロバイダ側の都合で本年1月以降更新できなくなっており、現在、移行作業中です。)
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