【ブログ】「場」のちから(立石マルシェ、神田・なみへい)

2018年3月も半ば。
 数日、暖かい日が続き、あっという間にハクモクレンが満開になりました。

3月14日(水)の終業後は、葛飾区立石へ。
 住宅街の狭い路地の先にあるガラス戸の民家が、地域の方達が集まる「場」として開かれています。

毎週水曜日は、立石マルシェの開催日。
 埼玉・ときがわ町や鳩山町で新規就農された方からの直送の野菜のほか、地元の天然酵母パン等が販売されています。
 昼間は「日替わりカフェ」として食事もでき、夜は「水曜酒場」と題して様々なイベントが開催されています。

この日は、ハープのライブが開催されました。

立石マルシェの主催者・横山知代さん手作りの野菜料理などをご近所の方達と頂いているうち、ハープ(パラグァイの民族楽器・アルパ)を抱えて琴平メイさんが到着。

間もなく演奏が始まりました。
 「桜」「涙そうそう」「埴生の宿」「オーバー・ザ・レインボウ」など馴染みのある曲が続きます。南米の民族音楽も。

琴平さんの演奏をお聴きするのは、去る2月20日(火)の銀座・イタリー亭以来です。
 ハープは一本の弦を弾くと多くの弦が共鳴することで、癒されるような心地よい音色が生まれます(なお、イタリー亭でのライブは4月3日(火)、10日(火)にも予定されているとのこと。オススメです)。

ところでこの日の参加者は、ご近所の方がほとんどでした。下町らしいコミュニティが色濃く残っている地域のようです。
 駅周辺は区画整理も予定されているそうですが、この「場」がいつまでも続いていくことを期待したいと思います。

翌3月15日(木)の終業後は神田・なみへいへ。

最後の月替わり特選メニューは三重・松坂市の特集です。
 前菜には、極豚(きわみぶた)と菜花の炒めもの、原木椎茸焼き、松阪赤菜(伝統野菜)など2皿6点。

嬉野(うれしの、松阪市北部)もめん豆腐の湯豆腐風。あおさの香りがたまりません。

主菜は日替わりの3種類のメニューからチョイス。
 この日は4人でお邪魔したので、松阪若どりの治部煮、鰆(サワラ)の菜種焼き、鮮魚のアクアパッツァを1品ずつ(治部煮は2品)頂いてシェアすることに。
 どれも季節感が溢れています。

2種類ある鍋は、春野菜と桜鯛のしゃぶしゃぶを予約しておきました(ちなみにもう1種類は松阪極豚のトマト鍋)。
 芹の根など春野菜の香りが立ち上ります。ワカメを出汁にくぐらせると鮮やかな緑色に。

〆には、網を乗せたご飯に上からお出汁をかけ、鯛茶漬け風にして頂きました(ご馳走様でした!)。

ところで店内には「なみへいは3月31日で閉店する」との張り紙。
 2008年7月に「東京から故郷おこし」をコンセプトにスタートした飲食店としてのなみへいは、ほぼ10年を経て、今月一杯で閉じられることになるそうです。

オーナーの川野真理子さんによると、次のステップは「連れて行く」事業と飲食拠点事業とのこと。

現在、「なみへい応援団」の会員を募集中。
 そして3月29日(木)と31日(土)には「なみへい感謝のラストラン」イベントが予定されています。

川野オーナーや山本料理長、スタッフの皆さまに感謝の気持ちを伝えるため、私も顔を出したいと思っています。