【ほんのさわり】イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』

-イヴァン・イリイチ著、渡辺京二/梨佐翻訳『コンヴィヴィアリティのための道具』(2015/10、ちくま学芸文庫)-

http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480096883/

著者は1926年、オーストリアに生まれ、神学、哲学、歴史学を学びカトリック司祭として活動した後、メキシコを拠点に産業社会への批判を展開した思想家です。
 1973年に刊行された本書は、その後のエコロジー運動や脱成長論の思想的な源泉の一つと位置づけられています。

本書のキーワード「コンヴィヴィアル」(convivial)は、一般的に耳に馴染みはなく、書くのも発音するのも大変です。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】共奏ファーム(埼玉・東松山市)


 東京・池袋から50分ほどの東武東上線・高坂駅で降り、15分ほどバスに乗って、さらに小川沿いの心地よい道を徒歩で20分ほど。
 そのような場所に共奏ファームはあります(車であれば高坂駅から10分ほど)。

オーナーのまさひこさん(桂政彦さん)については、本メルマガNo.111(2017.1/28)でも紹介させて頂きましたが、大手外資系IT企業をリタイアされた後、ホームページ製作支援会社・creativekeiの運営、各地での地域おこしに取り組んでおられるほか、最近は介護福祉士の資格を取得されるなど、多彩な活躍をされている方です。

地元の方とのご縁で、500坪ほどの耕作遊休地を使わせて頂けるようになったのが5年ほど前のこと。
 その頃は一面、背高泡立草やメルケン苅萱に覆われ、あちらこちらには野ウサギの糞が落ちていたそうです。そこをまさひこさんは、ほとんど一人で開墾して畑にし、固定種のトマトやサツマイモの栽培を始められました。… 続きを読む

【豆知識】GDPとFIFAランキング(経済とサッカー)

開会前はあまり盛り上がらないかと思っていたら、いざ始まってみるとついつい寝不足という人も多いのでは。
W杯の楽しみは、もちろん日本代表の応援もありますが、アフリカや中南米の「小国」が互角に戦うという面白さにもにもあります。

現代の産業社会の原動力は経済(おカネ)。したがって、国の大小(規模や実力)を決めるのは(軍事力を別にすれば)経済力です。それでは、経済大国ほどサッカーも強いのでしょうか。

リンク先の図100(祝・グラフ100号!)は、横軸にGDP(国内総生産の額)、縦軸にFIFA(国際サッカー連盟)のランキングをとり、W杯ロシア大会参加32カ国をプロットしたものです。

http://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2018/06/100_WC.pdf続きを読む

【ブログ】 IBUKI-vol.3-“自分の好き”で突き抜ける

史上最も早く、6月中(29日)に梅雨が明けてからは連日の猛暑続き。

2018年7月1日(日)の午前中は、自宅近くの市民農園に足を運ぶものの30分で作業は断念。何とか収穫したキュウリ、トマト、インゲンを抱えて、午後から東京・北区赤羽へ。

少し時間があったので、駅の西側にある稲付城址へ。
 太田道灌の築城と伝えられ、石段を登ったところにある静勝寺の境内には道灌堂(道灌の木造座像を 安置)も。… 続きを読む

コツコツ小咄まとめ(2018.6/25~6/29)

2018.6/25(月)
 東京・神楽坂で落語を楽しんだ今夜の(週始めの)コツコツ小咄。
「うちのお義父さん、ご高齢だけど仕事も家事もバリバリなの。まるで昨夜の乾選手や本田選手みたい」
「えっ、どういうこと?」
「スーパー・シュート(舅)!」… 続きを読む