【ブログ】太田道灌ゆかりの地・越生をめぐる。

世の中は「応仁の乱」ブームのようです。
 2017年10月9日(月・祝)、東京・代々木で開催されたシンポジウム「戦国近江の幕開け」(滋賀県教育委員会主催)も、応仁の乱に焦点が当てられたものでした。

末柄豊准教授(東京大・史料編纂所)と松下浩氏(滋賀県教育委員会事務局)による講演と対談。… 続きを読む

【ほんのさわり】山本紀夫『ジャガイモのきた道』

山本紀夫『ジャガイモのきた道』(2008.5、岩波新書)
https://www.iwanami.co.jp/book/b225922.html

民族植物学を専門とする筆者(国立民族学博物館名誉教授)の「ジャガイモ愛」に溢れている本です。
「イモ」については、日本人は「洗練されていない」等の良くないイメージを持っているだけではなく、ヨーロッパでは「悪魔の植物」「聖書に載っていない植物」として忌み嫌う国さえあるなど、二流の食べものといった偏見に満ちているとのこと。

しかし、ジャガイモは世界中で広く栽培されている重要な作物(栽培面積は第4位)として、多くの地域の食料供給と人口を支えていることについて、原産地であるアンデス、導入されたアイルランドやヒマラヤ等の丹念な現地調査を通して明らかにしています。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】山梨・上野原市西原(さいはら)地区

JR中央線で東京・高尾から3駅目が上野原。そこからバスで相模川水系鶴川を遡るように40分ほど北上したところに、上野原市西原(さいはら)地区があります。
 山に囲まれ平坦地は少ないため、昔から蕎麦、あわ、ひえなどの雑穀や、小麦やジャガイモを中心とする農業が営まれてきました。

1950年代には約2,500人いた人口は現在は570人程度にまで減少しており、しかも65歳以上が半分を占めています。外形的には、典型的な中山間地の過疎地域です。
 しかし、近年は都会から移住する人も多く、地元の方達と力を合わせて様々な新しい活動(例えば「雑穀の村復活プロジェクト」、古民家を改修した民宿等) に取り組んでいるなど、活気のある地域です。… 続きを読む

【豆知識】移住希望地域ランキング

田舎暮らしやIJUターンをサポートする認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター(東京・有楽町)は、毎年、同センターで開催する「ふるさと暮らし情報センター」の来場者 (個別相談、相談会・セミナー参加者等)を対象に、移住希望地域等についてのアンケートを実施しています。

本年2月に公表された2016年の結果によると、移住希望地域の1位は前年2位だった山梨県でした。2位は長野県(前年1位)、3位が静岡県(前年4位)となっています。

リンク先の図83は、この2016年の移住希望先ランキング1~10位の県の、2011年以降の順位の推移を示したものです。… 続きを読む

【ブログ】市民講座「みんなで考える『食』の未来」(小金井市)

2017年10月14日(土)。生憎の雨の週末となりました。
 朝、傘をさして自宅近くに一画を借りている市民農園へ(品川カブが育ち過ぎ!)。

今も目に鮮やかな内藤唐辛子と、福島・広野町由来の綿を数本収穫。

これらを携えて向かったのは、東京・小金井市。
 小金井市東町、笠森稲荷神社の裏手に… 続きを読む

【ブログ】芋大明神、棡原の獅子、前夜祭

2017年10月7日(土)。前日からの強い雨は自宅を出る頃には上がっていました。
 久しぶりに参加する「しごと塾さいはら」。今回の主目約は翌日の「西原ふるさと祭り」への出展です。

12時前にJR中央線・上野原駅で他の参加者と待合せ、萌さんの事に乗せてもらって出発。いつもの西原に向かう県道を左折して下りたところにあるのが、龍泉寺です。

山間部の西原地区とは異なり平坦で、お寺の横の水田では刈った稲がはさ掛けされていました。のどかな里山の風量です。

参道に並ぶお地蔵様に手を合わせて門を潜り、正面の本堂にお詣り。… 続きを読む