年頭の抱負

 新年のご挨拶を申し上げます。
 例年通り、穏やかに年が明けたと思っていたら、14時半頃に地震。多摩東部は震度3と揺れは大したことは無かったものの、震源が遠かったせいか揺れの時間が長く、冷やりとしました。
 昨年の大震災以降、日本列島近辺は地殻変動期に入ったという説もあり、当然ながら、年が改まったというような人間の都合など、大地には関係のあるはずもありません。
 いつものように地元の大岱(おんた)稲荷神社に初詣。毎年、初詣も地産地消です。
 ここでの楽しみは「地口行灯」(じぐちあんどん)。これは、駄洒落のような言葉遊びと、それに合わせた絵を書いた行灯で、東京地方の稲荷神社では祭礼等の際に飾る風習があるとのこと。
 今年の一押しは次のものです。
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 「八百屋お七」のもじりですね。これは分かりやすいです。
 八百屋さんネタを紹介するココロは、今年も伝統野菜等の取組に関心を持っていきたいと思っているからです。
 伝統野菜や伝統作物等を復活・普及させようという取組が、今、日本の各地で盛んになっています。これらは、地産地消の典型であるだけではなく、地域の風土、食文化や伝統を再認識させてくれるという効果もあり、今後の循環型の社会・文明を構築していく上で、重要な取組の一つとなることが期待されます。
 私自身も、関係者の皆様と連携しつつ、どのような貢献ができるかを考えて行きたいと思っています。
 と、年頭に今年の抱負を宣言する割には、地口行灯の駄洒落を引用するところなど、内心、じぐちたる思いを禁じ得ないところではあります。