秋の畑からの授かりもの。そして日本シリーズ。

 2013年11月3日(日)の文化の日は、2週間ぶりに自宅近くに借りている市民農園へ。
 夏の間だと2週間も空くと雑草に覆い尽くされるのですが、さすが11月ともなると、それほどの獰猛さはありません。
 しかし、この時期も、様々な作物が順調に育っています。
 総じて温暖で湿潤な日本の気候風土は、農業生産力の観点からは、他の先進国には無い大きな「強み」であるみとは間違いありません。
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 キャベツや白菜、ブロッコリーはだいぶ大きくなりました。レタスは、しばしば収穫してきてサラダ等で頂いています。仙台雪菜も大きく葉を茂らせています。この日のお昼用に初めて摘みました。
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 地大豆は2種類あります。
 ひとつは山梨・西原(さいはら)で頂いてきた「せんごく」。
 先週、西原で見たものは全体に茶色く枯れかかっていましたが、こちらはまだ葉もサヤも青々としています。だいぶ実が入ってきました。
 埼玉・秩父地方で多く栽培されている「借金無し」も、だいぶサヤが太ってきました。こちらも、まだ緑色です。テントウムシが一匹、秋の日射しを浴びていました。
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 区画の外、フェンス際を見ると・・・、
 夏の間はヒマワリ(福島ひまわり里親プロジェクトのもの)を植えていたのですが、こぼれ落ちた種から芽を出て、小さな蕾(つぼみ)までつけています。冬に向かって気の毒です。
 自然に生えていた(前に借りていた人が植えていた?)ジャガイモを抜いてみると、ごろごろとイモが出てきました。
 夏のイベントでのモヒートにし損ねたハーブも、青々と元気です。
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 ゴマは、茎の根本だけ残していたのをようやく片付けました。
 長岡巾着茄子と仙台長茄子(奥羽越列藩ナス同盟)は、種採り用に残してあった実を収穫し(いい感じで干からびています。)、これも片付け。
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 落花生の葉が、茶色くなってきました。
 試しに引っ張ってみると、土の中から大きな実が出てきました。明日は雨の予報でもあり、この際、全部収穫することに。これは、思った以上の豊作です。
 帰り際に近くの区画の方にお裾分けすると、珍しいと喜んでくれました。
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 雪菜、落花生、ジャガイモと、干からびた茄子を持って帰宅。収穫の喜び。
 この日の昼食は埼玉・小川町(まつなが農園)のうどん。製粉度合いを抑えてあるので、小麦の風味が強く残っていて美味です。雪菜を入れて頂きました。
 ジャガイモはレンジで蒸かしてみましたが、美味しいものと残念なものが。
 落花生は、いつもの塩茹でと、さらにオーブンでローストしたものを作ってみました。どちらも美味です。夜、野球を観戦しながら頂きました。
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 翌4日(月)は振替休日、午前中は雨が上がりません。
 午後になっていったん上がったかと思うと、再び強い雨。
 昨日、収穫してきた茄子の種採りをしました。
 カッターで切り分けると、腐りかけた果肉の中に茶色の小さな種がたくさんあります。小さな種をピンセットで摘まみ、紙の上に並べて乾燥させることに。
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 雨は夕方になってようやく上がり、つるべ落としの秋の日と競争するように、畑に向かいました。
 伝統大蔵大根が白く太く育っているのは、昨日、確かめておいたのですが、これを1本、夜の鍋物用に収穫しました。太くて胴が詰まっていて、重量感があります(一晩では食べきれませんでした)。抜いた後には大きな穴。
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 茄子や枝豆の後には、亀戸大根を播種しました。
 こちらは伝統大蔵大根と違って小ぶりな江戸東京野菜です。冬を越して収穫出来る日が待ち遠しく思われます。
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 2種類の地大豆(せんごくと借金無し)を、青いサヤを選んで少々収穫しました。
 茹でて頂きましたが、小川町の青山在来に軍配です。もっとも、枝豆として頂くには収穫が少し遅かった面もあると思います。
 伝統大蔵大根は、里芋や鶏肉と鍋へ。。
 とろとろと柔らかく煮えましたが、形は崩れません。非常に美味です。もともと、おでんなど鍋物に適する品種だそうです。
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 これで3連休は終了。
 埼玉・小川町での収穫祭など充実した3日間(遊んでばかり)でしたが、最大のイベントは、やはりプロ野球の日本シリーズ。
131104_12_convert_20131105235236.png 2日(土)は小川町から急いで戻り、宮城の地酒を飲みながら応援。絶対のエースで一気に日本一かと意気込むも逆転負け。翌日のスポーツ各紙1面は「田中負けた」の大見出し。
 そして3日(日)の最終戦。先発の美馬投手が6回まで1安打無失点の好投(シリーズ2勝でMVP獲得)。3点差で7回から中2日の則本、最終回は前日160球完投の田中とつないで遂に日本一に
 私が個人的に感慨深かったことは・・・、
 五輪招致にはしゃぐ東京・中央にあるチームを、地方、しかも未だ復興に苦しむ東北のチームが倒したこと。
 (30年来のファンだった)球団消滅の張本人がオーナーだったチームを、混乱の中、新規参入した「寄せ集め」チームが勝ったこと。
 その近鉄時代から生え抜きの牧田が本塁打を打ったこと。
 ジャイアンツは、第2戦での審判の微妙な判定にもしつこく抗議しないなど、さすがの風格を感じました。総合力では、一枚も二枚も上だったかも知れません。
 素晴らしいシーズンでした。
 今年のイーグルスと、伝説を作った田中と、同時代に生きられた幸運を噛みしめています。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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