はじまりの種-東京ゴマ01プロジェクト in 檜原村

 好天の2014年4月12日(土)、東京で本土唯一の村、檜原村に向かいました。
 
 グリーンスマイル(略称グリスマ)主催、2014年度「東京ゴマ01(ゼロワン)プロジェクト in 檜原村」の第1回種まきの日です。
 田舎と農作業が好きな「素人」達が、中山間地の耕作放棄地を開墾してゴマを栽培し、商品化と販売まで行い、現在ほとんどゼロのゴマの自給率を1%に上げようという無謀かつ崇高なプロジェクト。今年も本格スタートしました。
 いつもどおり朝 9:30にJR武蔵五日市駅に集合。
 ここからバスで現地に向かうのですが、季節がよくなりバス停には長い行列。しかもこの日に限って臨時便のやりくりが付かなかったようで、すごい混雑に。赤ちゃんをおぶったメンバーにオジさんが席を譲って下さいました。有難うございます。
 予定より少々遅れて「小沢」バス停下車、まずは「竹ハウス」へ。
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 ここは、檜原村に移住して農業や地域おこしの様々な活動をされている竹本亮太郎さん(竹さん)の自宅です。農作業の先生でもあり、畑の管理等もして下さっています。竹さん抜きには、このプロジェクトはあり得ません。
 グリスマ代表「てーさん」から挨拶とスケジュールなど説明。続いて20名ほどの参加者から自己紹介。初参加の方も何人もいらっしゃいます。子どもも3名。
 着替えて畑に向かいます。
 東京の平野部のソメイヨシノは散ってしまいましたが、ここでは満開です。向こう側の山は、あと2週間ほどで見頃になるそうです。日本の風土の豊かさを実感します。
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 畑に着いてみると・・・、
 2月の大雪で倒壊した納屋は、前回(3月8日のキックオフ)に来た時に起こしておいたのですが、また倒れていました。しっかりと土台に据え直す必要があるようです。
 納屋の下から取り出した鍬、こまめ(小型耕うん機)等を携えて、美しい春の山里の風景の中、さらに傾斜を登っていきます。
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 冬の間に植えておいたラディッシュとほうれん草は、気温が高くなって大きく伸びていました。
 摘んでかじってみると、それぞれに春の香りと味がします。野生のノビルも、ワイルドな辛みが美味です。
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 今日の作業は大きく2種類。前回耕しておいたところへの種まきと、次回(5月10日を予定)に種を播く場所の開墾です。
 たけさんからは、畝の立て方(地元では「さくる」と呼ぶそうです。)などを教えてもらい、それぞれ作業に。
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 小学生のツッキー(すっかり常連。というか半ば地元民?)も、熱心に鍬をふるいます。口ばかりの大人達よりも、よほど生産性は高そうです。
 小さな女の子(愛称とりこちゃん)は、いつしかお母さんの背中から降りて、土にまみれて遊んでいました。
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 畝を立て、ゴマの種を播いていきます。
 上から金ゴマ、黒ゴマ、白ゴマの3種類を播きました。いずれも昨年、この畑で自分たちで収穫したもので、純粋に檜原産のゴマです。
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 13時過ぎに作業は終了。いつものように地元の酒屋さん(永喜屋さん)に立ち寄って、各自、飲み物など調達。
 実は永喜屋さんのご主人、いつもグリスマのイベントに参加して下さっていて、今回も一緒に手と口を動かしてくれました。
 天気も良く、この日の昼食は竹ハウスの庭でバーベキューに。
 炭火をおこし、地元の野菜や肉、魚などを焼いていきます。釣りが趣味という永喜屋さんが、この日もヤマメを差し入れて下さいました。
 この日の料理にも「関根の胡麻油」が使われています。
 江戸時代から続く老舗の若いご主人が、前回から参加して下さっています。
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 まつけんシェフ特製のパエリアの隠し味も、もちろんゴマ油。畑からの帰りに竹さんが摘んできた菜の花等は、見た目も美しいグリーンサラダになりました。
 好きな飲み物とともに、しばし歓談。
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 食事が一段落するとワークショップの時間。
 私も時間を頂き、フード・マイレージの観点からみて「ゴマ01プロジェクトは地球を救う!?」と題したプレゼンを行わせて頂きました。ご関心のある方は資料をご覧頂ければ幸いです。
 自給率を上げるためには檜原村だけでは足りません。
 ということで、日本各地でゴマ01に参加する人たち「サテライトゴマ01畑ヌシ、里オヤ」を募ったところ、関東のみならず、新潟、大阪、奈良、鳥取、宮﨑、鹿児島など全国20か所を越える地域から申し込みがあったこと等が、てーさんから報告されました。
 最後は、もっちゃんのミニ・リサイタル。みんなで合唱したオリジナルの「全快野菜ちゃん」(グリスマのテーマソング)等の歌声が、檜原村の山々に響き渡りました(オーバーな)。
 とりこちゃんも大喜び。
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 楽しい一日はあっという間に終了。
 山間いは日が陰るのも早く、肌寒くなってくるなか、いつもの17時前のバスで帰途へ。
140412_11_convert_20140418224441.png 思えば1年前、本当に育つか半信半疑ながら傾斜地を開墾して小さな小さなゴマの種を植えて、やがて芽が出たと思うと、ぐんぐんと大きくなり人の背丈も超え、秋には大豊作に恵まれました。苦しくとも楽しい選別調製作業も思い出されます。
 今年も同じような体験ができるかと思うと、今からワクワクします。
 原則として毎月第2土曜日を予定している本イベント、次回は5月10日(土)を予定しています。ご関心のある方の参加を、みんなでお待ちしています。
 最後に(最初に出せよと言われそうですが)、グリスマ広報担当の「豆さん」がまとめられたゴマ01プロジェクトの概要「小さいひと粒ひと粒に託された自給率アップという夢-はじまりの種〈greensmile〉」を紹介しておきます。
 さすがプロのライターさん、文章も写真も素晴らしいですので、ぜひご覧下さい。面白いプロモーションビデオもあります。
(この拙ブログにも、豆さんの写真を2点ほど借用させて頂きました。)
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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