小料理・結(新宿富久町)

 12月12日(金)、久しぶりにT氏から連絡をもらい、呑みに行くことに。
 T氏は、檜原村で一緒にゴマを作ったり、品川で野菜マルシェを開催したりしているグリーンスマイルの仲間(仲間内では「Pちゃん」の愛称で呼ばれています)。
 飲食関係の情報会社に勤務、美味しいものを探して全国を飛び回っている好青年です。
 向かったのは、メトロ新宿御苑前駅から徒歩10分ほど、新宿富久町にある小料理・結(ゆい)。
 ちなみに最近、それまでの「ダイニングカフェ・結」から「小料理・結」に模様替えされ、看板もお洒落になり、何より、江戸料理研究家の女性が本格的な手料理を出してくれるようになったのです。
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 カウンター中心の小さなお店ですが、19時頃に着くと、常連さん達で賑わっています。
 その間に入れて頂きました。
 さて、お目当てのお料理ですが、まずお通しはムール貝、株のあんかけ、蒲鉾、卵焼きなど。
 続いて出して頂いたのは「すいとろ」。とろろ芋をすり下ろして出汁でのばし、青海苔がトッピングされています。喉越しが良く、いくらでも食べられそうです。 
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 三陸産というツボ鯛の塩焼き。脂がのって香ばしく、ついつい、お酒もすすみます。
 さらに、里芋のくずあんかけ。ぽくぽくとした食感で柚子の風味がアクセントに。
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 青菜のさっぱり煮。こちらはシャキシャキとした食感です。
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 これも三陸産のホタテは、刺身とチャウダーの2品で出して頂きました。
 刺身はコリコリ、ねっとりとして深みのある甘さ。チャウダーもホタテの味が際立っています。
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 この日頂いたのは、生ビールのほか2種類の日本酒。
141212_6_convert_20141213230616.png 一つは、奥の松。福島・二本松市の有名な酒蔵です。
 もう一つは真野鶴(純米中取り無ろ過生原酒)。通常のものより度数が高いようです。新潟・佐渡にある酒蔵とのこと。
 美味しい手料理とお酒を堪能。ご馳走さまでした。
 外に出ると気温は下がっていたようですが、身体はほかほかとして、あまり寒さは感じません。
 ところで小料理・結は、単なる飲食店ではありません。
 福島など東北の被災地の復興支援のための拠点として、福島・いわき出身のオーナー・根本二郎さん(新宿区議)が経営されているお店です。
 毎月11日(東日本大震災の月命日)には、「結イレブン」という「福島と東京を結ぶ」イベントも開催されています(主催はすずめの未来市)。
 
 東京に暮らし、東京で働いている私たちは、ともすれば被災地のことを忘れてしまいがちです。原発事故の関連等で、現在も多くの人が避難を余儀なくされています。収束作業には、まだまだ長い時間がかかります。
 東京の中心・新宿の雑踏の中に、被災地の復興支援のための拠点があることは心強い限りです。
 ところで、明日(12月14日)は総選挙の投開票日。
 どのような国を目指そうとするのか、私たちの選択の結果が明らかになります。
 
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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