6月の神田・なみへいは五島の特集 & コムロ寄席(@ポレポレ座)

 2015年の6月も末。
 九州では豪雨が続きます。東方地方も、遅れに遅れた梅雨に入ったと同時に大雨に。年々、気象が荒々しくなっているように感じられます。
 玄関先のプランターには、ブルーベリーとスダチを植えてあります。
 どちらも今年は豊作。ブルーベリーは、摘んでも摘んでも食べきれないほど。スダチはようやく直径1cmほどに。楽しみです。
 先週末の畑作業の合間、ふと見ると、シシトウの葉の上にナガメ(カメムシの一種)に沢山の蟻が群がっていました。激しく争っているようにも見えなかったのですが、何をしていたのでしょうか。
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 6月24日(水)は、永年にわたった業務が一区切りを迎えたことで、職場の仲間と神田・なみへいへ。
150624_1_convert_20150628074906.jpg 「東京から故郷おこし」をコンセプトに地域活性化を目的に作ったご当地飲食店です。
 オーナーの川野真理子さんが、人と人がつながる、地方と都会がつながる、食材と食材がつながる、さまざまなものが「つながる場」として愛される、温かい交流サロンとしたい、との思いで開設・運営されています。
 中に入ると、壁一面には全国(各都道府県)の名産料理のパネルが貼られています。いずれも、このお店で提供されたことがあるもの。
 中央には特産品の販売コーナーもあります。
 なみへいでは、月替わりで各地の旬の食材を頂くことができるのですか、6月は長崎・五島の特選素材を中心としたコースです。
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 前菜は、五島市のクジラを中心に、青森のミズのこぶとふきみそ料理、秋田のいぶりがっこ等が並べられました。
 続く野菜料理は、姫竹とヤングコーンの皮ごと焼きに谷中生姜。焼き味噌をつけて頂きます。
 イサキなど刺身3点盛。五島からの直送とのこと。
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 箸休めには、神津島産寒天に特産のトマト(五島ルビー)の涼味。
 この日の飲みものは、飲み放題コースと別に、福島・いわきから取り寄せた「又兵衛」原酒を持ち込ませて頂きました。濃厚でコクがあります。
 もうひとつ持ちこんだのが、この日の朝に収穫してきた寺島ナス。これらはサンプル(?)として川野さんにお渡ししておきました。
 1ヶ月続く特産コースは無理でも、江戸東京野菜をテーマにした一日イベントでも開催できれば、と思っているのですが・・・。
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 鍋料理はしゃぶしゃぶ。
 五島のブランド豚肉「五島豚」を、たっぷりの野菜とともに頂きました。  
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 具材を食べ終わり、お腹も満足しつつあったところに、〆の五島うどんが投入されました。
 煮えてきたところに、最後にアオサを入れると鮮やかな緑色と、磯の香りが広がります。
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 今回も、地域の旬の特産食材を使った料理を堪能。
150624_7_convert_20150628075053.jpg 宴に最後近く、川野さんが来月以降の特集地域メニューを紹介して下さいました。
 7月は長野・南佐久地域(小海町と佐久穂町)、8月は岩手・奥州市、9月は静岡・西伊豆町等と、来年月までのラインナップがほぼ決まっているそうです。
 その地域地域には、その風土に育まれた美味しい食べものがあります。
 それを、工夫された献立で一ヶ月間にわたって頂くことができるのは、オーナーの川野さんと、料理長の山本さん達のお陰です。
 今回も、本当に豊かな時間を過ごすことができました。
 美味しかったです。ご馳走様でした。
 さて、翌6月25日(木)の終業後は、久しぶりに東中野のポレポレ座へ。
 「ポレポレ」とは、スワヒリ語で「ゆっくり、ゆっくり」という意味とのこと。確かにその名の通り、駅から徒歩1分という繁華街にありながら、ここは回りと少し違うゆったりした時間が流れているようです。
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 ここでは素晴らしい映画も上映されているのですが、この日のお目当てはコムロ寄席
 シンガーソングライターの小室等さんがホスト役を務めるこのイベント、この日のタイトルは「緊急開催!永六輔が語る芸人とその世界~政治編~」。
 開演19時少し前に、車椅子の永さんが入ってこられて壇上へ。
 パーキンソン病を患われた後も、毎週土曜のラジオ番組にはレギュラー出演を続けられています。
 この日も、はっきりした口調で、お元気そうです。
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 戦後、GHQ占領下で放送されていたNHKラジオの人気番組に、中学生の頃からコント等を投稿されていたという永さん。高校生になられた時には、早くも放送作家として番組作りに関わられたとのこと。
 その頃の歌、『これが自由というものか』(榎本健一、楠トシエ)、『ここはどこだ』(永六輔作詞、いずみたく作曲)等の音源が流されます。
 時代の流れのなかで、芸人に必要なのは「知恵」であると、永さんは力強く語れました。
 永さんは前半だけで帰られ、後半は小室等さんと佐久間順平さんによるライブ。
 軽妙なトークを交えつつ、『雨のベラルーシ』『6月の雨の中で』 『ホワッツ・ア・ワンダフル・ワールド(この素晴らしき世界)』等を披露して下さいました。
 生の演奏とトークの迫力を、堪能させて頂いた一夜でした。
 【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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