2016年1月9日(土)。
抜けるような青空に恵まれた3連休初日は、久しぶりに東京・檜原村へ。
途中、乗り換えた拝島駅からは富士山の雄姿も(この辺りまで来ると、富士は他の山に隠れ先端部だけ見えます)。
10時前にJR武蔵五日市駅前に到着。ハイキングに向かうグループが何組か。
さて、私たちのイベントは「えいきやさん生誕祭2016&小林家見学ハイキング」。
えいきやさんとは、グリーンスマイル「ゴマ01プロジェクト」等でお世話になっている地元の酒屋さん。このたび52歳の誕生日を迎えられた機会に、ハイキングと鍋パーティーでお祝いしようという趣旨です。
そのえいきやさんと、イベントの主催者・竹さんが出迎えて下さり、車に分乗して藤倉地区へ。檜原村でも最も奥まったところにあります。
生後5カ月の「こうちゃん」を胸に抱いた竹さんを先頭に、山道を登り始めたのは10時50分頃。脇に清流が流れています。
こうちゃんを入れて総勢13名。えいきやさんが学園祭の手伝いに行かれている大学の学生、へんぼり堂の駐在員、檜原村の地域おこし協力隊の方たちです。
取っ掛かりから、かなりキツい坂です。コンクリートで固められているので歩きやすい面もあるのですが、硬くて膝が笑いそうです。
視線を上げると、あくまで青い空に、柿の実の橙色が映えています。
山の色も美しく、目に染みるようです。
えいきやさん、少々パテ気味になったところに若い男性がすかさずフォロー。
30分ほどで、目指す小林家住宅に到着(短時間ながら傾斜が急で、正直、キツかったです)。
標高750mほどの南斜面に建つ民家は、18世紀前半頃の建築とのこと。傷みが激しかったため、2011~14年度にかけて修復工事が行われ、茅葺など当時の姿が再現され公開されています。
管理人の方に挨拶して中を覗かせて頂くと、板張りの広間が印象的です。手前の土間のカマドには火がくべられています。山国らしく良質の木材が豊富に使われているとのこと。
ちなみに、近くには清潔なトイレ等も整備済みです。
住宅の裏手に出てみると、地元の方達により斜面の一画が網で囲われ、のらぼう菜が植えられていました。江戸東京野菜をつくる構想もあるそうです。
南向きの斜面は何とも暖かく、春のような陽気で、座ると睡魔に襲われそうです。
梅が早くも満開になっていました。
正午を回り、同じ道を下山することに。下りの方が膝の負担が大きいようです。
下ったところにはバス停と時刻表。デマンドバスのようです。
改めて駐車場に設置されたベンチをみると、駐車場そのものもかなり傾斜していることが分かります。
再び車に分乗して小沢地区へ。えいきやさん宅にお寄りしてお母上さまに挨拶。
そして竹さん宅へ。
こたつに入り、えいきやさんの発声で鍋パーティーの始まり始まり。
もちろん暖かい鍋もですが、地元の名産・こんにゃくも舌触りが柔らかくて美味。
昨年、新潟・上越市大賀に行った際に手に入れていた特別純米酒「蛍の舞」を持参したのですが、これもなかなか美味。
宴半ばでは、大5本、小2本のロウソクが立てられたバースデーケーキが出されました。
学生さん達からは、えいきやさんとの交流の軌跡を描いた手作りアルバムのプレゼント。
蝶ネクタイやキャップも贈られ、えいきやさん、満面の笑みです。
鍋の終了後は、竹さんのお手前によるお茶会。
檜原村に移住されて農業や地域おこし活動に取り組んでおられる竹さんですが、本来の専門は庭師でもあり、その関連で茶道にも造詣が深いのです。
格式張らず、若い人たちの笑い声が途切れない賑やかなお茶会でした。
気が付くと17時過ぎ。
主役であるはずのえいきやさんと、竹さんの奥さまに、五日市駅まで送って頂きました。本当にお世話になりました。
今年も何度か檜原村を訪ねることになりそうです。
えいきやさん、竹さんご夫妻を始め、地元の方達には引き続きお世話になりそうです。どうぞよろしくお願いします。
【ご参考】
◆ ウェブサイト:フード・マイレージ資料室
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