第140回 車座&美味しいものいっぱい忘年会2016

2016年もいよいよ大詰め。
12月28日(水)の御用納めの日は休暇を頂き、自宅近くの市民農園で品川カブを収穫。
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それを抱えて向かったのは、「東京から地域おこし」をコンセプトとする神田・なみへいです。
この日、貸切で開催されたイベントは「第140回 車座&食べる通信+ポケマル美味しいものいっぱい忘年会2016」。
「食べる通信」とは、食のつくり手の情報と生産した食べものがセットで届く“食べもの付き情報誌”で、現在、全国に37誌あるそうです。ポケマル(ポケットマルシェ)とは全国の生産者と会話しながら食材を買えるというスマホアプリのこと。
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イベントの開会は17時30分ですが、15時過ぎに到着するとスタッフの皆さん達が調理等の真っ最中。
各地の食べる通信とポケットマルシェで取り上げられた選りすぐりの食材とのこと。スタッフの皆さんが手分けして、全国の17カ所から取り寄せたそうです。
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そのラインナップは、神奈川・藤沢の「みやじ豚」(生産者の宮治勇輔さんも参加して下さいました)、福岡・宗像市からは船上活け締めブリ、山口・長門の長州黒かしわ、宮城・石巻市の殻付きの蒸しホヤ、同・東松島市の海苔を使った海苔巻きと海苔うどん、福島・相馬市の卵、同・いわき市の里芋「長兵衛」、同・桑折町のあんぽ柿(クリームチーズ和え)。千葉・佐倉市のしいたけ、大和伝統野菜・宇陀金ごぼう、大阪・岸和田の彩誉人参、宮崎・日之影町の柚子など。
飲み物は、鈴木酒造(山形・長井市)の磐城壽(いわきことぶき)など。
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17時30分過ぎに「東北食べる通信」編集長の高橋博之さんが到着。
高橋さんの話を伺うのは、本年7月に八王子で開催された第106回車座以来2回目です。この日も人間にとって食べものや「共食」の大切さ、「世直しは食直し」であること等について熱く語られました。
その後、参加者一人ひとりから自己紹介。
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18時45分頃から忘年会に。今回は食べながら話すことがメインです。
高橋編集長の音頭で乾杯。
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スタッフのYさん達から食材の紹介。
食事が始まってからも、スタッフの方の多くはなかなか調理場から離れられません。
(ちなみにYさんは、7月になみへいで開催した熊本応援食事会の際に、調理から片付けまで手伝って下さった方のお一人です。あの時もバタバタだったことを思い出しました。)
いったん席換えをしてから、後半の料理である里芋、ブリしゃぶ、海苔巻きなどを出して頂きました。
素人が作った品川カブ(切っただけ!)も、多くの方が美味しいと言って食べて下さいました(感謝!)。
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なみへいのオーナー・川野真理子さん、店長の川野元基さんからも挨拶を頂きました。
なみへいさんにも、今年1年、色々とお世話になりました。
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予定の21時を回り、最後に高橋編集長から〆の言葉。
「ぼくら人間だから、誰かと一緒に食卓を囲み、会話しながら食べるという時間を大切にしていきたい。来年も車座続けていきます。お互い生きていたら、また会いましょうぞ!」
終了後、ご著書「都市と地方をかきまぜる」にサインを頂きました(ミーハーですね)。
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以下、終了後にFBページに寄せられたスタッフのYさんのコメント(抜粋)です。
「今回、食材集めのために生産者の方たちとやり取りする中で、自然と真っ向から向きあいながら毎日汗水流し、休みはほとんどなく頑張らないと生産できない事がよくわかりました。今、思うのはやっぱり生産者さんがどんな思いで作っているかを知らなくては駄目だってこと。知ったら、それを食卓で共有し、伝えていく事が大事。作る人も食べる人も繋がっていないといけないんです」
Yさんを含むスタッフの皆さま、大変お世話になりました。楽しい時間と美味しい食事を有難うございました。
2016年は間もなく暮れます。
今年も様々な「場」で、より豊かな未来の食を創り上げて行くために取り組んでおられる多くの方たちとのご縁を頂きました。
微力ながら、また不十分な内容ながら、コツコツとブログやメルマガを書き続け、これら志のある方たちの思いや取組み内容について情報発信するお手伝いが少しは出来たのではないかと自負しています。
明年も新たな出会いがあるかと思うと、ワクワク感とともに、背筋が伸びるような感覚がします。
今年一年、どうも有難うございました。来年も引き続き、どうぞよろしくお願いします。