
本年6月28日(金)~29日(土)、大阪で G20(20カ国・地域)サミットが開催されます。
これは、2008年以降、世界のGDPの8割以上を占める主要国・地域が参加して毎年開催されている国際会議(正式名称は「金融・世界経済に関する首脳会合」)で、日本が議長国となるのは今回が初めてです。
本会合の前後には、国内8都市でテーマ毎に関係閣僚会合が開催されますが、その最初の会合として、去る5月11日(土)~12日(日)の間、新潟市でG20農相会合が開催され、34の国・地域と国際機関が参加しました。
2日間の会合では「農業・食品分野の持続可能性に向けて」とのテーマで閣僚の間で意見交換が行われ、「2019年 G20新潟農業大臣宣言」を採択して閉幕しました。
このなかでは、世界的な飢餓の終結や栄養改善の達成に向けて、人工知能(AI)やロボットも活用して持続的な農業の発展を目指すこと、気候変動への対応を強化すること、農業・食品の流通過程全体における食品ロスの削減に取り組むこと等が盛り込まれました。
また、レセプション等では東日本大震災の被災地産の食品等も振る舞われ、中国、韓国等の農相との間では福島県産農産物の輸入規制問題についても話し合われました。
この農相会合は、飢餓の撲滅に向けた政治レベルでの取組みの一つです。では、私たち市民レベルでできることは何があるでしょうか。
次の「ほんのさわり」欄をご覧下さい。
[参考]
G20新潟農業大臣会合の開催及び農林水産大臣等の国内出張の結果概要について(農林水産省HP)
http://www.maff.go.jp/j/press/kokusai/kikou/190513.html
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出所:F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-No.168
https://www.mag2.com/m/0001579997.html
(過去の記事はこちらにも掲載)
http://food-mileage.jp/category/pr/