2019年も9月末。間もなく年度後半に入ります。時の流れの早さを感じざるを得ません。
9月28日(土)は、久しぶりに東京・板橋区大山へ。
東武東上線大山駅の南口(なんで北口より北にあるんだろう?)を出ると、目の前が有名なハッピーロード商店街。
この日は、踏切を渡って逆の方向に向かいます。こちらの商店街も多くの人、人。
やがて板橋区立文化会館に到着。立派な建物です。
小ホールの入り口には、「アイカム ドーム上映会」の縦看板。
ホールに入ると、ステージ上に空気で膨らませたエアドームが設営されていました。
(株)アイカム(東京・板橋区)は、科学・医学分野の映像製作・出版を行っている会社で、特に生体内の細胞などミクロの世界を生きたまま映像化する顕微鏡撮影技術には定評があります。
国内外の映画祭で受賞している作品も多数とのこと。
各地の公共施設や小学校等で定期的にドーム上映会を開催しているというアイカムの活動は、かねて市民研のイベント等で伺っており、ぜひ一度上映会に参加したいと思っていたところ、ようやく実現しました。
この日のプログラムは、「いのちのはじまり-いのち探検 I 」と「 いのち探検II-すべてのはじまり」の2作品。
それぞれ3回ずつ上映されます。
靴を脱いでドームに入り、マットの上にぺたんと腰を下ろすと、やがて上映がスタート。
ドームに大きく映写される映像はすごい迫力。自分が細胞や宇宙の中に入っているような錯覚を覚えます。
「いのちのはじまり-いのち探検 I ミクロちゃんと行く宇宙の旅」は、冒頭、ミクロちゃんという不思議な姿をした子どものアニメーションで登場。
(上記リンク先でデモ映像を見ることができます。)
「あなたは宇宙人?」という「私」の問いかけに、ミクロちゃんは「地球人のあなたも、宇宙人なのよ」と答えます。
子どもでも楽しめるように分かりやすい構成・演出になっていますが、内容は極めて高度なものです。
ヒトの体の中にあるDNAを立てにつなぐと、その長さははるか銀河の果てにまで達する様子が、実際の顕微鏡映像とCGにより描かれます。
「 いのち探検II-すべてのはじまり」では、宇宙の誕生から現在までの「いのち」が描かれています。
ビッグバンで飛び交った素粒子から、やがて銀河や太陽が生まれ、地球ができ、原子が結合して分子になり、ついには生命が誕生します。
すべての多様な生き物は、もとは宇宙の素粒子からでき上がっているのです。「いのちと宇宙は響きあっている」というメッセージが伝えられます。
素晴らしい映像でした。子ども達はもちろん、大人にもぜひ見てもらいたい内容です。
アイカムでは、DVDの販売、学校等での出張上映会も行っているとのこと。なお、板橋区立文化会館での次回の上映会は10月18日(金)の予定です。
せっかく(?)大山まで来たので、ハッピーロード商店街に戻り、駅近くりの居酒屋で鯨の刺身、竜田揚げ、ステーキなど。
価格もリーズナブル、日本酒ともよく合います。
食べ飲みしながら、スマホでラグビーの試合をチェック。
何と強豪・アイルランドに逆転勝利! 日本ラグビー史上に残る日となりました。