去る9月23日、ニューヨークの国連本部で「気候行動サミット」が開催され、60以上の国の首脳らが気候変動対策の具体策を表明しました。
また、スウェーデンの環境活動家・、グレタ・トゥンベリさん(16歳)の演説は多くの人に強い印象を残しました。
一方で、地球は温暖化していない、あるいは温暖化していてもその原因は人為的な温室効果ガスではないと主張する「懐疑派」の人たちもいますが(超大国の指導者も?)、事実はどうなのでしょうか。
日本の気象庁も、世界及び日本の気温や降水量の経年変化を監視しています。
リンク先の図177は、世界の夏(6~8月)の平均気温偏差の経年変化を表したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2019/09/177_ondanka.pdf
これによると、2019 年の夏(6~8月)の世界の平均気温は、基準値(1981~2010年の平均値)と比較して0.44℃(速報値)も高く、1891年の統計開始以降で最も高い値となりました。
今年の日本や欧州の猛暑は、データからも裏付けられているのです。
世界の夏の平均気温は、変動を繰り返しながらも長期的には上昇傾向で推移(100年で0.7℃)していることは、この図からも明らかです。
[出典等]
気象庁「世界の季節平均気温」
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/sum_wld.html.
出所:
F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-No.177
https://www.mag2.com/m/0001579997.html
(過去の記事はこちらにも掲載)
https://food-mileage.jp/category/mame/