【ブログ】楽しみを貯める時

4月からの再就職に伴って勤務は水~金の週3日に。さらに最近は自宅でのテレワークが多く、24日(金)の都心への出勤は2週間振りでした。

 街も、電車も空いています。
 お陰で早めに着いて、登庁前に職場近くの日比谷公園を散策。
 新緑の中の鶴の噴水。青空に向かうイチョウの葉っぱも、だいぶ大きくなってきました。一年のうちで、もっとも美しい季節が到来しています。

終業後、気になっていた東京・神田にある「箕と環」(みのとわ)に足を運んでみました。
 全国の美味しいこだわりの食材を用いた料理を頂けるお店。先代店(なみへい)のコンセプト「東京から地域おこし」を受け継いでいます。

 臨時休業の貼り紙が出ている近隣の店舗も多い中、ここではランチとテイクアウトで営業を続けておられ、ほっとしました。

店長さんにお願いして、盛り合わせを作って頂きました。手書きのメニューも添えて下さっています(もちろん、産地も)。
 ニジマスのカルパッチョ(滋賀・彦根)、テナガダコの唐揚げと豚肉の酒粕焼き(佐賀・鹿島)、サバの灰干し(千葉・銚子)、とり天(大分)、だし巻き(兵庫・淡路島)、筍の煮物(新潟)。
 いずれも店長さんと直接関わりのある生産者の方のもののようです。

ところで、箕の環さんでは、前売り食券の販売も始められています。
 お店の当面の現金収入になるだけではなく、こちらにも3000円なら3500円、10000円なら12000円の飲食ができるというお得なものです。
 楽しみができました。

 ところでアメリカにCSA(Community Supported Agriculture)という取組みがあります。
 地域の小規模生産者を支援するため、消費者は1年間の野菜代を一括前払いすること等で、天候による不作リスク等は生産者と消費者がシェアするという仕組み。
 同じような取組み(CSR;Community Supported Restaurant?。どこかでみた略語ですね)が、飲食店であってもいいのかもしれません。

 他にも気になっている飲食店はいくつもあります。ご無沙汰してすみません。

その日帰宅すると、(一社)日本水土総合研究所『日本の水と土』という書籍が届いていました。副題に「一度は訪ねてみたい、先人達が築いた農の礎」とあります。

 金沢在勤・在住中にお世話になったライター/編集者の方が、本書の編集に携わられたとのことで贈って下さったのです(素晴らしい退職祝い?です。有難うございます)。

 疏水(用水路)、ため池、棚田など全国85箇所の「農業資産」が、美しい写真とともに紹介されています。
 「日本人には、困難な状況にあっても水と土という限られた地域資源を最大限活かしながら、しなやかに適応して生きる回復力、復元力がある」との文章は、時節柄、特に心に響きました。

 ぜひ足を運んでみたいと思う場所ばかりです。ここでも楽しみができました増えました。

何度もお邪魔している山梨・上野原市西原(さいはら)からは、この季節ならではの山菜が届きました。わらびは炊き込みご飯にして頂きました。

 移住されたカップルには新しい命が授かったとの便りも。お訪ねするのが楽しみです。

昨日の日曜日(4月26日)は、南風が強く初夏のような陽気に。
 近所の園芸店で(必要な)野菜苗を購入してきました。数日中に、自宅近くに借りている市民農園の一画に定植する予定です。

 夏から秋にかけて、キュウリ、トマト、ナス、それにトウモロコシ、枝豆、落花生等が楽しめそうです。これも大きな楽しみです。

朝日放送(大阪)のラジオで「将来の楽しみのために、今は少しだけガマン」というCMソング(「換気の歌」?)が流されていますが、今は、将来の楽しみを貯める時期なのかも知れません。

 あっ、ちなみに私は元々出不精、怠け者なので、子どもの頃に断念した趣味を復活させるなど、引きこもり生活をそれなりに楽しんではいますが。

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