新型コロナウイルスの感染が拡大する一方で、家きんの病気である高病原性鳥インフルエンザの発生が世界で相次いでいます。
国内でも3県・10農場で発生が確認され、過去最大に迫る160万羽の殺処分や周辺農場の移動制限等の措置がとられています。野鳥でも相次いでウイルスが確認されており、例年よりも感染リスクが高い状況にあります。
一方、鳥インフルエンザが人に感染することは一般的にはありません(海外では、感染した鳥に直接触れて羽をむしるなど濃厚に接触した場合に感染した事例があります)。
また、感染が確認された農場の家きんの肉や卵は流通していませんが、仮に食べたとしても鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はありません。鳥インフルエンザウイルスは70度以上の加熱や胃酸により不活化(死滅)するとされています。
ちなみに厚生労働省は、「鶏肉を未加熱または加熱不十分なままで食べることは、食中毒を予防する観点からもお勧めできません」としています。
[参考]
食品安全委員会HP「鳥インフルエンザについて」
https://www.fsc.go.jp/sonota/tori/tori_infl_ah7n9.html
厚生労働省HP「鳥インフルエンザに関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/qa.html
出所:
F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-
No.206、2020年11月29日(日)[和暦 神無月十五日]
https://www.mag2.com/m/0001579997.html
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