【豆知識】すし(外食と弁当)の消費額の推移

日本の伝統食であるすしは、外食や持ち帰りでも人気のメニューです。
 リンク先の図227は、家計における2017年から20年にかけてのすし(外食及び弁当)への消費額の推移を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2021/10/227_sushi.pdf

これによると、2020年のすし(外食)に対する支出額は、全国平均で2017〜19年平均に比べて14.3%減少しているのに対し、すし(弁当)に対する支出額は同6.4%増加しています。この結果、すしへの支出額については、外食と弁当(持ち帰り)が逆転しているのです。
 この傾向は、もともと外食志向が高い東海地方、逆に箱寿司や柿の葉寿司など持ち帰りが多い近畿地方でも、同様となっています。

これは言うまでもなく、新型コロナウイルス感染の拡大により飲食店の営業に大きな悪影響が出たことが原因ではありますが、ライフスタイルの変化に伴い、すしという伝統的な食品の消費構造も変化しつつあることを示唆しているのかも知れません。

[資料]
 総務省「家計調査」(2人以上の世帯)
 https://www.stat.go.jp/data/kakei/index.html

出所:
 F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-
 No.227、2021年10月6日(水)[和暦 長月朔日]
  https://www.mag2.com/m/0001579997.html
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