【ブログ】2022年寒中オンライン

1月20日(木)は大寒。2022年は最も寒い季節を迎えています。新型コロナウィルスの新規感染者数は、毎日のように過去最多を更新。

そのようななかでも、今年も蠟梅の花は咲き、ミツマタの蕾は膨らんでいます。近所の平地林にはドングリのじゅうたん。

1月23日(日)の夜は、ネーネーズのオンライン配信を視聴。
 那覇市国際通りにあるライブハウス島唄は、一時、再開していたものの、昨年末からの感染急拡大で再び休業となりこの日のライブも無観客。しかも、メンバーの一人が濃厚接触者となり1か月延期されていたもの。

もう一人のメンバーの方は(こちらはお目出たい話で)産休中で、無事に女児を出産され間もなく復帰とのこと。
 珍しい3人でのステージを(アフタートークも)楽しみました。

沖縄の感染者数は減少に転じた模様。
 ライブハウスの再開、できれば沖縄再訪も期待したいところです。

24日(月)19時からはNPO市民科学研究室の「市民科学みらい会議」にオンライン参加。
 市民研の運営や具体的行事等についての打合せ、上田代表のご苦労に頭が下がります(と言いつつ色々と注文を付けさせて頂きましたが)。

25日(火)18時からは地域情報誌『かがり火』の第3回支局長会議にオンライン参加。
 40名近くが参加、静岡・磐田市で「故郷を守る」活動をされている方から楽しい報告、近況などを頂きました。
 リアルでは会えなくなって久しい方々の顔を拝見することができました。

27日(木)17:30からは「国連『ビジネスと人権に関する指導原則(指導原則)』10年を振り返り、2022年を展望する」と題するウェビナーを視聴。
 主催はBHRC(ビジネスと人権市民社会プラットフォーム)GCNJ(一社グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン)が後援しています。

昨年11月の国連 ビジネスと人権フォーラムのふり返りなど、多くの団体や企業の方による様々な報告と討論が行われました。国際ルール策定に尽力されてきたジョン・ラギー氏は昨年9月に亡くなられたそうです。
 そのなかで(公社)アムネスティ・インターナショナル日本の方が紹介されたのが「世界的な牛肉サプライチェーンに潜むアマゾンでの違法な牧畜」と題するレポート。興味深い内容です。

2022年1月28日(金)の19時30分からは、第4回小農学会オンライン定期セミナーに参加。
 小農学会とは、大規模化・企業化に抗して、小農の道をめざす勢力が結集して研鑽し、社会的発言力を高めることを目指して2015年11月に設立(萬田正治、山下惣一両氏が共同代表)。

九州農政局在勤中(2005~08年)にお世話になった山下さん(佐賀・唐津市在住の農民作家)が、東京に講演に来られた時に学会の話を伺い、さっそく入会申し込みしました。
 その後、活動は九州中心だったため参加する機会がなかったのですが、この日、オンラインのセミナーに初めて参加させて頂いたのです。

進行役の佐藤弘さん(小農学会事務局、西日本新聞社)は、九州農政局でのシンポジウムに登壇して下さった方。徳野貞夫先生((一社)トクノスクール・農村研究所、熊本大名誉教授)は、熊本時代に公私ともに様々なご指導を頂いた恩人です。
 懐かしい顔が並んでいます。

この日は、牛肉・オレンジ自由化が大きな話題となっていた1980年代末のテレビ討論番組を視聴。学識経験者、財界、農協、消費者代表などとともに、山下さんもパネリストとして参加されています。会場の一般参加者も含めて討論が進められます。
 その後、セミナー参加者の間で感想などのシェア。今も変わらない単純な自由化論に怒りを覚えた方も多かったようですが、このような番組があったこと自体、私は懐かしく思いました。

この日のセミナーに先立ち、小農学会編著『新しい小農』山下惣一さん『農の明日へ』を拝読。変わらない山下さんの諧謔を含んだ鋭い指摘(ホンネ)、前著のなかの宇根豊さん(農と自然の研究所)の「反・スマート農業論」など、大いに勉強になりました。

小農には、どうやら狭い農業分野に限定されない大きな可能性があるようです。これからも小農学会に注目・期待していきたいと思います。