2022年も12月に。あと1枚だけになってしまった月めくりカレンダーが、はかなげにぶら下がっています。
3日(土)は薄曇り。
自宅から駅に向かう途中にある農家さんの畑では、収穫体験会が行われていました(ここでは初めてかな?)。市街地のなかにある農地は、本当に貴重です。
読書会ざんまいの週末、最初に向かったのは東京・三鷹市です。
井の頭公園は、まだ紅葉も美しく、地面はふかふかの落ち葉のじゅうたん。コロナ禍の下で見られなくなっていた大道芸も復活していました。… 続きを読む
-より豊かな未来の食のために-
2022年も12月に。あと1枚だけになってしまった月めくりカレンダーが、はかなげにぶら下がっています。
3日(土)は薄曇り。
自宅から駅に向かう途中にある農家さんの畑では、収穫体験会が行われていました(ここでは初めてかな?)。市街地のなかにある農地は、本当に貴重です。
読書会ざんまいの週末、最初に向かったのは東京・三鷹市です。
井の頭公園は、まだ紅葉も美しく、地面はふかふかの落ち葉のじゅうたん。コロナ禍の下で見られなくなっていた大道芸も復活していました。… 続きを読む
−『振り返れば未来−山下惣一聞き書き』(2022年12月、不知火書房)−
https://www.nishinippon.co.jp/image/581593/
本年7月、佐賀・唐津の農民作家である山下惣一さんが逝去されました(享年86)。個人的な話で恐縮ながら、私にとって山下さんの著作は、人生の節々における羅針盤でした。
本書は、生前、ご自身の生涯を振り返りつつ語られた内容について、西日本新聞に連載された記事を基に、約2倍の分量に加筆され、一冊の単行本としてまとめられたものです。
聞き手は、山下さんの弟子と自称されている佐藤 … 続きを読む
新潟・上越市吉川区の山間部に、ブナの森が広がる川谷集落があります。豊かな湧き水に恵まれていますが、冬には2mを超す積雪があるそうです。
ここで「星の谷ファーム」を家族で営んでおられる天明伸浩(てんみょう・のぶひろ)さんは、東京都のご出身。大学院修了後の1995年、パートナーの方とともにこの地に移住・新規就農されました。
現在は離農された方から引き受けた農地を含む約7haで、合鴨農法などによる米作り、ブルーベリーの栽培・加工、平飼い養鶏等に取り組んでおられます。
先日(11月13日)、初めて現地をお訪ねし、直接お話を伺わせて頂きました。
天明さんはお忙しい作業の手を休め、棚田の広い畦畔の草刈りの大変さ、平坦部を含めて地域の担い手の高齢化が急速に進んでいること、農村地域の人間力の形成力の大きさ等について、時おりユーモアも交えながら語って下さいました。… 続きを読む
世界的な新型コロナウイルスの感染拡大、ロシアのウクライナ侵攻等により日本の食料安全保障は危機に面していると言われていますが、実は最大のリスク要因は国内にあります。
それは、国内において食料を安定供給する基盤の脆弱化です。
リンク先のグラフは、農業の担い手(基幹的農業従事者)数の推移を年齢階層別に示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2022/11/255_ninaite.pdf
これによると、基幹的農業従事者(ふだん仕事として主に自営農業に従事している者)の数は2005年には224万1千人でしたが、2020年は136万3千人と、15年間で約6割へと大きく減少しています(組替集計)。… 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.255◇
2022年11月24日(木)[和暦 霜月朔日]… 続きを読む