【ブログ】あきあげ2024(新潟・上越市みなもと地区)

2024年11月9日(土)は気持ちのいい秋晴れの下、新潟・上越市大賀へ。9月末の稲刈りは参加できなかったので8月の草刈り以来です。

いつもの東京・JR高田馬場駅前で、みずかさんの車に乗せて頂きました。
 関越道は渋滞情報が出ていたため下道を使ったのですが、かえって時間がかかってしまったか知れません。東松山から関越道にのると、やがて前方に冠雪した谷川連峰の雄姿が見えてきました。谷川岳PAでもつ煮カレー。
 湯沢ICから十日町方面へ。儀明の棚田はすっかり秋の気配です。

大賀集落に到着したのは15時過ぎ。稲刈りの終わった田んぼには水が張られ、ススキの穂が揺れています。
 空き家になっている民家を見学させて頂きました。一時、地域おこし協力隊の方が住んでいた時に一部は修繕されており、道路も狭いながら舗装されています。
 建坪だけで400平米ほどもあるそうで、何かの場として活用できれば素敵な拠点になるかも知れません。

16時からスカイトピア遊ランドで開催された大賀集落の収穫祭に、東京から訪ねた3名も参加させて頂きました。一時、体調を崩されていた中村会長もお元気そうです。
 終了後に一休みしてから、入浴。見上げると降るような星空です。

翌朝は6時過ぎに起床。この日も快晴、宿からは頚城平野と日本海が望めます。誰もいなかったお風呂の窓の外には、揺れるススキの穂。
 日本農業賞(2022年度・第52回、優秀賞)の賞状も飾られていました。

いったん大賀集落に立ち寄って、注文しておいたお米を受け取り。昨年ほどではありませんが、今年も一部品質の低下はあったそうです。

2003年に廃校になった旧 源(みなもと)小学校へ。現在は生涯学習センターとして活用されているようです。
 この日は源地区全体の「あきあげ」(収穫祭)の日。年に1回、地区内の全12集落の人たちが顔を合わせて交流する機会となっています。
 テーブルの上には地元の方々がつくった農産物が並べられ、品評会の結果の札が添えられています。中村会長が出品された見事なこんにゃく芋が、金賞を受賞されていました。

ステージの上には品評会やペタンク大会の商品が並べられています。参加賞はいつの一升瓶(源地区が属する上越市吉川は「杜氏の郷」と呼ばれています)。

集落対抗のペタンク大会には、東京組も「助っ人」として参加しましたが(参加したために?)初戦敗退。初めて体験しましたが、なかなか難しい(でも面白い)競技です。

 子ども達を中心にした魚(お菓子)釣り大会、全員参加のじゃんけん大会も。
 あちらこちらで歓声が上がります。

閉会式では各賞の授与が行われ、最後に万歳三唱。
 品評会に出品されていた野菜の即売会。せりの掛け声と歓声。私は里芋、タマネギ、にんにくを求めさせて頂きました。
 スーパーや直売所よりも安価です(作られた方のことを思うと安すぎるかも)。

大賀の皆様、実行役員の皆さんにお礼を申し上げて失礼させて頂きました。

帰途、森の駅 大島青空市場に立ち寄り。こんにゃくと園芸鋏をゲット(いつも三条の刃物屋さんが出展されています)。

十日町の人気のお蕎麦屋さんで行列に並び、天ぷらとへぎ蕎麦を頂きました。しこしこと独特の食感で美味です(写真は3人前)。
 今回は最後まで好天に恵まれました。はるか先に八海山が望めます。 

ところが、関越トンネルを抜けると一転して曇り空に。自宅に着くころには雨がぽつぽつと落ちてきました。みずかさん、大賀の皆様、今回もお世話になり有難うございました。

今年のあきあげは、昨年までと比べると競技プログラムが短縮され、お昼の豚汁とおむすびも出されなかったせいか、参加者も少なかったようです。地域おこし協力隊の方を含む若い方や子ども達の姿もあり、熱気は変わらないものの、全体として高齢化は着実に進んでいるようです。
 私もこの地に通わせて頂くようになってから10年ほどになります。地域の方たちと訪問者が交流できるような、場づくりのお手伝いができればと思っているのですが。

(ご参考)
ウェブサイト「フード・マイレージ資料室」
 https://food-mileage.jp/
メルマガ「F.M.Letter-フード・マイレージ資料室通信」(月2回、無料)
 https://www.mag2.com/m/0001579997