【ポイント】
本年2~3月に計画されている「令和の百姓一揆」の成否は、いかに多くの市民・消費者が賛同し参加するかにかかっています。

本年2月から3月、東京都心において「令和の百姓一揆」が挙行されます。農業生産の現場の窮状を広く都会の市民に訴えようと、全国の農業者たちが立ち上がろうとしているのです。
まず、2月18日(火)には衆議院議員会館(東京・千代田区永田町)で院内集会が開催され、各地の生産者からの状況報告、国会議員等との意見交換等が予定されています。
また、3月30日(日)には、青山公園南地区(港区六本木)をスタート地点とするトラクター行進が予定されています。これは昨年、欧州の多くの国で行われた農民デモを参考にしたもののようです。パリやベルリンでは道路が封鎖されるなど一般市民の社会生活にも大きな影響がありましたが、大きな批判等がなかったのは、一般市民の農業に対する理解(シンパシー)が高いためと考えられます。
これに比べると、今回の日本の「一揆」については、実行委員には一部の消費者団体は名を連ねているものの、大多数の市民・消費者(私もその一人ですが)は、あまりに農業の現場(産地、生産者)のことを知りません(知ろうとさえもしません)。
今回の「一揆」については、いかに多くの消費者が賛同し、参加するかが成否のカギになると個人的には考えています。主催者は「農業と食、次世代の子どもたちの健康を守るために、一緒に立ち上がりましょう」と訴えています。
子どもさん達には、でっかいトラクターを目近に見られる(触れられる?)楽しい機会になるかも知れません。多くの方の賛同と参加を期待します。
参考
令和の百姓一揆実行委員(FBページ)
https://www.facebook.com/people/%E4%BB%A4%E5%92%8C%E3%81%AE%E7%99%BE%E5%A7%93%E4%B8%80%E6%8F%86%E5%AE%9F%E8%A1%8C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A/61571764336699/
出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
No.309、2025年1月29日(水)[和暦 元旦]
https://food-mileage.jp/2025/02/10/letter-309/
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