【ポイント】
今年も「令和の百姓一揆2026」で行進した表参道は、第二次世界大戦の末期に大きな空襲の被害を受けた地です。

本(2026)年3月29日(日)に行われた「令和の百姓一揆2026」では、これ以上ない好天の下、トラクター・軽トラ、人の行進が行われました。コースは前年と同じで、青山公園南地区から表参道を経由して代々木公園までの約3kmです。
表参道交差点を通過する頃には夕暮れが近づき、提灯の明かりが目立つようになってきました。実はここが空襲で大きな被害を受けた地であったことを、ごく最近になって知りました。終戦から3か月前の5月25日の山の手大空襲により、4000人近くが亡くなり2万人近くが負傷したのです。
「一揆」から半月後の4月14日、改めて表参道を訪ねました。2007年に区政60周年を迎えた港区が建立した「和をのぞむ」の碑については、これまで存在自体知りませんでした。見慣れたはずの一対の大きな石灯篭の基部は確かに黒く変色しており、これは焼死した人の脂や血が滲んだ痕ともされているそうです。
交番の裏手にある秋葉神社はすっかり改修されていますが、かつては狛犬も一部が欠け、黒く焼けていたとのこと。さらに裏道を入ったところにある善光寺(広壮な伽藍に驚きました)の境内には「戦災殉難諸精霊供養塔」「陸軍経理学校生徒隊慰霊碑」があり、毎年、追悼のための法要が行われているそうです。
日本で有数の繁華街である表参道にも、気を付けて見れば、約 80年前の戦争の痕が今なお刻み付けられていることに気づきます。
[参考]
「1945年5月、港区に大規模な空襲がありました」(広報みなと)
https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/koho/minato2025/202505/20250501top/03.html
出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
No.339、2026年4月17日(木)[和暦 弥生朔日]
https://food-mileage.jp/2026/04/27/letter-339/
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