2026年の初夏は、2か所で田植えを体験させて頂きました。
まず5月30日(土)は新潟・上越市大賀へ。7時に東京・たかった馬場を出発。途中の関越道・上里SAにはツバメの巣、すきうどんの朝/昼食。
近くまで行ってから道路工事で引き返し、迂回するなど、大賀に到着したのは13時を回っていました。いつも使わせて頂いている庵寺(あんでら、地域の集会・宿泊施設)に、東京から来た6名が集合。

山道を降りていくと、水を張った棚田が見えてきました。心なごむ光景です。もっとも、大賀に通い始めた10年近くに前に比べると、かなり田んぼの枚数と面積は減っています。
コシヒカリの苗を準備して待っていて下さったのば、いつもお世話になっている地元の「師匠」ご夫妻。

晴天の下、裸足で田んぼに入りました。ぬるぬるとした感触。この冬は雪も多かったそうで、天水に頼っているこの田んぼも、今年は水は比較的潤沢だそうです。
実は今年も半分以上は師匠が植えて下さっており、その間の空いたところに手植えを体験させて頂きました。汗もかかず、1時間弱で終了です。

田んぼにはあらかじめ筋を引いて下さっており、それに沿って、前や横も確認しながら植えていったつもりなのですが、終わってから見ると全くまっすぐになっていません。カエルにも笑われているような。稲刈りがちょっと手間かも知れません。
ウツギ、ツルマンネングサ、アザミ、柿の花(薄い柿色)、真っ赤なガマズミの実などが目を楽しませてくれます。桑の実は舌も楽しませてくれました。
ハルジオンにはヒメマルカツオブシムシ。
山道の途中にあるお不動様(今まで、知りませんでした)を、地元の方が案内して下さいました。湧水の脇に鎮座されています。水の中にも小さな生き物の姿。

15時過ぎに庵寺に戻ると、地元の方が「こびる」を準備して下さっていました。
赤飯を包んでいる大きな朴葉は、昨日から来ていたメンバーの一人が採って来てくれたものだそうです。
温泉施設で汗を流し、庵寺に戻って食事の準備。暗くなってきたので外に出てみると、日本海に沈む見事な夕日が望めました。
地元の方々も顔を出して下さって夕食会。私は早々に夢の世界へ。

翌日は集落の竹林の整理の手伝い。蒸し暑く、思いのほか重労働になりました。
庵寺で水風呂を浴び、松之山で蕎麦を頂いてから渋滞の関越道を東京へ。
地元の方々を始め皆さま、今回もお世話になり有難うございました。

さて、地元である東京・東村山市にもわずかながら水田があります。
6月2日(火)は、市内の北山公園で1日田植えボランティアに参加。
9時に市の公園の指定管理者、関連するNPO、地元の自然保護団体の方など約20名が集まりました。
屈伸運動の後、地元の農家の方の指導の下で、まずは苗取りすらです。

そして一列に並び、張られた紐に沿って苗を植えていきます。
地面は比較的固く、ずぶずぶと長靴が取られるほどのことはありません。それでも移動には苦労し、何度かコケそうになりました。

地元の保育園の子どもたちが通りがかり、興味深そうに覗き込んでいきます。翌週は親子による田植え体験も開催される予定とのことです。
ドジョウやヤゴ。準絶滅危惧種のイチョウウキゴケが水面を覆っている場所も。

昼食をはさんで4時頃には田植えは終了。台風が接近中ですが、幸い雨は、時折りぱらぱらと落ちてきた程度でした。
みんなで用具を片付け。ちなみに北山公園は菖蒲まつりが開催中です(6月14日まで)。
実は以前から、公園内に設置されている籠が気になっていました。捕獲した特定外来生物(ウシガエル、アカミミガメ、アメリカザリガニ等)を入れて下さいと書かれています。
集めた外来生物をどうしているのか、管理されている自然保護団体の方に質問してみると、詳しく手順などを教えて下さいました。極力、苦痛を与えない方法で処分(嫌な言葉ですね)しているそうです。

この日の田植えも大した面積ではなかったのですが、腰をかがめての数時間の作業は思っていた以上に過酷だったようで、翌日から足腰の痛みに悩まされた次第。
これから稲が育ち、稔り、収穫されるのが楽しみです。また作業にも参加したいしたいと思っています。
2026年の初夏は、典型的な中山間地域と、典型的な都市部の両方の地域で田植えを体験させて頂きました。
米をめぐる情勢は、高水準の民間在庫と不十分な政府備蓄、中東情勢に起因する資材価格の高騰、今夏も高温になる予報など、不透明要因ばかりです。
中山間でも都市部でも、どのように水田と担い手を確保していくかが、より大きな課題となっています。
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