2026年6月13日(土)は先月に続いてさいたま市与野へ。この日も汗ばむ好天です。
JR埼京線南与野駅で下車。
遠くからも望める見事なカヤの大木は国指定 天然記念物で、樹齢1000年(!)とのこと。隣りの妙行寺の境内には、江戸時代の天文暦学者・稲垣田龍(いながき・でんりゅう)の墓なども。
路地裏GarageMarketに到着したのは13時前。
材木会社の倉庫をリノベーションした場所で、毎週4日間マルシェが開催され、様々なイベントの会場にもなっています。
この日はほっこり堂さんの酒杯を求めされて頂きました。

この日13時から開催されたのは、第12回路地裏シネマ『プラスチックの海』上映会&トーク。先日から計5回上映されている中の4回目です。
私は先月の『ラディカル・ラブ』に続いて2度目の参加です。
上映に先立ち、路地裏GarageMarketの代表、旅商人・拓さんから挨拶も。

映画は2016年の公開(イギリス、香港)。
海洋ジャーナリストやフリーダイバー、環境科学者等の眼によって、世界の海が「プラスチックで溢れている」現状が描かれていきます。アザラシの首は漁網で締め付けられ、死んだ海鳥を解剖すると体内から276個ものプラスチック片。プラスチックの山で暮らす途上国の子どもたち。
年間800万トン(!)ものプラスチックが廃棄されて、海などの環境を汚染し、生き物(人間も)の生命や健康を蝕んでいる実写映像がこれでもかと続き、次第に暗澹とした気持ちになってきます。
終了近くになって、店頭で客が「プラスチック以外の容器はないか」と問う場面が描かれ、リサイクルのための様々な新技術も紹介されます。
希望が残されていることを示唆することで、映画はまとめられています。

多くの方に観て頂きたい映画と感じた一方、公開されてから10年が過ぎていること、ペットボトルはほぼ100%がリサイクルされている(環境省)日本の現状とはだいぶ異なるのでは、といったモヤモヤ感を正直、持て余していました。
すると主催者の方が立たれ、
「自分もプラスチック製品の使用の削減や分別等に取り組んでいる。確かにリサイクル率は上昇しているものの、それ以上に生産量が増加している。また、日本には生鮮食品を含めて個包装が多いといった特徴もある」等と解説して下さいました。
単に個人で映画を鑑賞するのではなく、主催者から個人的な体験も踏まえた解説を頂けることができ、上映後も周りの人と感想や意見をシェアできるのが、リアルの上映会の醍醐味です。
主催者の方が紹介して下さった絵本『いろのかけらのしま』(ポプラ社)も読んでみたいと思います。
その後は、「用水めぐりと水質調査」についてのアフタートークも。
石井 智さん(与野ドングリの森と水辺サポーターズ)から、1996年から続けておられる高沼用水等の水質調査の詳細なデータの紹介があり、常に一定の水量があること、素掘りを残すことが水質を保つためには重要等の説明がありました。
続いてSDGsさいたま応援団の方から、人工芝の問題点についての説明とクイズも。

この日、上映会場の後方では「ポイ捨て吸い殻アート@さいたま」の方たちによる展示が行われていました。
「ポイ捨て吸い殻アート」とは、拾った吸い殻をアートにして楽しもうという活動だそうで、2018年に大阪で1人の方から始まった活動が現在は全国に(アジアにも)広がりつつあるとのこと。
さいたま市でも、この日の上映会の主催者も加わって活動されているそうです。

私もたまに散歩がてらゴ個人でミ拾いをすることがありますが、数としては9割以上が煙草の吸い殻。
余りの多さに(マナーの悪さに)気分が滅入ることもありますが、アートにして楽しめばゴミ拾いも楽しくなるかも知れません。

終了後は旅商人・拓さんと名刺交換させて頂き、主催者の方たちとお茶を飲みながら雑談。
このような場があることで、様々なネットワークができ、様々な活動も活発化していることが伺えました。
また、環境省のリサイクル率のデータも(海鳥がプラスチックを呑むように)鵜呑みにするのではなく、精査して勉強し直す必要性も感じた次第。
アフター等も含め、充実した上映会でした。主催者、関係者の皆様、有難うございました。
ちなみに路地裏シネマプロジェクトでは、7月3~4日(金、土)は『大海原のソングライン』、8月7~8日(同)は『ジェンダー・マリアージュ ~全米を揺るがした同性婚裁判~』の上映が予定されているとのこと。毎回、社会的に重要なテーマを取り上げられるようです。
この後は、東京・上野池之端の古書ほうろうへ。思いがけない再会もありました(別掲予定)。
(ご感想、ご意見などお寄せ頂ければ幸いです。)
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(追記)
第11回 食と農の未来フォーラムの開催について
テーマ:「私たちの『食』の現在地~食の簡便化、フードテック、食料安全保障~」
ゲスト:大村美香さん(朝日新聞記者)
日時等:2026年6月30日(火)19時~21時
オンライン(zoomを利用)、参加費1000円
申込み先:https://peatix.com/event/5045303
(参考)
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