2026年6月29日(月)は、東京・池袋へ。
この度、かねて敬愛する髙坂勝さんの待望のご新著『人口減少ええじゃないか論』が刊行され、そのトークイベント「未来に希望が描けるか」が開催されるというので足を運びました。
大きな通りから路地を入ったところに素敵な建物があり、人が集まっていると思ったら、ここが会場・ニシイケバレイでした。「西池袋のビルの谷間で顔の見える関係をゆるやかに紡いでいく」ことをコンセプトとして開かれた場のようです。

高坂さんのお話を伺うのは、2024年6月の私の地元・東村山市でのお話会以来です。2年がたち、どのようなお話が聞けるか楽しみにして伺いました。
会場は心地よいスペース。予定を上回る40人ほどの参加者で、コロナ禍の頃には考えられなかった「密」状態です。ちなみに立食。
髙坂さんの顔見知りの方も多かったようで、トーク開始前から話に花が咲いていました。
18時30分を回り、 「今まで秘密にしてましたが、実は、私は預言者なんです(笑)」との言葉から、髙坂さんのトークが始まりました(文責・中田)。
「残念な時代は加速的に進んでいるが、私は持続可能な道があると信じている。たとえ人類が滅んでも、自分は楽しかったと言える道を歩みたいし、そのような道があることを皆さんにも伝えたい。」
「時代は、人口減少など過渡期にあるにもかかわらず、経済成長を目指すシステムを引きずっている。働き過ぎもあり、格差も拡大している」

「人口減少は避けられないが、経済規模は人口ほど縮小しない。例えば人口が半減しても道路や水道などのインフラ(道路や水道など)は半分にはできない。そのギャップを埋めるために働く人のニーズが増えていく。誰もが必要とされ、人はいくつもの役割を担っていくこと(マルチワーク)が求められる」

さらに髙坂さんは、ソーラーシェアリングで電気を自給し、さらに売電収益の一部を地域の課題解決に活用するという「匝瑳モデル」、大阪を中心に展開している「みんなのうえん」(住宅地の空き地を活用した貸農園・交流スペース)等についても紹介して下さいました。
なお、この日は、大桃豆腐店(池袋)の豆腐や有機野菜を出して下さいました。寺田本家(千葉・神崎町)の日本酒なども。
いずれも、かつて髙坂さんが池袋で営んでいたバー「たまにはTSUKIでも眺めましょ」での定番だったメニューです(懐かしい)。

最後に髙坂さんは、
「地域には様々な課題がある。一方、人には得手・不得手がある。その凸凹をマッチングすることで、地域の人たちが自分たちのエリアを住みたい場所に作り変えていく(DIO:Do It Ourselves)ことが重要」であるとし、「皆さんなら、どんなマッチングを考え付きますか」と参加者に問いかけられました。
この日は、地元・西池袋を含めて地域で様々な活動をされている方たちが参加されていました。
この会場のオーナー、シェアハウスや古民家ギャラリーを開設・運営されている方、子ども食堂やフードバンク活動に取り組んでおられる方なども。それぞれユニークで先進的な活動に取り組んでおられます。髙坂さんが講師をされている大学の学生の姿も。
一方で、「このような活動に入れない人もいることにも、心を配る必要があるのでは」との意見も出されました。

21時30分頃にイベントは終了。
最近読んだ斎藤幸平さんの新著で描かれている絶望的な未来と、その対応策としての「国家による経済計画化」とは全く異なる道があること(希望)が感じられたトークイベントでした。髙坂さん、主催者の皆様、有難うございました。
思いがけず会えた親しい友人たちと2次会へ。大坂串揚げのお店でたこ焼きやハイボール(ちんちろりん)などでいい気持ちに。

この日、会場で髙坂さんのご新著求めさせて頂きました。丁寧にサインもして下さいました。しっかりと拝読します。
ちなみにこの日開票された杉並区長選挙では、元NGO活動家の現職・岸本聡子さんがダブルスコアで再選。国政はともかく、地域からは髙坂さんも重視されているミュニシパリズム(地域主権主義)が広がりつつある証かも知れません。
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(追記)
第12回 食と農の未来フォーラムの開催について
テーマ:「原発事故被災地の今~ふるさと・浪江町に寄せる歌人の想い」(仮題)
ゲスト:三原由起子さん(歌人、福島・浪江町(なみえまち)出身)
日時等:2026年7月22日(水)19時~21時
オンライン(zoomを利用)、参加費1000円
申込み先:https://peatix.com/event/5074739
(画像をクリックすると拡大します。)
(参考)
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