2026年8月も終わり。
写真は自宅近くに一画を借りている市民農園。
紫蘇(オオバ)のジャングル状態で、結局、マクワウリやズッキーニは収穫できませんでした。枝豆はたくさん収穫できたものの適期を逃して品質は今イチ。後は落花生が楽しみです。
一方の体験農園では、農家の方の指導もあって夏野菜は大量に収穫できました。ナスはまだできており、オクラとピーマンももう少し収穫できそうです。こちらは秋冬野菜の植え付けの準備に入っています。

8月29日(土)は東京・新宿へ。
東京都の第一庁舎前の広場には多くの人の姿。この日は、NPO自立生活サポートセンター・もやいが毎週土曜日に行っている食料の無料配布の日です。14時からの配布開始前でしたが、既に多くの方が列を作っていました。
ちなみに、8月末で締め切られた国の予算の概算要求額は過去最大を更新。政権が標榜する「強く豊かな日本」とは異なる光景がここにはありました。
都庁に隣接する新宿中央公園は、小雨が落ちていることもあって樹々や芝生等の緑がいっそう鮮やかです。
エコギャラリー新宿は、区民ギャラリーと環境学習情報センターが併設された新宿区の施設で、昆虫の標本(大きな問題になっているクビアカツヤカミキリも)や図鑑などもあって子どもたちには楽しめそうです。初めてきました。

この日14時30分から2階のスペースで開催されたのは、「ふくしまオーガニックコットンプロジェクトを応援する会」が主催する2026夏の東京交流会。
今年は福島・いわき市ヘの春/夏のボランティアバスツアーが開催できなかったこともあり、これまでのツアー参加者等が気軽に交流できる会を開催することとしたそうです。
主催者のH氏からの開会挨拶。
「早くも今年はプロジェクト創始者である吉田恵美子さんの三回忌。このような時に久しぶりに皆さんと会えてうれしい」等の言葉。

続いて20名弱の参加者から自己紹介と近況報告。
目黒区、千葉・柏市、神奈川・厚木市等では、現在も市民グループや個人でオーガニック・コットンの栽培が続けられている状況等が紹介されました。ただ、今年の生長はあまりよくないとのこと。都内で開催された綿繰り体験イベント等の報告もあり、後述のツアーのチラシを個人で準備して下さった方もおられました。
続いて、ふくわた共同代表の鈴木純子さんからプロジェクトの現状等について報告がありました。11月1日(日)には、ボランティア収穫ツアーの開催も予定しているそうです(バスは東京駅前発着)。
その後は自由な意見交換。
昨年のツアーに参加された方からは「作業量も少なく、受入れて下さった方たちの想いも伝わってこず、物足らなかった」「来てほしいという要望があって初めてツアーは成立するのであって、私たちのために現地の方たちに負担が生じているとすれば本末転倒ではないか」等の率直な意見。
「単なる農作業のお手伝いだけではなく、プロジェクトを始めた故・吉田さんの想いを受け継ぐためには、スタディツアー的な要素も必要ではないか」との提案も。
ツアーを主催される旅行会社の方は、燃料費高騰等からツアー実施が困難となりつつある状況について説明しつつ、「生前の吉田さんからは、これからも人を連れてきてもらいたいと要望された」というエピソードを披露して下さいました。
鈴木さんからは「プロジェクトが直接管理しているほ場の数は減っているものの、今もお手伝いしてほしいほ場はある。ぜひ11月のツアーに参加してサポートしてほしい」との発言。
これまで何年にもわたってツアーに参加してきた私としては、プロジェクトの趣旨や目的があいまいになっていること、(福島県全体ではなく)いわき市では原発事故からの復興もそれなりに進んでいること等から、正直、このツアーの役割は終わったのではないかとも考えていました。
しかしこの日、今も多くの方が吉田さんの想いを受け継いでコットンの栽培やイベント活動を続けていることを知り、吉田イズムが着実に各地に根付いていることを確認できたことは、私にとって大きな収穫となりました。
11月の収穫ツアーも、スタディツアー的な要素が加味されるのであれば、参加してみようと思っています。
その後は、有志で2次会(居酒屋)へ。いたずらに背の高い都庁(徒長?)が小雨にけぶっています。
この日の交流会は、ふくしまオーガニック・コットンにかける皆さんの想いを再確認できる、貴重な機会となりました。Hさん(彼こそが吉田さんの最大の後継者です)、貴重な会を有難うございました。

今回、会への参加に当たって改めて吉田恵美子さんのご著書『想いはこうして紡がれる』を読み返しました。クラファンで頂いた「次世代にバトンをつなく」と記されたイラスト入りのカードも手元にあります。
結果として、残念ながら吉田さんのご遺言となってしまいましたが、貴重なまとまったご著書として残して下さったことは感謝に堪えません。
2011年3月の東京電力・福島第一原子力発電所の事故により、もはや福島では農業はできないのではないかとの絶望感が広まるなかで、ふくしまオーガニック・コットンを立ち上げられた吉田さんとお仲間たちの想いは、決して忘れてはなりません
また、「小さな違和感・引っ掛かりを大事にして、一歩ずつ動き出せばいい」「伝えないと伝わらない」「地域の課題は変わり続けるから、「私」も変わり続けることが必要」等の吉田さんの言葉を、吉田さんの想いを受け継ぐ(つもりの)一人として、肝に銘じたいと思います。これからも座右に置かせて頂きます。
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