【ポイント】
今日8月27日は、茨城・東海村で日本で最初の原子の火が灯ってから69年目に当たります。一方、朝刊各紙にはまた中部電力の不祥事の記事。改めて原子力発電について考えてみました。

69年前の今日、日本で最初の原子の火が灯りました。1957(昭和32)年8月27日、茨城・東海村の日本原子力研究所(現 日本原子力研究開発機構)に設置された実験用原子炉が「臨界」に達したのです。これ以降、日本は原子力の平和利用(原子力発電)に邁進していくこととなります。
ところが本日付の各紙朝刊では、また中部電力の不祥事が報道されています。
廃炉作業を進めている浜岡原子力発電所1、2号機を巡り、国の認可法人(廃炉推進機構)に対して実態より作業が進捗したと報告することで費用請求が過大になった可能性があるというものです。中部電力は、地震の想定振動に関するデータ不正(捏造)により浜岡原発3、4号機の再稼働審査が白紙となる不祥事を起こしたばかりです。
2011年3月の東京電力・福島第一原子力発電所の過酷事故の際には、東電の事業者としての責任が厳しく問われました。東電自身、設計段階の技術力不足や継続的な安全性向上の努力が不足していたことを「反省」しています。
しかし、東電だけではなく他の事業者による不祥事や事故が相次いでいる状況を踏まえると、原子力発電という複雑で巨大なシステム自体、果たして人間が適切に管理・制御できるのかという疑問もわいてきます。
生成AI普及等により電力需要が大きく増加する中で原子力発電は「最大限活用」することとされている一方、最終処分場の選定も遅々として進んでいない状況の中、原子の火が灯ってから69年後の今日、改めて原子力発電について考えてみました。
[参考]
茨城県HP「昭和32年日本初の原子の火がともる」
https://www.pref.ibaraki.jp/bugai/koho/kenmin/profile/kensei-history/1957-01.html
東京電力ホールディングHP「事故の総括」
https://www.tepco.co.jp/fukushima/review/
出典:
F.M.Letter-フード・マイレージ資料室 通信-pray for peace.
No.348、2026年8月27日(木)[和暦 文月十五日]
https://food-mileage.jp/2026/09/08/letter-348/
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