【ブログ】福島の農家を巡るツアー2023(1日目)

今年(2023年)は、東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故から12年目。ちょうど干支(卯年)が一回りしたことになります。
 避難指示が出されている区域は大きく縮小されていますが、現在も309㎢ が帰還困難区域となっています。東京都23区(627㎢)の約半分、尖閣諸島(5.6㎢)の約60倍の国土が今も喪われているのです。

 12年と8か月目の「月命日」にあたる11月11日(土)から2日間、福島の農家を巡るツアー2023続きを読む

【ブログ】私が巻き寿司に巻き込んでいるもの(食と農の市民談話会 3-4)

2023年11月6日(月)の午後は、文京区内をぶらりプチ歴史散歩。わだつみのこえ記念館も訪ねました。今年は学徒出陣からちょうど80周年目に当たります。
 「心ならずも」戦場に散った先人たちの直筆の遺書や日記を前にすると、言葉にできることはありません。ぜひ多くの方に訪ねて頂きたい記念館です。

自宅近くに一画を借りている市民農園。… 続きを読む

【ブログ】学徒出陣から80年、暴落している原皮価格など

以下、個人的な備忘メモのような内容で恐縮です。

 2023年10月21日(土)は、大手町での山本謙治さん(農畜産物流通コンサルタント)によるエシカルフードについての勉強会に参加した後、有楽町マリオンで開催中の「平和のための遺書・遺品展」を見学。主催は(特非)わだつみのこえ記念館続きを読む

【ブログ】エシカルフード-進む世界と遅れる日本(霞が関ばたけ195)

2023年10月も後半。朝夕は秋らしく肌寒い日も増えてきましたが、日中は夏日になることもも。
 自宅近くに一画を借りている市民農園では、ナスはまだまだ穫れています。白菜など冬野菜は順調に生育、福島・いわきで頂いてきたコットンも大豊作です。

10月21日(土)の朝は東京・丸の内へ。
 日差しが眩しいほどの秋晴れ。9時前という早い時間ながら、大手門の前には多くの外国人観光客の姿。
 この日9時から … 続きを読む

【ブログ】5年ぶりの西原まつり(山梨・上野原市)

2023年10月8日(日)は曇り空、西から崩れてくるとの予報が心配です。
 JR中央線上野原駅に到着したのは、8時26分。
 少し時間があったので駅南の桂川沿いを散策。鶴島の渡し場跡。与謝野鉄幹・晶子ゆかりの地でもあるとのこと。

 8時50分発の富士急バスは、ほぼ満席です。車窓には次第に緑が濃くなってきます。

1時間弱乗車し、下城河原バス停で下車。… 続きを読む

【ブログ】ふるさとラボ大賀の稲刈り(新潟・上越)

友人に誘って頂き、ここ10年ほど、「ふるさとラボ大賀」のメンバーとして新潟・上越市大賀地区に通わせて頂いています。

 2023年9月30日(土)は、稲刈りの日。
 いつも通り朝7時、たかった馬場駅前を友人の車に分乗して2台6名で出発。関越道は渋滞もなく、8時半過ぎに上里インターで朝食。しっかりと舞茸うどんを食べてしまいました。この辺りは小麦の産地です。
 ところが群馬県に入ると、ものすごい雨に。

幸い関越トンネルを抜けると雨は上がり、時折り日も射してきます。ほっ。… 続きを読む

【ブログ】秋のスダチ

先日、奄美大島を訪ねた際に見つけた色鮮やかなトレー。ランチに立ち寄った奄美市名瀬の気持ちのいいカフェ(食事も美味)にありました。
 ビーチに漂着した海洋プラスチックを原材料にして「いつか作れなく製品」として加工し、環境問題に向き合うきっかけとなるようにと活動されている団体があるそうです。

2023年9月16日(土)の午後は、東京・自由が丘のシェア奥沢へ。コロナ禍以降、ほとんどオンラインで開催されてきた… 続きを読む

【ブログ】ぶらり歴史(と自然)散歩-奄美の戦跡など[前半]

奄美は父祖の地です。
 父親を早くに亡くし、親類の多くも(先祖代々の墓とともに)埼玉に移ったこともあって、すっかり縁遠くなってしまいました。本当に久しぶりの訪問です。

 2023年9月12日(火)は好天。7時45分羽田発SKY303便は満席。鹿児島空港で乗り継いだ10時10分発SKY381便もほぼ満席です。
 眼下にエメラルドグリーンのサンゴ礁の海が近づいてきたと思うと、1時間ほどで奄美空港に到着。空港近くでレンタカー。

最初に向かったのは、龍郷町大勝村。幼い頃は、父に連れられて何度も来た地。多くの親戚が集まった広い座敷と高倉。ソテツの赤い実などが記憶の底に残っています。… 続きを読む

【ブログ】持続可能な食とは(『鯨のレストラン』)

自宅近くに一画を借りている市民農園。
 9月に入っても、ナスは元気です。というか、栽培方法もかけた手間も例年と変わらないのですが、今年は異常にと言っていいほど実を付けてくれます。気候条件が合ったのでしょうか。
 右の写真の長ナスは30cm近くあります。先日、数日開けて岡山から帰省した際には、長さ50cm、太さ5cmを超えるものも収穫しました。ほとんど月刊「ムー」にある未確認生物です。

 むろん、自然の恵みと思えば有難いことですが、まだしばらくナスざんまいの食生活が続きそうです。

2023年9月4日(月)の明け方は強い雨。… 続きを読む

【ブログ】徳冨健次郎『みみずのたはこと』(都会と田舎)

関東大震災から100年目に先立つ2023年8月29日(火)、東京・世田谷の芦花公園を訪ねました。

熊本・水俣生まれの徳冨健次郎(蘆花)は、明治二二(1889)年に上京してベストセラー作家として活躍、同四十(1907)年二月、農的生活にあこがれて青山から東京府北多摩郡千歳村大字粕谷(現・世田谷区粕谷)に転居しました。
 その時の生活の様子は、随想集『みみずのたはこと』に綴られています。

 残念ながら岩波文庫版は絶版となっていますが、幸い、青空文庫続きを読む