【ブログ】世田谷・喜多見農業公園

2017年9月9日(土)の重陽の節句は、気持ちのいい秋晴れになりました。気温も上昇。

小田急・成城学園前から10分ほどの次大夫堀公園前バス停で下車。
 歩いていくと、住宅地の間にあちらこちらに畑が残っています。生産緑地地区と「せたがやそだち」の看板。
 さらに少し進んだところに、目的の喜多見農業公園続きを読む

【ブログ】東京ドリーム読者の集い

2017年も9月に入りました。
 自宅近くに一画を借りている市民農園。いま一番目立つのは真っ赤な内藤唐辛子(江戸東京野菜)です。

キュウリとナス(たくさんの恵みをもたらしてくれたことに感謝)、トマト(これは今イチ)等を片付け、品川カブ(東京長カブ、江戸東京野菜)を播種。
 1週間ほどで芽が出揃いました。 

さて、「ドリーム」というミニコミ情報誌があります。月刊でA4版18ページほど。本年7月15日発行号が、ちょうど200号になりました。… 続きを読む

【ブログ】上越市ふるさと暮らしセミナー(東京・有楽町)

ある案件に掛かり切りだった8月を何とか乗り切り(実はこれからが長いのですが)、これからはボチボチと不義理を重ねたあちらこちらに顔を出したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

その第一弾(?)として、2017年9月2日(土)は東京・有楽町の東京交通会館8Fにあるふるさと回帰支援センターへ。

この日13時から、「… 続きを読む

コツコツ小咄まとめ(2017.8/28~9/1)

2017.8/28(月)
 8月も最終週のコツコツ小咄。今朝は寒くて目が覚めました。夕方は暑かったですが。
「この季節になると、育毛剤が効き始める予感がするんだよね」
「えっ、そうなの?」
「秋の気配(毛はえ)を感じますから」… 続きを読む

【ほんのさわり】岩手県農村文化懇談会編『戦没農民兵士の手紙』

岩手県農村文化懇談会 編『戦没農民兵士の手紙』(1961/7、岩波新書)

1950年代末、岩手県農村文化懇談会は、戦争で亡くなった農家出身兵の手紙を収集する運動に着手しました。それは、日本の歴史の上に、異郷で戦死した若い農民の「たましい」による戦争証言を加えたいという意図からでした。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】2016年度の食料自給率

農林水産省は去る8月9日、2016年度の食料自給率(概算値)を公表しました。
 カロリーベースの総合食料自給率は、2010年度から5年連続で39%で横ばいでしたが、2016年度には1ポイント低下して38%となりました。これは、小麦及びてんさい等が、北海道の豪雨など天候不順により生産量が減少したためです。
 一方、生産額ベースについては、近年、60%で推移しており、2016年度には前年度から2ポイント上昇し68%となりました。これは、野菜及び果実の輸入額が減少する中で国内生産額が増加したこと等によるものです。

また、昨年からは、日本の食料の潜在生産能力の動向を把握する「食料自給力指標」も公表されています。
 これは、国内生産でどれだけの食料を最大限生産することが可能かを試算した指標で、2016年度は農地面積の減少や単収の伸び悩み等により、全体として昨年度から微減となっているものの、いも類中心型の食生活パターンとした場合は必要なエネルギー必要量の水準を上回っています。… 続きを読む

【豆知識】食料の海外依存率の推移


 (↑グラフをクリックすると別ウィンドウで大きく表示されます。)

戦後から復興し経済の高度成長を遂げた現在の私たちは、時に「飽食」と呼ばれるほどの豊かな食生活を送っていますが、その大きな部分は海外からの輸入に依存しています。
 そのような事情を表すのに一般的に用いられるのは食料自給率ですが、ここでは「食料の海外依存率」という指標を紹介します。
 これは100からカロリーベースの食料自給率の数値を差し引いたもので、日本の場合は62%(2016年度、自給率は38%)となり、輸出国はマイナスとなります。
 なお、食料自給率という言葉には、日本は100%自給を目指しているかのように感じられるとする外国人研究者もいます。… 続きを読む

【ブログ】鎌倉古街道(2)、神田・なみへい

身近な歴史散歩(鎌倉古街道沿い)第2弾は、久米川古戦場跡から。
 元弘3(1333)年5月12日、新田義貞はこの地で幕府軍(北条軍)を破り、その勢いで分倍河原での苦戦も制して鎌倉に攻め上りました。
 今は住宅地と緑地に挟まれた小さな公園の片隅に、ささやかな石碑と説明板が置かれています。

八国山緑地(この辺り、アニメ『となりのトトロ』の舞台でもあります。)の林間の道を10分ほど登ったところにあるのが将軍塚。
 義貞が本陣を置いた地と伝えられています。昔は八カ国が眺められたとのこと。… 続きを読む

【ほんのさわり】野坂昭如『火垂るの墓』

-野坂昭如『火垂るの墓』(1972/1、新潮文庫)-
http://www.shinchosha.co.jp/book/111203/

1930年、鎌倉市に生まれた野坂昭如(2015没)は生後半年で神戸に養子に行き、1945年の神戸大空襲に遭遇。『火垂るの墓』(ほたるのはか)は、その原体験に基づく小説として1967年に発表され、姉妹作の『アメリカひじき』とともに翌年、直木賞を受賞しました。その後、映画化・ドラマ化も何度かされています。

主人公は、野坂自身がモデルとされる清太少年。
 父親は出征中で音信不通、6月5日の空襲で母親を亡くし、4歳の妹・節子とともに西宮の遠い親戚にいったん身を寄せるものの、酷い扱いを受け、親戚宅を出て防空壕で自活するなか、妹を栄養失調で失います。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】都庁職員食堂(西洋フード・コンパスグループ)

戦後からの復興を象徴するかのように東京・西新宿にそびえる東京都庁第1庁舎。
 その32階南側に西洋フード・コンパスグループ(株)が運営する都庁職員食堂があります。職員だけではなく、用務で都庁を訪れた一般の方等も利用することができます(入庁するためにはセキュリティ上の手続きが必要)。

この食堂は、都内産農林水産物を積極的に使用し、その良さを来店者等に情報発信する飲食店「とうきょう特産食材使用店」として東京都により登録されており、八丈島産のメダイや東京X豚を用いたメニューも提供されています。

さらに2016年5月からは、毎月、「江戸東京野菜フェア」として、旬の江戸東京野菜を特集した特別メニューが期間限定で提供されています(夜のみ)。これまで亀戸ダイコン、寺島ナス、川口エンドウ等が取り上げられてきました。
 さる7月は「おいねのつる羊」の特集でした。おいねのつる羊とは、東京都の西端・檜原村に伝わる伝統のじゃがいも。昨年、江戸東京野菜に追加認定されたばかりです。… 続きを読む