コツコツ小咄まとめ(2017.4/3/~7)

何とか平穏に新年度がスタートした今週分のコツコツまとめです。
 季節柄、桜のネタが多くなりました。ソメイヨシノは今日の雨と風でだいぶ散りましたが、今しばらく楽しめるでしょうか。

2017.4/3(月)
 突然の雷雨に驚かされた週始めのコツコツ小咄。
「こんなに美味しい小豆にめぐり会えるとは、思ってもみなかったわ」… 続きを読む

【ブログ】多磨全生園(東京・東村山市)

靖国神社の標準木のフライイング(?)により、東京地方では全国で最も早く3月21日(火)に桜の開花宣言が出されました。
 最寄駅の前の桜並木にも早々に提灯が飾られたのですが、その後は天候不順の日が続き、3月末になってもソメイヨシノは1~2分咲き程度です。

そのようなある日、「育てる醤油キット」が届きました。
 先日、東京・八王子での講演会の際に知り合った方に紹介頂いたもので、京都・綾部に移住された人達(今しぼり醤油続きを読む

【ほんのさわり】荻原 浩「ストロベリーライフ」

荻原 浩『ストロベリーライフ』(2016年9月、毎日新聞出版)

グラフィックデザイナーの望月恵介(36歳)は、農業なんか格好悪いと父親と大喧嘩して静岡・富士山麓の実家を飛び出し、東京の美大に進学・卒業して広告代理店に就職。その後独立したものの、注文の電話はなかなか鳴りません。
 そのようなある日、父親が倒れたとの連絡。慌てて実家に戻ると、救急車で病院に運ばれた父親は脳梗塞で半身不随。2棟の苺のハウスは、正に収穫期を迎えていました。

やむを得ず手伝い始めた農作業。ところが父親が丹精込めた苺をかじり、思わず「うまい」と声が洩れます。… 続きを読む

【ブログ】春のピザ作り勉強会@八王子・磯沼牧場

2016年3月25日(土)は、前週に続き2週連続で八王子へ。
 東京地方では早くも21日(火)に桜の開花宣言が出された後、不順で気温の低い日が続いていたのですが、この日は好天に恵まれました。

いったん高尾まで出て京王線に乗り換え、山田駅で下車すると典型的な都市近郊の光景。
 ところが交通量の多い道路を脇道に入り、ゴルフ練習場とバッティングセンターの間を抜けたところに磯沼ミルクファーム(磯沼牧場)続きを読む

【オーシャン・カレント】塩見直紀さん

塩見直紀(しおみ・なおき)さんは1965年、京都・綾部市の生まれ。
 33歳の時に退職して故郷にUターンされ、現在は半農半X研究所と綾部ローカルビジネスデザイン研究所の代表、福知山公立大学地域経営学部特任准教授、総務省地域力創造アドバイザー等を務めておられる方です。
 ご著書の『半農半Xという生き方』(ソニー・マガジンズ、2003)は海外でも翻訳され、講演やワークショップで全国各地を回っておられます。

塩見さんは、大手カタログ通販会社に勤めていた20歳代半ばに、環境問題と天職問題(いかに生きるか)という2つの難問に出会ったとのこと。そして、これらを解決する方策を追求するなかで「半農半X(はんのう・はんエックス)」というシンプルで新しい言葉(コンセプト)を創り出されました。

「半農半X」とは、持続可能な農ある小さな暮らしをベースにして(半農)、生きがい・天職を活かしつつ(半X)、個人と社会が調和しながらともによりよい方向へ進むために、微力であっても自分がその主役になる生き方を模索することだそうです。… 続きを読む

【豆知識】高まる都市住民の「田園回帰」願望

内閣府では、政府の施策に関する国民の意識を把握するため、毎年度10本ほどの世論調査を実施しています。また、間隔をおいて同様の調査を実施することによって、国民意識の過去からの変化の様子をみることもできます。

2014年6月には「農山漁村に関する世論調査」が実施されました。
 これは、農山漁村に関する国民の意識を把握し今後の施策の参考とすることを目的として実施されたもので、農村や中山間地域の役割、都市と農山漁村の交流の必要性、都市住民の農山漁村地域への定住願望の有無等について調査がなされました。
 なお、調査対象は全国の市区町村に居住する満20歳以上の3,000人です。

このなかで、都市住民の農山漁村地域への定住願望の有無について調査した結果がリンク先の図70です。… 続きを読む

【ブログ】「半農半X」という生き方

2017年3月18日(土)。
 3連休初日は、穏やかな春の気配となりました。
 自宅近くに借りている市民農園の一画へ。幸運にも契約更新でき春作業を本格化させる季節なのですが、生憎と正月前後から出た坐骨神経痛が全快しません。
 まあ、加齢のせいですから付き合っていくほか仕方ありませんが。

翌19日(日)は東京・八王子市のクリエイトホール(生涯学習センター)へ。… 続きを読む

【ブログ】古座川の聖なる食材を楽しむ夕べ

2017年3月17日(金)の夕方は、東京・港区の虎ノ門ヒルズへ。
 近くに勤務しておりいつも見下ろされているのですが、行ったのは初めてです。中に入ってから10分以上迷子に。

この日、メゾンカイザーGrill&Dining 虎ノ門ヒルズ店18時30分から開催されたのは「古座川の聖なる食材を楽しむ夕べ続きを読む

【ほんのさわり】畑村洋太郎「未曾有と想定外」

畑村洋太郎『未曾有と想定外-東日本大震災に学ぶ』(講談社現代新書、2011年7月)

著者は1941年生まれの東京大学名誉教授・工学博士で、「失敗学」の提唱者として著名な方です。
 本書は東日本大震災の直後、東電福島原発事故調査・検証委員会(いわゆる政府事故調)の委員長に就任されるまでの短い期間に、一般読者向けに書かれた啓発本です。
 私は本書を2012年に1度読んでいたのですが、このたび再読し、その内容が全く色あせていないどころか、むしろ6年目を迎えた今こそ改めて胸に刻むべき多くの教訓が含まれていることが分かりました。

その一つは、「人は忘れる」という大原則があるということです。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】ふくしま 新発売。

福島県産の農林水産物を応援する情報発信のために、福島県が運営しているサイトです。
 旬の食材、福島県産食材を使った飲食店やイベントの情報、地域特派員によるレポートなど様々なコンテンツに加え、福島県産農林水産物の放射性物質のモニタリング情報も掲載されています。

モニタリング情報は、品目別、地域別に検索できるようになっています。
 「品目で検索」のバナーをクリックすると、品目(例えば野菜全体でも、ホウレンソウなど個別の品目でも検索できます。)、採取日(○年○月~○年○月)、地域(福島県全体でも個別の市町村からも検索できます。)を選択できるようになっています。
 例えば「野菜全体」「2011年3月~2017年3月」「福島県全体」を選択して「該当するすべての農産物」を検索すると、最新の32品目のリストが表示されます。… 続きを読む