カレンダーでは2月に入り、和暦では新年が明けて睦月も半ばに。
西日本の日本海側等では大雪とのニュースですが、東京地方は快晴の日が続きます。青空に映える満開の梅。
最近読んで強く印象に残った2冊。
広井良典『ポスト資本主義』と、その広井先生が… 続きを読む
-より豊かな未来の食のために-
カレンダーでは2月に入り、和暦では新年が明けて睦月も半ばに。
西日本の日本海側等では大雪とのニュースですが、東京地方は快晴の日が続きます。青空に映える満開の梅。
最近読んで強く印象に残った2冊。
広井良典『ポスト資本主義』と、その広井先生が… 続きを読む
2017.2/6(月)
また冷え込んできた今夜のコツコツ小咄。
「暦は春なんだから、明日からは薄着で出かけなさい」
「まだ寒いよ、無理だよ~。ミッション(立春)・インポッシブルだよ~」
撮影地:東京・霞が関(2017.2/6)… 続きを読む
-本当に「物の豊かさ」より「心の豊かさ」か-
前回は、日本の経済成長が低迷する中で格差が拡大している状況を紹介しましたが、関連して、今回は内閣府「国民生活に関する世論調査」を紹介します。
本世論調査では、毎回、「今後の生活において、これからは心の豊かさか、まだ物の豊かさか」についての問いがあります。
最新の2016年調査においては、「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」(『心の豊かさ』)と答えた者の割合が60.2%、「まだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」(『物の豊かさ』)と答えた者の割合が31.3%となっています。
これを時系列でみると、1972年の時点では『物の豊かさ』が40.0%と『心の豊かさ』(37.3%)を上回っていましたが、その後、両者は逆転し、1982年以降は一貫して『心の豊かさ』が『物の豊かさ』を上回って推移しており、2016年には両者のポイント差(『心の豊かさ』-『物の豊かさ』)は28.9ポイントと、相当大きなものとなっています(リンク先の図67)。… 続きを読む
F. M. Letter No.112; 2017.2/11(土)掲載 … 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.112◇
2017.2/11(土)[和暦 睦月十五日]発行… 続きを読む
2017年2月4日(土)。
穏やかな立春の日は、東京・経堂の生活クラブ館へ。1階は生活クラブのお店「デポー」になっています。
この日13時30分から地下の集会所で開催されたのは、NPO設立10周年記念講演「東京が食べられなくなる日」。
2017年1月30日(月)
週始めのコツコツ小咄。
「あのグループは盛りあがっているけど、隣はいま一つだね。今の季節を象徴しているみたいだね」
「えっ、どういうこと?」
「寒暖(歓談)の差が激しいですから」… 続きを読む
2017年1月30日(月)の終業後は東京・渋谷へ。
渋谷駅はずっと大規模再開発が進められており、いよいよ立体パズル(迷宮)化の様相。エスカレータ等も未整備でやたら階段が多く、(私など)年配者等にはキツく、シビア(渋谷)な駅です。
この日は、2年ほど前に和歌山の山間地に移住されたご夫妻を迎えての食事会。
ご主人は地元の樽職人の方に弟子入りして修行中、奥様は小さなおむすび屋さんをされています。
移住前の奥様が献身的に取り組んでいた
和暦元旦に当たる1月29日、「フード・マイレージ資料室」はここに移転しました。これまで旧サイトを訪問して下さった皆様、有難うございました。
本サイトは情報発信だけではなく、皆さまとの意見交換の場としても活用していければと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。(主宰者・中田哲也)
注文していた江戸東京野菜ジェラードがミルクが届きました。
磯沼ミルクファーム(八王子)の牛乳を使ったジェラードに、細かく刻んだ八王子しょうが入っています。食べてみるまでちょっと想像がつきかねたのですが、何とも爽やかな風味です。
お問合せ等は多摩・八王子江戸東京野菜研究会まで。
-祖田修「鳥獣害-動物たちと、どう向き合うか」(2016.8、岩波新書)-
著者は1939年島根県に生まれ、京都大学大学院大農学研究科教授、福井県立大学学長等を歴任された農業経済学の分野における第一人者の方です。
公務を退かれた後、京都府南部のある村に半移住し田畑を耕し始められた時に直面したのが「憎らしい鳥獣達」(シカ、イノシシ、サギ、アライグマ等)でした。研究者として現場をみてきたはずの鳥獣害の深刻さを、自ら痛切に体験されたそうです。
本書では各地における鳥獣害の現状や先進的な取組事例が豊富に紹介されていますが、本書の特色は、宗教学や民俗学の成果も引用しつつ、鳥獣害問題の本質と意味、人間と動物のあり方等を考察していることです。
著者は、動物と人間の「共棲の場所」の形成が必要と訴えられています。… 続きを読む
F. M. Letter No.111; 2017.1/28(土)掲載… 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.111◇
2017.1/28(土)[和暦 睦月朔日]発行… 続きを読む
「新年を迎えると思うと、心の底に溜まった泥が取り除かれるような気分だね」
「春節(浚渫)ですから」
撮影地:東京・東村山市(2017.1/27)… 続きを読む
-低成長の中で広がる格差-
本メルマガでは、近年の社会経済情勢と食生活との関わりについて紹介してきました。今回は、改めて現在の日本の格差や貧困の状況について確認しておきたいと思います。
日本では「格差」が広がっていると言われますが、その際によく用いられる指標が「相対的貧困率」です。
これは、OECD(経済協力開発機構)の基準に基づき、等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分に満たない世帯員の割合を示したもので、この数値が上昇すると格差が広がっていることを示しているとされます。
なお、データには厚生労働省「国民生活基礎調査」が用いられることが多いようです。… 続きを読む