災害は真っただ中

7月5日(火)、下北沢で開催されたNPO法人懐かしい未来主催「飯舘村からの報告」。

 この日の報告者は飯舘村の酪農家、長谷川健一さん。飯舘村は4月11日に計画的避難区域に指定され、ほとんどの村民が避難したが、長谷川さんは「見回り隊」の一人として村に住み続けておられるそうです。村には11戸の酪農家がいたが、全ての牛はと畜場に送られる等して、今は1頭も残っていないとのこと。
 この間、隣接する相馬市では友人でもある酪農家の方が自ら命を絶たれ、また、家畜の殺処分が指導されている20km圏内では、実際には多くが飢えで死んでいるなどの状況の報告も。

長谷川さんの話からは、狭い日本の中で実際に起こっているこのような現実を、絶対に風化させないという強い決意が伝わってきました。今回、一緒に参加された田中さんという若い酪農家の方からは「このような会合で伝えて満足、聞いて満足ということで終わらせるのではなく、その後の行動にどうつなげていくかが大事」との発言があり、大きな拍手が起こりました。 … 続きを読む