【オーシャン・カレント327】Cha cotton(ちゃ こっとん、埼玉・川越市)

【ポイント】
 「小江戸」と呼ばれる川越にあるCha cotton(ちゃ こっとん)は、築70年の古民家をリノベーションした小さな喫茶室です。

徒歩で東武東上線・JR埼京線「川越駅」から約13分、西武新宿線「本川越駅」から約8分ほど、賑やかな繁華街から少し外れた閑静な住宅地の路地沿いに、小さな喫茶室 … 続きを読む

【オーシャンカレント326】FBページ「恵泉女学園大学の教育農場を次世代に繋ぐために」

【ポイント】
 2026年度の卒業生を最後に閉学する見通しとなっている恵泉女学園大学。その教育農場を次世代に繋きたいと願う人々の集りです。

恵泉女学園大学は、少子化に伴って2023年度を最後に学生の募集を停止し、事実上2026年度の卒業生を最後に閉校となる見通しとなっています。
 同学は1929年の創立当初から「生活園芸」を必修科目としており、多摩キャンパスに隣接する教育農場では有機栽培による実習が行われてきました。「共生、循環、生物多様性の3つを大切にする有機農業にこそ、人と人、人と生き物、人と自然の関係を豊かにする教育力がある」とのことです。現在の広さは約70アール、2001年には教育機関として初の有機JAS認定を取得しています。

本FBページは「閉学する見通しとなっている恵泉女学園大学の教育農場を次世代に繋きたい!」と願う人々の集りです。卒業生・在校生とご家族、周辺住民、公開講座等への参加者など、想いに賛同する人は「どなたでも大歓迎」とのことです。… 続きを読む

【オーシャン・カレント324】水稲の10a当たり収量の前年比見込み(8月15日現在)

【ポイント】
 8月15日現在の米の生育状況は順調のようですが、廃止する方向にある作況指数や平年収量に代わる新たな指標の開発・公表が必要と考えます。

出典:農林水産省HP

去る2025年8月29日(金)、農林水産省は「水稲の8月15日現在における10a当たり収量の前年比見込み」という、やや長いタイトルの統計速報を公表しました。主食用米の生産見込み(前年に比べて56万トン増)に向けて、おおむね順調に推移しているとの内容です。米価格が高い水準で推移し政府備蓄米の在庫量も大きく減少している中で、安堵できる内容となりました。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】米の小売価格と生産者価格

【ポイント】
 米の価格については、小売段階(スーパーの店頭等)と生産者段階との間に大きな格差があります。

農林水産省HP(販売(1))より。

米の小売価格を示すのに最も頻繁に引用されるのが、「豆知識」欄でも紹介したスーパーの店頭価格です。これは(株)KSP-SPが提供する全国約1,000店のPOSデータをもとに、産地品種銘柄が判別できるうるち精米について農林水産省が集計した平均価格(税込)で、1週間ごとに公表されています【直近の数値(以下、同じ):2025年6月9日~15日、3,920円】。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】木質バイオマス発電について

【ポイント】
 真に持続可能で循環型の木質バイオマス発電を普及させるためには、国内における未利用木質資源の利用促進の観点が不可欠です。

出典:林野庁「木質バイオマスエネルギーの利用推進について」(2024.6)
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/community/dl/08_07.pdf

バイオマスとは生物資源(bio)の量(mass)のことで、これら再生可能な生物由来の有機性資源のうち木材からなるものを「木質バイオマス」と呼びます。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】食料・農業・農村基本法等における「消費者の役割」

【ポイント】
 昨年改正された食料・農業・農村基本法では「消費者の役割」に関する条文が拡充されており、同基本計画においても記述が拡充されています。

中田作成。

昨(2024)年6月に公布・施行された改正 食料・農業・農村基本法においては「消費者の役割」の条文が拡充されました。… 続きを読む