
オーガニックビレッジとは、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組みを進める市町村のことです。
農林水産省は「みどり戦略」を踏まえ、2021年度補正予算から交付金による支援を開始し、2025年までに100市町村で先進的なモデル地区「オーガニックビレッジ」を創出することとしています。… 続きを読む
-より豊かな未来の食のために-
「F. M. Letter -フード・マイレージ資料室 通信-」のなかで、食や農の分野について先進的かつユニークな活動に取り組んでおられる方達やトピックスを紹介しています。(鋭意更新中)
オーガニックビレッジとは、有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取組みを進める市町村のことです。
農林水産省は「みどり戦略」を踏まえ、2021年度補正予算から交付金による支援を開始し、2025年までに100市町村で先進的なモデル地区「オーガニックビレッジ」を創出することとしています。… 続きを読む
西野文貴先生は1987年大分県生まれ。実家が苗木生産を営んでいたため、幼い頃から植物に親しみ、東京農業大学大学院では林学を専攻されました(林学博士)。… 続きを読む
2023年3月19日(土)に開催されたECOM(NPOエココミュニケーションセンター)30周年ワークショップでは、多くの新しい出会いもありました。
「小さなアンテナショップネットワーク」とは、埼玉・小川町やときがわ町の有機野菜生産者と都会のアンテナショップ(販売・情報普及者)をつなぐネットワークで、ECOMの森良代表がご自身で野菜を仕入れて届けているそうです。
そのアンテナショップの一つが、東京・高島平団地の地域交流広場ぱうぜ。「ぱうぜ」とは、音楽用語で休止のことだそうです。運営者の石田ゆかりさんとは、偶然、ワークショップで同じテーブルになったこともあり、名刺交換させて頂きました。
石田さんのお話をもっと伺いたいと思ってお訪ねしたのは、3月27日(月)夕方のこと。都営地下鉄三田線・新高島平駅の近く、桜並木に沿った団地の1階は商店街になって賑わっており、その一画にぱうぜはありました。
改めて石田さんからお話を伺うと、野菜(鹿児島・出水市や山形・庄内の野菜も取り扱っておられます)の販売は活動のごく一部とのこと。他にも夕方キッチン(おにぎり、野菜スープ等)、健康づくり体操、スマホ&パソコン教室、コミュニティビジネス何でも相談会など、毎日のように多彩なイベントを開催されています。空いている時間は、レンタルスペースとして貸し出しも行っているそうです。… 続きを読む
食料・農業・農村基本法の見直し作業を行っている審議会(検証部会)でも議論されているように、フランスで2018年に公布された「エガリム(Egalim)法」が注目されています。… 続きを読む
世界的に権威のあるイギリスの医学雑誌ランセット誌は、2019年、「持続可能なフード・システムによる健康的な食生活」と題する報告書を公表しました。… 続きを読む
先にみたように、近年、書店数が減少するなかで、公共図書館数はほぼ一貫して増加しており(文部科学省「社会教育基本調査」)、図書館の役割は相対的に大きくなっているとも考えられます。
横浜市図書館が市民のために提供している「学ぶ楽しみの場」が、ヨコハマライブラリースクールです。
「人と出会い、本と出合い、知識を深める「学び」を図書館から」をコンセプトに、専門家から最先端の知識を学ぶ講座や、生活上の課題解決に役立つ知識を学ぶ講座など幅広いテーマで開催されており、司書によるテーマに関連する図書の紹介もあります。
2022年度の第7回ヨコハマライブラリースクールでは、フード・マイレージについてお話させて頂きます。
パンデミックやウクライナ危機により世界的に食料危機が顕在化するなか、例えば地産地消など、私たちに何ができるかについて参加者の皆さんとともに考えてみたいと思います。ご関心のある方の参加をお待ちしています。… 続きを読む
-47都道府県レストラン 箕と環-… 続きを読む
今シーズンは、過去最速の2022年10月28日 (金) … 続きを読む
現在、国の審議会(食料・農業・農村政策審議会 基本法検証部会)において、食料・農業・農村基本法の検証作業が行われています。… 続きを読む
食や農の分野で先進的かつユニークな活動に取り組んでおられる方や、食や農に関わるトピックスを紹介しました。
https://food-mileage.jp/category/pr/
−「農とみどりの体験パーク・秋津ちろりん村」(東京・東村山市)−
https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisetsu/koen/tirorin1/index.html
農地には様々な多面的な機能がありますが、特に都市部においては、子ども達を含め、農との触れ合いを通じて、食べものや一次産業に対する理解を増進する場としての役割が、より重要となっています。
東京・東村山市にある「農とみどりの体験パーク・秋津ちろりん村」は、1994年4月、東村山市により一般に開放された公園として開設されました(現在は指定管理者制度により民間事業者が管理)。… 続きを読む
新潟・上越市吉川区の山間部に、ブナの森が広がる川谷集落があります。豊かな湧き水に恵まれていますが、冬には2mを超す積雪があるそうです。
ここで「星の谷ファーム」を家族で営んでおられる天明伸浩(てんみょう・のぶひろ)さんは、東京都のご出身。大学院修了後の1995年、パートナーの方とともにこの地に移住・新規就農されました。
現在は離農された方から引き受けた農地を含む約7haで、合鴨農法などによる米作り、ブルーベリーの栽培・加工、平飼い養鶏等に取り組んでおられます。
先日(11月13日)、初めて現地をお訪ねし、直接お話を伺わせて頂きました。
天明さんはお忙しい作業の手を休め、棚田の広い畦畔の草刈りの大変さ、平坦部を含めて地域の担い手の高齢化が急速に進んでいること、農村地域の人間力の形成力の大きさ等について、時おりユーモアも交えながら語って下さいました。… 続きを読む
NPO法人 コミュニティスクール(CS)・まちデザイン(東京・世田谷区)が活動の中心に据えているンセプトは、「食農共育(ともいく)」。
これは、食(消費)と農(生産)をつなぎ、生産・流通・消費のトータルな視点をもって、それぞれにかかわる人びとがともに学びあい、知恵を出し合うという考え方です。
このコンセプトの下、CSまちデザインでは、親子で農を体験し農の大切さを実感するなど学習の場の提供、「一人ひとりの食べ方が未来の地球環境を決めるのだから、食べものの選択と食べ方についてもっと大切に考えよう」と呼びかける授業の実施、過去の食文化から現在に活かせる食の知恵や工夫を学ぶ等の様々な市民講座やセミナーを実施しています。
私も会員となっており、様々な市民講座等で多くの学びを頂いてきました。… 続きを読む
(株)野村総合研究所(本社:東京・千代田区)は、2021年8月、生活価値観や消費実態についての「生活者1万人アンケート」を実施しました。なお、本アンケートは1997年以降3年毎に実施しており、今回が9回目となります。
その結果によると、日本人は景気先行きを悲観する一方でウィズコロナの新しい生活様式に一定の充実感を見出していること、ワークライフバランスへの意識の高まり、インターネットショッピングの利用者の増加等が明らかにされています。… 続きを読む
米については、JA全農(全国農業協同組合連合会)等の出荷業者と卸売業者等との間で、年間を通じて相対(あいたい)取引が行われており、その価格は米の取引価格の代表的な指標となっています。
農林水産省のプレスリリースによると、2022年8月分の相対取引価格(21年産、速報)は、1俵(60キログラム)あたり全銘柄平均で1万2,714円と、近年では珍しく、前月に比べてわずかながら(121円、1%)上昇しました。
しかし、これは前年同月(20年産)に比べると8%下落しており、21年産の平均値(昨年の出回り期から10月まで)では20年産に比べて12%(1,694円)と大きく低下しています。… 続きを読む