【メルマガ】読者数が大台に達しました(感謝)。

2012年10月以来、コツコツと細々と書き続けてきた個人のメルマガ、これまで257本を登録して下さっている皆様に配信させて頂きました。
 登録者数はしばらく190人台で推移していましたが、今年は口コミ等で紹介して下さる方もおられ、年末に200人の大台に達しました。ささやかな数かもしれませんが、私にとっては大きな励みとなります。これも読者の皆様のお陰です。感謝申し上げます。

 本当に吹けば飛ぶような、社会的な影響力も何もないメディアですが、より豊かな未来の食のために、明年も自分なりに情報発信に努めていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
https://www.mag2.com/m/0001579997
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【ブログ・改】山下さんを偲ぶ会(佐藤弘さんによる改良版)

去る2022年12月18日(日)に東京・一ツ橋で開催された「山下惣一さんを偲ぶ会」の拙ブログを、呼びかけ人のお一人でもある佐藤弘さん(元西日本新聞社編集委員)が、新しい写真を(恥ずかしながら私の写真も)追加して、分かりやすく再編集(改良)して下さいました。
 さすが文筆とメディアのプロ、有難うございます。

https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2022/12/221220_satohshi.pdf続きを読む

【豆知識】2022年の振り返り

食や農に関連して、特に私たち消費者にちょっと役に立つ、あるいは考えるヒントになるデータについて、毎回、1点のグラフとともにコツコツと紹介しました。
 https://food-mileage.jp/category/mame/

今年、最も衝撃だった事件はロシアによるウクライナ侵攻でした。
 本メルマガでも、ウクライナとロシアが穀物の生産/輸出大国であること[No.237続きを読む

【記事掲載】読売新聞が記事のなかでグラフを引用して下さいました。

2022年12月8日(木)付け読売新聞が「豊かな食 地球に負荷」(28面)と題する記事の中で、フード・マイレージをグラフとともに取り上げて下さいました。
 「岐路の資本主義」(資本主義の今と行方を多角的に掘り下げる年間連載)の一環としての記事です。
 https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221207-OYT1T50170/
(注:読者会員限定記事です。)… 続きを読む

【ほんのさわり】鈴木宣弘『世界で最初に飢えるのは日本』

−鈴木宣弘『世界で最初に飢えるのは日本−食の安全保障をどう守るか』(2022年11月、講談社+α新書)−
 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000369740

かねて日本の食と農をめぐる危機を告発し続けてきた著者(東京大学大学院教授)が、ロシアによるウクライナ侵攻など最新の情勢を踏まえ改めて世界的な危機の現状を整理した上で、日本人が飢餓を回避するためのヒントを探った書です。
 帯にある「日本人の6割が餓死する」との刺激的なフレーズは、アメリカの大学の研究者らによる研究成果−核戦争が勃発した場合、食料生産の減少と物流停止によって世界全体で2.55億人が餓死し、うち7200万人が日本に集中するというもの−から引用されています。
 2020年度の日本のカロリーベースの食料自給率は37%(注:21年度は38%)ですが、種や肥料の海外依存度を考慮すると10%にも届かないとの著者の試算も紹介されています。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】「秋津ちろりん村」(東京・東村山市)

写真:ミニ収穫祭の模様(2022.11/26、筆者撮影)

−「農とみどりの体験パーク・秋津ちろりん村」(東京・東村山市)−
 https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisetsu/koen/tirorin1/index.html

農地には様々な多面的な機能がありますが、特に都市部においては、子ども達を含め、農との触れ合いを通じて、食べものや一次産業に対する理解を増進する場としての役割が、より重要となっています。

東京・東村山市にある「農とみどりの体験パーク・秋津ちろりん村」は、1994年4月、東村山市により一般に開放された公園として開設されました(現在は指定管理者制度により民間事業者が管理)。… 続きを読む

【豆知識】減少し荒廃が進む農地

世界的に食料危機が叫ばれ、国内でも食料安全保障(食料の安定供給)の議論が盛んになっています。しかし、最大のリスクは国内にあるということで、前号では、国内農業の担い手が急速に高齢化しつつ大きく減少していることを紹介しました。
 今回は、「人」と並んで食料生産の最も重要な基盤である「土地」についてです。

リンク先のグラフは、農地面積と、荒廃農地の割合の推移を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2022/12/256_nouti.pdf

これによると、1956年には601万haあった農地面積(ピークは1956年の607ha)は、経済の高度成長や人口増加が進むなかで、工場用地、商業用地、住宅地等への転用が進んだこと等から一貫して減少してきました直近の2022年においては433haと、ピーク時に比べると約3割減少しています。… 続きを読む