ウクライナや中東など、世界ぜんたいに平和と幸福が一日も早く到来することを、心から祈ります。

-より豊かな未来の食のために-
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北日本・日本海側では大雪の被害。東京地方は冷え込むものの申し訳ないほどの青空続き。
その寒気もいったん緩んできました。
2025年2月8日(土)は、CSまちデザイン主催講座『風景をつくるごはん』のススメ~社会や環境のことを考えて日々のごはんを食べる~」にオンライン参加。… 続きを読む
-菅野芳秀『生きるための農業 地域をつくるための農業』(2024年11月、大正大学出版会)
https://www.tais.ac.jp/guide/research/publishing/chiikijin_list/002/
【ポイント】
「令和の百姓一揆」実行委員会代表による、悪戦苦闘する農業の現場からの「ホンネ」の報告であり、消費者・生活者に連携を呼び掛けています。… 続きを読む
【ポイント】
本年2~3月に計画されている「令和の百姓一揆」の成否は、いかに多くの市民・消費者が賛同し参加するかにかかっています。
本年2月から3月、東京都心において「令和の百姓一揆」が挙行されます。農業生産の現場の窮状を広く都会の市民に訴えようと、全国の農業者たちが立ち上がろうとしているのです。
まず、2月18日(火)には衆議院議員会館(東京・千代田区永田町)で院内集会が開催され、各地の生産者からの状況報告、国会議員等との意見交換等が予定されています。
また、3月30日(日)には、青山公園南地区(港区六本木)をスタート地点とするトラクター行進が予定されています。これは昨年、欧州の多くの国で行われた農民デモを参考にしたもののようです。パリやベルリンでは道路が封鎖されるなど一般市民の社会生活にも大きな影響がありましたが、大きな批判等がなかったのは、一般市民の農業に対する理解(シンパシー)が高いためと考えられます。… 続きを読む
【ポイント】
「時給10円」は統計的には問題のある数値ですが、いずれにしても農家の経済状態が厳しい状態にあることは事実であり、これに対する市民・消費者の理解が求められます。
「日本の農・漁家の時給は10円」という数値は、統計的には誤った使い方と言わざるを得ません。
これは農林水産省「営農類型別経営統計」の2022年の「水田作経営」について、農業所得を自営農業労働時間で除した数値であり、まず、日本の農家全体を表すものではありません。
また、労働時間には雇用者の労働時間を含んでいますが、雇用労賃は経費として農業粗収益から控除されており、収益と経費の差額である農業所得は含まれません。さらには、法人化している経営体(一戸一法人を含む。)の場合は、同様に労働時間には有給役員の労働時間を含み、農業所得には有給役員に対する給料、賞与、福利厚生費が含まれていません。… 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.309◇
2025年1月29日(水)[和暦 元旦]… 続きを読む
2025年2月2日(日)の節分の日は、冷たい雨になりました。前夜までの雪の予報が外れたのは幸いでしたが。
この日午前10時から神奈川・相模原市民会館ホールで開催されたのは、第4回 稲の多年草化栽培全国集会。… 続きを読む
2025年1月25日(土)の午後は、東京・恵比寿の英治出版の会議室をお借りして、吉田恵美子さんの遺作『想いはこうして紡がれる』の読書会が開催されました。… 続きを読む
-吉田太郎『シン・オーガニック-土壌・微生物・タネのつながりを取り戻す』(2024年7月、農山漁村文化協会)
https://toretate.nbkbooks.com/9784540231674/
【ポイント】
著者はいわゆる「スマート農業」的な有機農法ではなく、「自然への畏敬」を基底とする「ローカル、風土立脚型」の有機こそが重要と主張しています。
著者は1961年東京都生まれ。筑波大学大学院で地質学を専攻した後、埼玉県、東京都、長野県に農業関係の行政職員として勤務。この間、業務とは別に自ら有機農家で研修を受けたり、キューバの事例を調査・紹介したりするなど、有機農業の啓発普及に熱心に取り組んで来られた方です。定年退職後は晴耕雨読の生活を送りつつ、「フリーランサーとして好き勝手なことを言える人間にしか書けない」ものとして発表されたのが、この力作です。… 続きを読む
【ポイント】
「令和の米騒動」は解消しましたが、産地や生産者に対する消費者の理解と実践がなければ、将来的に安定的な米の生産・供給基盤を維持していくことはできません。
【ポイント】
昨年(2024年)は、長期的に減少してきた米の作付面積や生産量が増加し、同時に低下傾向で推移してきた米の価格は大きく上昇するという、転機となったかも知れない年でした。
昨年(2024)年は、日本の米の生産と価格において転機となった年だったと記憶されるかも知れません。リンク先の図308は、米の作付面積と生産量、さらに消費者物価指数の長期的な推移を示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2025/01/308_kome.pdf
下の棒グラフにあるとおり、水稲の作付面積(子実用)は、1976年の274万haをピークに1990年代半ばまでは変動しつつ減少を続け、それ以降もほぼ一貫してゆるやかな減少傾向で推移してきました。ところが2024年には136万haと、一転、1.1%増加したのです。… 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.308◇
2025年1月14日(火)[和暦 師走十五日]… 続きを読む
年初の号[No.283]では写真集『いつもののと』を紹介。
原発関連では、青木美希『なぜ日本は原発を止められないのか?』[No.288]、吉田千亜『孤塁』[No.304]、小原浩靖監督の映画『原発をとめた裁判長』[No.305]を、戦争関連では寮 美千子(文)『ぼくが子どものころ戦争があった』[No.297]、太田昌秀『決定版・写真記録 沖縄線』[No.295]を紹介しました。
農業・農政全般については、小倉武一『誰がための食料生産か』[No.300]、蔦谷栄一『生産消費者が農をひらく』[No.287]、末松広行『日本の食料安全保障』[No.298]、 … 続きを読む
年初の号[No.283]では「能登はやさしや土までも」という言葉を紹介しました。また、「稲は人の足音を聞いて育つ」[No.292]、「同じ釜の飯を食う」[No.299]という言葉も紹介しました。
被災地関連では「廃炉」の完了時期についてはますます不透明感が増している[No.288]なか、図図倉庫(ずっとそうこ、福島・飯舘村)[No.304]、二本松営農ソーラー(福島・二本松市)[No.305]という新しい取組みを紹介させて頂きました。
2023年度の食料自給率[No.298]、米在庫量が過去最低水準にあること[No.297]、ご飯一杯の値段[No.296]を紹介するとともに、「合理的な価格」について考察しました[No.301]。
また、お肉の情報館(東京・港区芝浦)[No.284]も紹介しました。
農業政策をめぐっては、食料・農業・農村基本法の一部を改正する法律案[No.287]、同法に規定された消費者の役割[No.293]、開始された次期基本計画についての議論[No.300]を紹介しました。… 続きを読む
本年最初の配信では、能登では農業生産条件には恵まれてないながら多彩な農業が展開されており、日本初の世界農業遺産にも認定されていることを紹介しました[No.283]。
東日本大震災・東電福島第一原発事故の関連では、原発被災者等からの相談内容が多様化・複雑化・深刻化している状況[No.288]、営農再開の状況は避難指示解除の時期等による差が大きいこと[No.304]、一方、営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)が増加傾向で推移していること[No.305]を紹介しました。
日本の農林水産業や食料自給率については、日本の農林水産業総生産が諸外国と異なり一貫して減少している様子[No.300]、食料自給率が横ばいで推移しているのは人口の高齢化・減少により必要熱量が減少しているためであり、国内農業の縮小は続いていること[No.287]、食料自給率の目標が一度も達成されたことがない原因は想定以上に米の消費量が減少したこと[No.298]を紹介しました。
資材価格の高騰が農産物価格に十分には反映(転嫁)されておらず[No.301]、米が「高騰」しても生産コストを賄えていない状況が続いていること[No.296]を紹介しました。
また、小規模層では「田んぼの見回り」等に多くの時間が費やされるなど丁寧な稲作が行われているデータ[No.292]、新潟県では昨年と同様、猛暑が続いていること[No.297]も紹介しました(幸い昨年のような大不作にはなりませんでした)。… 続きを読む