訪ねて下さり有難うございます。

フード・マイレージとは、食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせた指標。この単純な数値が、私たちの身近な食生活と地球環境問題との関わりについて気付くきっかけとなります。
 また、産地や生産者のことに思いを馳せるよすがともなります。

本サイトは、フード・マイレージ指標を参考にしつつ、より豊かな未来の食の実現に向けて、食べ物や農林水産業についてともに考えるために、開設したものです(主宰者が個人で運営しているものです)。

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新着情報

以下には記事を新着順に掲載してあります。カテゴリー毎の記事は上の「メニュー」からご覧下さい。

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【ブログ】食と農の未来を考える〜青梅から〜

2022年5月21日(土)は雨模様のなか、東京・青梅へ。
 JR青梅駅のホームには、何ともレトロな木造の待合室。通路の壁面は昔の映画のポスター。駅前の通りにもレトロな建物が並んでいます。

その通りを6分ほど歩いたところに、対照的に近代的な建物が現れました。ネッツたまぐー(文化交流センター)です。… 続きを読む

【ほんのさわり】アキノ隊員『ぼくたち、ここにいるよ』

−アキノ隊員(写真・文)『ぼくたち、ここにいるよ−高江の森の小さないのち』(2017.8、影書房)−
 http://www.kageshobo.com/main/books/bokutachikokoniiruyo.html

作者の宮城秋乃さんは、沖縄・うるま市の浜比嘉島出身のチョウ研究家(日本鱗翅学会・日本蝶類学会会員)。
 本書では、県北部・やんばる地方(2021年、世界自然遺産に登録)の森にくらす生きものたちの姿が、美しい写真と分かりやすく楽しい文章で紹介されています(子どもでも読みやすいように、ルビも振られています)。

日本最小クラスのチョウであるリュウキュウウラボシシジミの交尾、産卵、ふ化、羽化などの連続写真は、息をのむような繊細な美しさがあります。オキナワカブトムシ、オオシマゼミ、ナミエガエル、オキナワハイ(色鮮やかな毒蛇(怖い!))など、次々と珍しい生きもののたちが現れ、ページをめくるのが楽しみになります。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】若年ママ応援シェルター「おにわ」

昨年(2021)10月1日、沖縄本島中部に若年ママの出産・子育てを応援するシェルター「おにわ」がオープンしました。
 DV等を避けるために一人で赤ちゃんを産んで育てることになった若いママ達(10代の妊娠8か月から赤ちゃんの生後100日までの方)に、出産の前後を過ごす場所を24時間体制で提供する取組みです。
 琉球大学の上間陽子さんと本村真さんが共同代表となり、琉球大学附属病院や助産師さん(寮母さん)がサポートする体制になっているとのこと。

『裸足で逃げる』『海をあげる』等でも知られる上間さんは、風俗業界で働き、暴力を受け、若年出産するなど、凄惨としか言えないような生き方をしている少女たちへのインタビューを続けるなか、調査・研究に留まらず、自ら社会の中に「避難できる場所」をつくる決心をされました。
 その時の思いを、上間さんは、「私の手にあまる。でもつくらないときっとたぶん後悔する。間に合わなかった子たちもいる。それでも動けばなにかは変わる。なにかが変われば、これから間に合うこともあるだろう」とエッセーに記されています。… 続きを読む

【豆知識】沖縄の耕地面積の長期推移

先の大戦は日本の農業生産にも甚大な影響を及ぼしました。農業従事者の多くが出征・戦病死し、復員できた方も直ちに農業生産を再開することはできず、国民の多くが「餓死」の危機に直面しました。
 リンク先の図242は、1925年以降の全国、北海道及び都府県、そして沖縄県の耕地面積の推移を表したものです(注)。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2022/05/242_kotisuii.pdf

太平洋戦争が始まった1941年における全国の経営耕地面積は568万ha。これが終戦直後の47年には501万haへと一気に86万ha(14.6%)減少しました。なお、これは混乱期で把握し切れなかった農地もあったと考えられます。
 その後、1970年頃まではほぼ横ばいで推移していましたが、70年代に入って以降は経済が高度成長する中で減少傾向を強め、2020年では戦前から約半減(1941年比 … 続きを読む

【ブログ】沖縄復帰50周年

特別な2022年の5月も半ばへ。
 自宅近くに借りている市民農園の一画では、春野菜の苗の植え付け、大豆の播種。

 そら豆を4さやほど収穫。アブラムシがついて毎年なかなかできないのですが、茹でて頂くと甘さと旨味が格別です。
 ちなみに奥の小鉢は、庭の山椒の実を使ったちりめん山椒(いずれも妻が料理。ご馳走様です)。

福島・喜多方から届いたのは、いつもの「しあわせな豚」のお肉。くず米等を与えて放牧されている豚さん達の様子は、… 続きを読む

【メルマガ】F.M.Letter No.242

去る2022年4月15日(金)[和暦 弥生十五日]、登録下さっている読者の皆様に以下のメルマガを配信させて頂きました。
 なお、ウェブ掲載にはタイムラグがあるため終了してしまったイベント等もありますので、よろしかったら以下から登録(無料)して頂ければ幸いです。
 https://www.mag2.com/m/0001579997.html
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【セミナー資料】市民研特別講座「著者に尋ねる」での説明資料

2022年5月12日(木)の第6回「市民科学特別講座・著者に尋ねる」(NPO市民科学研究室主催)で、拙著『フード・マイレージ[新版]』(2018.1、日本評論社)について紹介させて頂いた時の説明資料です。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2022/05/220512_shiminken.pdf

なお、当日の模様(ブログ)はこちら。… 続きを読む

【ほんのさわり】ウクライナ民話『てぶくろ』

−エウゲーニー・M・ラチョフ絵、うちだりさこ訳 ウクライナ民話『てぶくろ』(1965.11、福音館書店)−
 https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=41

1965年に発行された本書ですが、手元にある本の奥付には172刷(2022年4月)とあります。長期間にわたって人気のあるロングセラーです。
 しんしんと雪の降る森の中で、おじいさんが手袋の片方を落としてしまいました。その暖かそうな手袋を最初に見つけたネズミが、さっそく入り込んで住み着きます。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】特別講座・著者に尋ねる『フード・マイレージ』

自己PRで恐縮です。
 5月12日(木)19時から、第6回「市民科学特別講座・著者に尋ねる」(NPO市民科学研究室主催)で、拙著『フード・マイレージ[新版]』(2018.1、日本評論社)を取り上げて下さいます(オンライン)。

 当日は、フード・マイレージの概要(定義、計算結果、限界・問題点等)、食生活と地球環境問題との関わり(地産地消の効果)、フード・マイレージの現代的意味(パンデミックや国際紛争に伴う国際物流の混乱、食糧安全保障の重要性等)等について話題提供し、参加者との間で意見交換させて頂く予定です(事前に質問も受け付けています)。… 続きを読む

【豆知識】米の在庫量と小麦輸入量

コロナ禍、ウクライナ危機により世界的に食料安全保障に対する関心・懸念が高まるなか、日本においては主食である米が自給できていることが大きな強みとされています。
 リンク先の図241の棒グラフは、各年・各月末時点の米の民間在庫量(出荷段階+販売段階)の推移等を示したものです。収穫期(出来秋)には新米の在庫(青い部分)が増加し、その後、消費に伴って徐々に減少していることが分かります。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2022/05/241_zaiko.png

棒グラフの赤い部分が古米(前年以前に生産された米)です(なお、在庫量の把握は毎年7月に年産が切り替わります)。
 また、折れ線グラフは古米在庫量の対前年同月末比を示したものですが、2020年以降、前年を20〜60%と大きく上回って推移していることが分かります。これは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って外食を中心に米の需要が減少したためで、古米在庫の増大が新米の取引価格の下落につながっているとして、農業関係者の間には危機感が高まっているのです。… 続きを読む