【ほんのさわり】新井和宏、高橋博之『共感資本社会を生きる』

-新井和宏、高橋博之『共感資本社会を生きる-共感が「お金」になる時代の新しい生き方』 (2019.11、ダイヤモンド社)-
 https://www.diamond.co.jp/book/9784478109335.html

著者の新井氏は、外資系の資産運用会社勤務を経て、リーマンショック後に「いい会社」だけに投資する鎌倉投信(株)を創業された金融のプロ。
 一方の高橋氏は、「食べる通信」や「ポケットマルシェ」という斬新な仕組みを構築し、第一次産業の生産者と消費者をつなぐ活動を続けておられる方。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】榊田みどりさん

榊田みどりさんは秋田県のご出身。
 東京大学大学院(総合文化研究科修士課程)を修了後、生協勤務を経て、1990年からフリーの農業ジャーナリスト(「農政ジャーナリスト」ではありません)。
 明治大学客員教授、農政ジャーナリストの会副会長、NPO法人コミュニティスクールまちデザイン理事のほか、農水省の各種検討会の委員等を務められ、多くの著作もあります。

 農業県の秋田で生まれ育ったものの、農業との接点はほとんどなかったという榊田さん。大学進学のために上京した後、都市部の消費者と生産現場の遠さを実感するようになったことが、農業に関心を持つようになったきっかけだったそうです。
 何とかその距離を縮められないか、また、自分も食べているものの生産者や産地のことを知りたいと思い、生協に就職して産消提携に携わるようになりました。… 続きを読む

【豆知識】エシカル商品の購入状況

倫理的消費(エシカル消費)とは「地域の活性化や雇用なども含む、人や社会、環境に配慮した消費行動」のことです(消費者基本計画、2015年3月閣議決定)。
 具体的には、消費者が社会的課題の解決を考慮したり、あるいはそうした課題に取り組む事業者を応援する消費活動を指し、かいつまんでいえば「より良い社会に向けた、人や社会、環境に配慮した消費行動」と言えます。
 これは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標12「持続可能な生産消費形態を確保する」とも関連するものです。

 世界的にエシカル消費への関心や実践が広まっていますが、日本においては言葉自体もあまり知られていないのが現状です。
 消費者庁「倫理的消費(エシカル消費)に関する消費者意識調査」(2017年2月)によると、エシカル消費に関連する言葉の認知度については、「エコ」は5割以上、「ロハス」「フェアトレード」は3割程度ありますが、「倫理的(エシカル)消費」については1割以下に過ぎません。… 続きを読む

【ブログ】第9回マチモノ樹木勉強会

2019年11月30日(土)は快晴。風もありません。
 小田急線・成城学園前駅からバス通りを南へ徒歩15分ほど。やがて下 り坂になり、住宅地の間に緑地が見えてきました。

この成城三丁目緑地は、国分寺崖線に面し、戦前は皇室の喜多見御料林、戦後は林野庁が管轄していましたが、1994 年の都市計画策定に伴い世田谷区が緑地として整備して … 続きを読む

【ブログ】共感資本社会を生きる

2019 年11月21日(木)の終業後は東京・銀座へ。
 久しぶりに足を運ぶと、すっかり年の瀬の装い。若者に人気の衣料店の前にはブラックフライデーの特別セールの大行列。

 静かな通りに面した文祥堂ビル6Fのスペースで19 時から開催されたのは、「『… 続きを読む

【ほんのさわり】小池理雄、渡久地奈々子『お米の世界へようこそ!』

-小池理雄、渡久地奈々子『お米の世界へようこそ!-今日からあなたも「ごはん党」』 (2018/10、経法ビジネス新書)-
 https://www.khk.co.jp/book/book_detail.php?pid=52968

 著者は、東京・原宿にある精米店の3代目店主と、沖縄在住の食育指導士。お2人とも「五ツ星お米マイスター」の資格をお持ちです。
 本書を著した目的は、「世間のお米に対する関心度合いの薄さ」に危機感を抱き、消費者にお米に … 続きを読む

【オーシャン・カレント】大嘗祭

今週、米と稲作に関わる最も重要な儀式とされる「大嘗祭」(だいじょうさい)が行われます。
 毎年秋、その年の収穫を喜ぶ宮中祭祀が新嘗祭(にいなめさい)ですが、新たに即位した天皇が初めて行う新嘗祭のことを特別に大嘗祭と呼びます。
 皇位継承に伴う一世に一度の儀式として皇室行事の中でも最も重要なものと位置づけられており、7世紀後半の天武天皇以来の伝統があります(もっとも戦国時代から江戸時代にかけて221年間にわたって中断した期間もあります)。

 本年5月には大嘗祭に用いる米の産地を定める「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」が行われ、東の悠紀(ゆき)地方として栃木・高根沢市、西の主基(すき)地方として京都・南丹市の水田が選ばれ、9月27日にはそれぞれ「斎田抜穂(さいでんぬきほ=収穫)の儀」が行われました。
 また、絹服(にぎたえ=絹の反物、愛知)と供服(あらたえ=麻の反物、徳島)のほか、47都道府県特産の農林水産物も「庭積机代物(にわづみのつくえしろもの)」として供えられます。… 続きを読む