2023年5月3日(水)は快晴。福島・喜多方市山都(やまと)に向かいます。
元木上堰(もときうわぜき)とは、山間部にある全長約6kmの山腹水路で、江戸時代に開削されてから300年近く、この地域の棚田等を潤してきました。
毎年、この時期に田植えに向けての清掃・保全作業(春の浚い(さらい))が、ボランティアを募集して行われているのです。私は昨年に続いて2回目の参加です。

-より豊かな未来の食のために-
食(食卓、消費者)と農(産地、生産者)の間の距離が広がってしまったことで、様々な問題が生じています。その一方で、「食」は、遠く離れている場所(人やコト)を想像する「よすが」にもなります。
今回は、パレスチナ料理を頂きながら、パレスチナの家庭に滞在(居候)しながら人々の暮らしを記録し続けてきた写真家・ジャーナリストの高橋美香さんから、今、パレスチナで起こっていることについてお話を伺います。
トルコ出身の日本在住クルド人(難民認定申請中)のお母さんのオヤ(工芸品)等の販売も行います。
日 時:2023年5月25日(木)19:00~21:30… 続きを読む
−桐村里紗『腸と森の「土」を育てる−微生物が健康にする人と環境』 (2021/8、光文社新書)−
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334045562
著者は1980年岡山県生まれの内科医・認定産業医。
臨床現場では生活習慣病から終末期医療まで幅広い診療経験を積まれると同時に、「ヘルスケア」の再定義など情報発信等に努めておられます。… 続きを読む
2023年のゴールデンウィークの初日・4月29日(土)は、7時15分に東京駅丸ビル前へ。
NPO エコツーリズム・ネットワーク・ジャパン(旅行運営はリボーン)が主催するふくしまオーガニックコットン種まきツアー… 続きを読む
西野文貴先生は1987年大分県生まれ。実家が苗木生産を営んでいたため、幼い頃から植物に親しみ、東京農業大学大学院では林学を専攻されました(林学博士)。… 続きを読む
リンク先の上の棒グラフは、日本における木材の供給構造の長期的推移を示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2023/04/265_naegi.pdf
国産材の供給量は、1960年代以降、長期的に減少傾向で推移してきましたが、2002年の1,692万立米を底として増加傾向に転じています。これは、森林資源の充実、合板原料としてのスギ等の国産材利用の増加、木質バイオマス発電施設での燃料材利用の増加等によるものです。
一方、輸入材の供給量については、1960年代以降、丸太を中心に急増し、高い水準で推移してきましたが、1996年の9,045万立米をピークに減少に転じています。これは、中国の輸入増、ロシアの丸太の輸出規制等が背景にあります。なお、2020年は新型コロナウィルス感染拡大による混乱もあり、前年に比べ15%減少しました。
これらの動向を受けて、木材自給率(折れ線グラフ)は2000年頃まで低下傾向で推移していましたが、2002年の18.8%を底に上昇に転じ、2021年は41.1%となっています。… 続きを読む
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.265◇
2023年4月20日(木)[和暦 弥生朔日]… 続きを読む
2023年4月27日付の『日刊アグリ・リサーチ』(農業情報調査会発行)に、コラムを投稿させて頂きました。
読みにくい文章を編集の方が分かりやすく添削して下さいました(お世話になりました)。よろしかったらご笑覧下さい。
山川出版社の『地理10分間テスト』(2023年3月改訂版)の出版に当たり、フード・マイレージのデータ提供等の協力をさせて頂きました。
どの教科書にも対応可能なように基本事項を網羅的にピックアップしたテスト集(非売品・高等学校専売品)とのことです。
2023年の季節の歩みは早く、4月中旬には「夏日」も出現。
自宅近くに一画を借りている市民農園。昨年は夏野菜の作付けが遅れたので今年は早めにと思い、4月17日(月)、いつもお世話になっている種苗店に行くと、野菜苗の販売は22日(土)からとのこと。
この日は枝豆の種だけ求めて、播種しました。
マルチは数年使っており、ぼろぼろ。ネット張りは、いつまでたっても上手にできません。
19日(水)の夕刻は、… 続きを読む
−宮台真司『日本の難点』 (2009/4、幻冬舎新書)−
https://www.gentosha.jp/store/ebook/detail/1599
著者は1959年宮城県生まれの社会学者、評論家。
昨年11月29日夕、教授を務める首都大学東京での講義を終えて1人でキャンパス内を歩いていた際、男に襲われて重傷を負ったとのニュースには驚きましたが、その後、快復されて活動を再開されていると伺い安堵しています。なお、容疑者とみられる男は12月に死亡(自死)が確認されています。… 続きを読む
2023年3月19日(土)に開催されたECOM(NPOエココミュニケーションセンター)30周年ワークショップでは、多くの新しい出会いもありました。
「小さなアンテナショップネットワーク」とは、埼玉・小川町やときがわ町の有機野菜生産者と都会のアンテナショップ(販売・情報普及者)をつなぐネットワークで、ECOMの森良代表がご自身で野菜を仕入れて届けているそうです。
そのアンテナショップの一つが、東京・高島平団地の地域交流広場ぱうぜ。「ぱうぜ」とは、音楽用語で休止のことだそうです。運営者の石田ゆかりさんとは、偶然、ワークショップで同じテーブルになったこともあり、名刺交換させて頂きました。
石田さんのお話をもっと伺いたいと思ってお訪ねしたのは、3月27日(月)夕方のこと。都営地下鉄三田線・新高島平駅の近く、桜並木に沿った団地の1階は商店街になって賑わっており、その一画にぱうぜはありました。
改めて石田さんからお話を伺うと、野菜(鹿児島・出水市や山形・庄内の野菜も取り扱っておられます)の販売は活動のごく一部とのこと。他にも夕方キッチン(おにぎり、野菜スープ等)、健康づくり体操、スマホ&パソコン教室、コミュニティビジネス何でも相談会など、毎日のように多彩なイベントを開催されています。空いている時間は、レンタルスペースとして貸し出しも行っているそうです。… 続きを読む
小売店の数は2000年代に入っても減少を続けています。
2016年における飲食料品小売店(事業所数)の数は29.9千店と、2002年の46.6千店に比べ約6割の水準へと大きく減少しています(リンク先の下の棒グラフ)。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2023/04/264_SC.pdf
一方、ショッピングセンター(飲食業、サービス業を含むテナント数が10以上の施設)の数は、2021年は3,169施設と、2001年の2,603施設から22%増加しています(上の棒グラフ)。
これを立地別にみると、中心地域(人口15万人以上の都市で、商業機能が集積した中心市街地)に立地している施設は478(15%)にとどまっており、残りの85%は市街地の周辺あるいは郊外に立地しています。周辺・郊外に立地しているショッピングセンターの割合は、2001年以降、ほぼ右肩上がりで推移しています(折れ線グラフ。途中で定義の変更があったために厳密には接続しません)。… 続きを読む