【豆知識】2020年4月の食料費支出

新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛は、私たちのライフスタイルや消費行動に大きな影響を及ぼしたことは、統計からも明らかになっています。
 リンク先の図195は、2020年4月の食料等への支出の様子を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/06/195_kakei.pdf

 これによると、消費支出全体は前年同月に比べ実質11.1%減少しています。
 食料に対する支出額も6.6%減少していますが、その内訳をみると、費目ごとに大きな差があります。… 続きを読む

【ブログ】パソコンの不調、夏至の畑、「障がい」関連の本。

新しいパソコン(windows10)は時々機嫌が悪くなります。
 まず突然、数日前からメールが使えなくなりました。「アカウントの設定が最新ではない」とのメッセージが出て読み込めません。
 これは、正しいパスワードを(忘れていたため何度も間違えて)入力すると、あっさりと復活(祝)。

 さらには、また日本語入力(IME)が無効に。
 以前にも同じ症状が出てネットで調べて回復させていたのですが、再度の作業。前回と違う気がしますが、何とか回復。… 続きを読む

【ほんのさわり】山本太郎『感染症と文明−共生への道』

−山本太郎『感染症と文明−共生への道』(2011.6、岩波新書)−
 https://www.iwanami.co.jp/book/b226101.html

著者は1964年生まれの医師、博士(医学、国際保健学)。長崎大学熱帯医学研究所教授で、アフリカやハイチでは感染症対策の実務にも従事された方です(著名な政治家とは同姓同名の別人)。
 今回のコロナ禍の発生と対応策を予言したかのような書です。

 「豆知識」欄では第一次産業のシェアが大きい都道府県ほど感染者密度が低いというデータを紹介しましたが、本書によると、人類史における感染症は農耕の開始から始まったそうです。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】コロナ禍と世界の穀物需給

(下記の農水省HPより)

日本は食料の多くを輸入に依存している(2018年度の食料自給率はカロリーベースで37%、生産額ベースで66%)ため、食料の安定供給面には様々なリスクがあります。
 例えば、短期的には干ばつ等の自然災害、輸出国の政情不安や港湾等でのストライキ等、長期的・構造的には地球温暖化等の気候変動、水需給のひっ迫、人口増加に伴う食料需要増加等があります。
 また、新たな感染症の発生や蔓延も大きなリスク要因であり、今般の新型コロナウイルス禍のなか、多くの人が日本の食料供給に不安を覚えるのも当然です。

 実は2008年頃、世界の穀物等の価格は大きく上昇し、国内でも小麦粉やマヨネーズ等が値上げされるなど大きな影響を及ぼしたことがありました。… 続きを読む

【豆知識】第一次産業と感染者密度

去る5月25日(月)、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態措置は解除されましたが、現在も東京都や北九州市では毎日新たな感染者が確認されており、油断のできない状況が続いています。
 感染拡大防止のためには、いわゆる「三密」を避けることが重要です。
 現に人口密度が高い都道府県ほど感染者数が多いことは本メルマガNo.191(4/23配信)でも紹介しました。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/04/191_kansen.png

 また、このようななか、農林業や農山村地域を見直す動きも出てきています。… 続きを読む

【ブログ】オンライン読書会、梅雨入り、お米の有難さ。

2020年6月6日(土)。
 地元の東京・東村山市の北山公園では、今年も菖蒲が咲き揃いつつあります。

 生憎と恒例の「菖蒲祭り」は新型コロナウイルスの関係で取り止めになり、人は少なかったものの、その分、静かにゆっくりと花を楽しむことができました。

8日(月)の午後は、自宅近くに一画を借りている市民農園へ。
 数日、油断しているとあっという間にキュウリは30cmほどに生長。この季節、日本の風土がもたらす植物生産力の高さを再認識させられています。… 続きを読む

【ブログ】銀座農業コミュニティ塾 ステイホーム編

2020年6月2日(火)は、肌寒かった昨日とは変わって気温は上昇。
 昼前に、自宅近くに一画を借りている市民農園へ。一年のうちで最も生命力が感じられる季節です。

 枝豆やトマトもぐんぐん生長。キュウリは早くも数本収穫できています。

ジャガイモは綺麗な紫色の花が満開。葉っぱの上ではテントウムシがせわしなく動いています。
 芳香(?)が漂ってくると思ったら、近くの畑では栗の花が満開。… 続きを読む

【ほんのさわり】宇根 豊『日本人にとって自然とはなにか』

−宇根 豊『日本人にとって自然とはなにか』(2019.7、ちくまプリマー新書)−
 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480683571/

著者は1950年長崎県生まれ。福岡県農業改良普及員を経て1989年に福岡・二丈町(現糸島市)で新規就農し、2001年にはNPO農と自然の研究所を設立されました。
 「百姓」であると同時に農学博士でもある著者は、人々の「自然へのまなざし」が減っていることに危機感を抱き、「自然とは何か」を正面から探究したのが本書です。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】閏月と自然のリズム

画像:高月美樹さん『和暦日々是好日』より

現在、広く使われている太陽暦(グレゴリオ暦)は、1582年にローマ教皇・グレゴリウス13世が制定したものです。
 世界共通の時間軸として合理的で便利ですが、一方で日付と曜日だけが意識されるなど、自然界のサイクルを感じにくいものとなっています。

これに対して和暦は、太陽と月の周期を併用した太陰太陽暦で、太陽のリズムで二十四節季等の季節が、月のリズムで日にちが分かる仕組みになっています。
 例えば各月の1日(朔日)は必ず新月、15日はほぼ満月で、夜空を見上げれば大体の日にちが分かります(個人的には月が細ってくると、あるいは満ちてくるとメルマガ原稿を作成しなければと焦ります)。… 続きを読む

【豆知識】圏域別にみた人口密度の長期的推移

新型コロナウイルス禍は、ようやく収束の兆しが見えつつあるようです。
 前々号(No.191、4/23配信)では、都道府県別の感染者数が人口密度と相関があることを指摘しましたが、リンク先の図193は、人口密度の長期的な推移を圏域別にみたものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/05/193_jinkomitudo.pdf

これによると、1920(大正9)年には1 平方km当たり150.1人だった全国平均の人口密度は2017(平成29)年には339.8人へと2.3倍となっていますが、グラフではほぼ横ばいにしか見えません。… 続きを読む