ウクライナやガザにおける戦火が一日も早く終息することを、心から祈ります。
… 続きを読む輸入食料のフード・マイレージのデータ掲載について
照会・要望の多い輸入食料のフード・マイレージのデータを「フード・マイレージとは」のページで公開しました。
このデータは自由に引用・加工して頂いて結構ですが、その際には出典(ウェブサイト「フード・マイレージ資料室」、https://food-mileage.jp/)の明記をお願いします。
また、引用等をされた場合は以下からご一報いただけると幸いです。… 続きを読む
【お知らせ】トップの写真を変更しました。
新潟・上越市の山間部にある大賀集落の棚田の写真です。撮影したのは2018年8月11~12日。
知人に誘われ、年数回、通わせて頂いているのですが今年は一度も伺っていません。今年ももうすぐ、稲の花が咲くのでしょうか。… 続きを読む
【ほんのさわり】宇根 豊『日本人にとって自然とはなにか』
−宇根 豊『日本人にとって自然とはなにか』(2019.7、ちくまプリマー新書)−
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480683571/
著者は1950年長崎県生まれ。福岡県農業改良普及員を経て1989年に福岡・二丈町(現糸島市)で新規就農し、2001年にはNPO農と自然の研究所を設立されました。
「百姓」であると同時に農学博士でもある著者は、人々の「自然へのまなざし」が減っていることに危機感を抱き、「自然とは何か」を正面から探究したのが本書です。… 続きを読む
【オーシャン・カレント】閏月と自然のリズム
現在、広く使われている太陽暦(グレゴリオ暦)は、1582年にローマ教皇・グレゴリウス13世が制定したものです。
世界共通の時間軸として合理的で便利ですが、一方で日付と曜日だけが意識されるなど、自然界のサイクルを感じにくいものとなっています。
これに対して和暦は、太陽と月の周期を併用した太陰太陽暦で、太陽のリズムで二十四節季等の季節が、月のリズムで日にちが分かる仕組みになっています。
例えば各月の1日(朔日)は必ず新月、15日はほぼ満月で、夜空を見上げれば大体の日にちが分かります(個人的には月が細ってくると、あるいは満ちてくるとメルマガ原稿を作成しなければと焦ります)。… 続きを読む
【豆知識】圏域別にみた人口密度の長期的推移
新型コロナウイルス禍は、ようやく収束の兆しが見えつつあるようです。
前々号(No.191、4/23配信)では、都道府県別の感染者数が人口密度と相関があることを指摘しましたが、リンク先の図193は、人口密度の長期的な推移を圏域別にみたものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/05/193_jinkomitudo.pdf
これによると、1920(大正9)年には1 平方km当たり150.1人だった全国平均の人口密度は2017(平成29)年には339.8人へと2.3倍となっていますが、グラフではほぼ横ばいにしか見えません。… 続きを読む
【メルマガ】F.M.Letter No.193
◇フード・マイレージ資料室 通信 No.193◇
2020年5月23日(土)[和暦 閏卯月朔日]発行… 続きを読む
【コツコツ小咄】2020.5/20(水)
今週最初のコツコツ小咄。
「現状を例えるなら、古いパンツの紐ですね」
「えっ、大臣、どういう意味ですか」
「緩みが気になりますから」
撮影地:東京・東村山市(2020.5/18)… 続きを読む
【コツコツ小咄】2020.5/15(金)
今週最後のコツコツ小咄。
「春も過ぎたし、もう木綿の服なんて着てられないわ」
「何にするの?」
「夏は絹(来ぬ)」
撮影地:東京・東村山市(2020.5/12)… 続きを読む
【コツコツ小咄】2020.5/14(木)
1週間ぶりの出勤だった今夜のコツコツ小咄。
「丹頂鶴が来てるからって、入園料を取られたんだ」
「それはサギ(詐欺)だよ」
撮影地:東京・日比谷公園(2020.5/14)
噴水は鶴ですが。緑あふれるいい季節ですね。… 続きを読む
【コツコツ小咄】2020.5/13(水)
今週最初のコツコツ小咄。
「ネギは花が咲いた頃に出荷するのが、収益は一番いいんです」
「坊主、丸儲けですね」
撮影地:東京・東村山市(2020.4/28)
自宅近くの市民農園。高く売れるがどうかは分かりませんが、ネギの花(ネギ坊主)って、よく見ると本当に美しいですね。… 続きを読む
【ブログ】ウェブサイトを見直し中です。
異例のゴールデンウィーク(ホームステイ・ウィーク?)は終わりましたが、私の方は4月以降週3日(水~金)勤務、しかも職場は完全2シフトでのテレワーク制を敷いており、都心にある職場に出勤するのは週1日程度。
今週も今日と金曜は自宅でテレワーク、出勤は明日の木曜のみです。
ということで自宅で過ごす時間が増えています。
自宅近くに一画を借りている市民農園を訪ねる回数も増えました。
ばれいしょ、枝豆、落花生、スイートコーンは目が出て大きくなってきました。… 続きを読む
【ほんのさわり】吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』
-吉田篤弘『つむじ風食堂の夜』(2005.11、ちくま文庫)-
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480421746/
1962年東京生まれの著者による味わい深い小説。映画化もされているようです。
舞台は東京・下町を思わせる「月舟町」の一角にある大衆向けの食堂。看板は出ていないのに、東西南北から風が吹き募る十字路にあるため、いつしか「つむじ風食堂」と呼ばれるようになりました。
そして風に吹き寄せられるように、毎夜、風変わりな常連客が集まってきます。… 続きを読む
【オーシャン・カレント】炭火焼居酒屋・裏馬場(東京・北品川)
東京・北品川は、江戸時代には東海道五十三次の最初の宿場町として栄え、現在も旧東海道沿いの商店街では街づくりが進められています。ゲストハウスもあり、毎年秋には「花魁道中」で有名な「しながわ宿場まつり」品川祭りも開催されています。
その一画にあるのが「炭火焼居酒屋・裏馬場(うらばんば)」。炭火焼きに特化した焼き鳥やジビエ肉、焼き野菜等を頂くことができる居酒屋さんです。
鶏肉は鳥取県産の大山鶏、ジビエは和歌山・古座川町の鹿や猪を使用。
現在、全国的に野生鳥獣害の被害が拡大しており、ジビエとしての有効利用が重要な課題になっていますが、このお店はその課題解決の一翼も担っています(臭みなどは全くなく、柔らかくて美味です)。
ちなみに他の私のお気に入りは、自家製の鶏皮サラミとレバーロール、だし巻き卵など。… 続きを読む
【豆知識】飲食店の経済的地位
新型コロナウイルス禍によって経済社会は大きな影響を受けていますが、特にダメージが大きい業種の一つが飲食店(外食)です。
リンク先の図192は、全国及び都道府県のGDP(国内(県内)総生産)に占める農林水産業及び宿泊・飲食サービス業のシェアを示したものです。
https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/05/192_inshoku.pdf
これによると、全国においては国内総生産における農林水産業のシェアは1.2%であるのに対して、宿泊・飲食サービス業のシェアは2.4%(うち飲食サービス業が約8割)と、約2倍となっています。
なお、農林水産業のシェアについては、欧米先進国においてはいずれも1%前後であり、日本が特に低い訳ではありません。… 続きを読む