【ブログ】ご挨拶(新年度に思うこと)

前略 陽春の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 さて、私こと、3月末に農林水産省を定年退職しました。公私にわたり、これまで支えて下さった多くの方々に感謝申し上げます。
 4月以降、当面は同じ農林水産省統計部に再任用いただきお世話になっています(勤務は水~金)。
 引き続きご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いします。… 続きを読む

【ほんのさわり】朱川湊人『花まんま』

-朱川湊人『花まんま』(2005.4、文芸春秋)-  https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163238401

 著者(しゅかわ・みなと)は1963年大阪府生まれ。出版社勤務を経て作家デビュー、本書で第35回直木賞を受賞されています。

 主人公は大阪の下町に住む小学生中学年の男児。
 4歳違いの妹が生まれた時は、お父さんと一緒に病院の前で万歳を叫びました(お父さんはその後、交通事故で死去)。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】花いっぱい応援プロジェクト

例年3月は、卒業式や送別会等のイベントやお彼岸需要により、花きの需要が最も高まる時期のひとつです(「花き(卉)」とは、切花や鉢花など観賞用の植物のこと)。

 しかしながら本年は、新型コロナウイルスの影響で各種イベントが中止されること等により、花きの需要が落ち込んでいます。
 このため、農林水産省では家庭や職場での花飾りや花の購入促進のキャンペーンを実施しています。

 具体的には、ホワイトデーを含む花を贈ったり胸ポケットに生花のコサージュを挿す取組みの推進・推奨、イベント等の開催自粛で余剰になった花を産地の生産者と連携しての販売、庁舎内や公共スペースでの花飾りのほか、公式SNSを通じた情報発信等を行っています。
(九州農政局作成のYoutubeはこちら)。… 続きを読む

【豆知識】切り花の購入額の推移

花は日々の生活に潤いをもたしてくれます。
 一般的に所得が上昇し経済が成熟するのに伴い、基礎的食料のような必需財から、花など生活の質を向上させる財へと需要(支出額)がシフトすると考えられますが、実際にはどうなのでしょうか。

 リンク先の図189は、家計における切り花への支出額の推移を示したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/03/189_kiribana.pdf

 これによると、2000年における1世帯当たりの切り花に対する支出金額は全世帯平均で11,553円でしたが、右肩下がりで推移しており、2019年には8,401円と7割強の水準に減少しています。… 続きを読む

【ブログ】身近なところに農があることの有難さ

令和元(2019)年度も残りわずかとなりました。
 様々な桜のほか、ベニバナトキワマンサク、アセビ等も咲き誇っています。1年のうちで、最もわくわくとし、心踊る季節のはずなのですが。

ところが今年の春は、新型コロナウィルス禍の暗雲が世界を覆っています。
 3月26日時点で世界で50万人近くが感染、2万人以上が死亡。

 このことは世界の経済にも大きな影響を与えています。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】桜と日本文学

  (福島・富岡町 夜ノ森)

古来、多くの和歌や俳句、小説に様々な桜が描かれています。それらは桜自体を描写したというよりは、作者の心情を反映したものです。
 以下、そのごく一部を紹介してみますが、これらを読むと、やはり日本人にとって桜は特別な花なのかも知れません。

「あしひきの … 続きを読む

【豆知識】桜の開花日

いよいよ桜の季節が近づいてきました。
 年々、桜の開花が早くなっている印象がありますが、実際にはどうなのでしょうか。

 リンク先の図188の桜色の折れ線グラフは、東京における桜の開花日を表しています。上ほど遅く、下ほど早いことを示しています。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/03/188_kaika.pdf

 これによると、年によって変動はありますが、1970年代頃まではおおむね3月25日~4月6日前後に開花していたのが次第に早くなり、1980年頃からはおおむね3月20日~3月30日の間、2000年代に入ると3月20日前後に開花する年が多くなっています。… 続きを読む

【ブログ】銀河鉄道バス、走る!

新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に収束せず、世の中には何とも不穏な空気に覆われていま す。
 休日はほとんど外出もせず。最近は少しペーパークラフトにハマっています。

 (昔の街並みと、中東に派遣中の護衛艦たかなみ)

しかし人々の思惑にかかわりなく、季節は移ります。… 続きを読む

【ブログ】ケインズの「国家的自給」

新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、予定していたイベント等の多くが中止または延期され、 あるいは参加を自粛したこともあり、拙ブログの更新も滞っています。

 そのようななかでも、時候は二十四節気の啓蟄を迎え、ひと雨毎に春が本格化しつつあります(花粉飛散もピークに!)。

ところで現在、5年毎の食料・農業・農村基本計画続きを読む

【ほんのさわり】駒崎弘樹『「社会を変える」を仕事にする』

-駒崎弘樹『「社会を変える」を仕事にする-社会起業家という生き方』(2011.11、ちくま文庫)-
 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480428882/  

 著者は1979年東京・江東区生まれ。
 大学在学中にITベンチャーの社長になるものの事業拡大路線に疑問を感じ、卒業と同時に仲間と袂を分かって退職。

 「社会の役に立ちたい!」と強く思うもののの具体像は見つけられず、実家から勘当される等の苦しい状況のなかで留学したアメリカで見たものは、ホームステイ先の同年代のホストブラザーが、2軒先の一人暮らしのお婆ちゃんの家の前の雪かきを当たり前のようにする姿でした。… 続きを読む

【オーシャン・カレント】葛力創造舎(福島・葛尾村)

阿武隈山地の山間部に位置する福島・双葉郡葛尾村(かつらおむら)は、東日本大震災前の時点で人口約1500人と、1950年代からすでに半減していました。

 そこに大震災と原発事故が発生。全村避難を強いられ、居住人口は一時ゼロとなりました。
 その後、2016年6月にはほとんどの区域で避難指示は解除されたものの、現在も居住人口は移住者を含めて400人程度にとどまっています。

 そのような過疎・高齢化が深刻化している葛尾村において、持続可能なコミュニティづくりのために取り組んでいるのが、一般社団法人 葛力創造舎(かつりょくそうぞうしゃ)です。… 続きを読む

【豆知識】国や社会に対する若者の意識

日本財団は、18歳の若者が何を考え思っているかについてのインターネットアンケート調査を継続して行っています。


 2019年9月下旬から10月上旬にかけで実施した20回目の調査では、国や社会に対する意識について調査しました。
 対象は日本、インド、インドネシア、韓国、ベトナム、中国、イギリス、アメリカの17~19歳の各1,000人です。

 リンク先の図187は、このなかの「自分の意識」についての回答結果をグラフ化したものです。
 https://food-mileage.jp/wp-content/uploads/2020/02/187_18sai.pdf続きを読む